2020年6月2日初掲、以降画像随時追加
京都市中京区の〈エースホテル京都〉(総支配人ニコラス=ジェームス・ブラック)が、2020年6月11日よりプレビュー期間としてソフトオープンします(UDホスピタリティマネジメント株式会社 エースホテル京都2020年6月10日プレスリリース)。
同ホテルは、当初は4月16日(木)に開業を予定していましたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響で、スケジュールが変更になっています。グランドオープンは、2020年後半の予定です。
参考:〈エースホテル京都〉の見どころ https://mag.tecture.jp/culture/20200420-2403/
エースホテルとしてアジア初となる〈エースホテル京都〉は、京都の歴史的建造物である旧京都中央電話局(設計:吉田鉄郎、1926年建造)の一部を保存して修復した棟と、新築棟とを融合した、複合商業施設「新風館」の中に新たにオープンします。建築デザインの監修は隈 研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所主宰)が手がけています。
ホテルの客室は、アメリカのエースホテルの内装も手がける、ロサンゼルスの事務所コミューンデザイン(Commune Design)がデザインを担当。西洋の建築家やデザイナーと日本の大工、芸術、工芸とのコラボレーションの歴史にインスピレーションを受けた、日本とアメリカ西海岸のアーティストや職人によるクラフト、自然、地域の素材、カスタムアートが、館内のいたるところに取り入れられています。
全室共通で、90代の現在もなお活躍の日本を代表する染色アーティスト・柚木沙弥郎氏による作品が客室を飾り、天然の玄昌石のタイルを張った浴室、ミナペルホネンによるカーテン、ペンドルトン社のベッドブランケットなど、エースホテルならではの洗練されたインテリアの構成です。
館内には、アメリカのフードシーンで話題のシェフが監修する2つのレストランと、日本初進出のコーヒーショップがオープン。
6月10日に配信されたプレスリリースでは、ホテルロビー1階に、日本初進出店としてオープンする、アメリカ・ポートランド発の人気のコーヒーショップ〈Stumptown Coffee Roasters(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)〉のビジュアルが公開されました。
ホテルのプレオープンを伝えた6月1日のプレスリリースでは、多数の受賞経験を持つ米国のシェフ3名が監修する、レストラン施設の詳細が発表されています。プレビュー期間中は、「PIOPIKO」と「Mr. Maurice’s Italian」にて特別メニューが提供されるとのこと。
ナオミ・ポメロイ(Naomi Pomeroy)によるメインダイニング、屋上庭園を望むアメリカンレストラン(レストラン名未定)は年内となる見込み。グランドオープン後は全てのレストランでフルメニューが提供されます。
所在地:京都府京都市中京区車屋町245-2 新風館内(Google Map)
主要用途:ホテル、店舗、映画館
敷地面積:6,384.73m²
構造形式:鉄骨造・地下鉄筋コンクリート造
規模:地下2階+地上7階
建物高さ:約31m
延床面積:約26,000m²
客室数:213室(客室部分2階-7階、保存棟26室、新築棟187室)
料飲施設:レストラン3店舗(うち1店は営業開始2022年予定)、コーヒーショップ1店
その他施設:オリジナルグッズショップ、ギャラリー、宴会場1、会議室3、ルーフトップ、屋上庭園、フィットネス・ジム、フォトブース
駐車場:なし
事業主:NTT都市開発
設計・監理:NTTファシリティーズ
建築デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所
施工: 大林組
着工:2017年10月
開業:2020年6月11日
エースホテル京都 公式ウェブサイト
www.acehotel.com/kyoto/