東京・渋谷に新たなランドマークが誕生します。JR渋谷駅の北側、高架沿いの宮下公園一帯が整備され、渋谷区立宮下公園、商業施設、ホテルなどが一体となった、新しいかたちのミクストユース型施設〈MIYASHITA PARK〉です。
〈MIYASHITA PARK〉は当初、今年6月に開業する予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響で延期となっていました。
参考【TECTURE MAG】2020年4月15日掲載
東京・渋谷「MIYASHITA PARK」開業予告ムービー
https://mag.tecture.jp/culture/20200415-2280/
「MIYASHITA PARK」の主要施設のひとつ、商業施設の名称がこのほど〈RAYARD MIYASHITA PARK(レイヤード ミヤシタパーク)〉に決定、7月28日(火)より段階的に開業することが発表されました(三井不動産 2020年7月2日プレスリリース)。
〈MIYASHITA PARK〉
プロジェクトアーキテクト:日建設計
設計・施工:竹中工務店
全長:約330メートル
敷地面積:約10,740m²
延床面積:約46,000m²
主要施設 規模と構造(カッコ内は運営組織):
・渋谷区立宮下公園(宮下公園パートナーズ / 構成企業:三井不動産、西武造園)
・商業棟〈RAYARD MIYASHITA PARK〉(三井不動産商業マネジメント)
南街区 1階-4階(11,846m² ※駐車・駐輪場を含まず):S造
北街区 地下1階-3階(12,018m² 駐車場含まず):S造+SRC造+RC造
・ホテル棟〈sequence MIYASHITA PARK〉(三井不動産ホテルマネジメント)
4-18 階(240室):S造
・駐車場:375台(南街区97台+北街区278台[そのうち243台が都市計画駐車場])
商業棟「RAYARD(レイヤード)」は、三井不動産グループが新たに展開する、公園一体型の商業施設ブランド。名称は、さまざまなヒト・モノ・コトが交わり、それらが複層的に交わることで、新しい価値が生まれる場所という想いを込め、“層・重なり”という意味の「LAYER」に、「RAY(光)+YARD(庭)」=光の当たる庭という意味を重ねています。
「RAYARD」の第1号物件が、この〈RAYARD MIYASHITA PARK〉であり、続いて、名古屋に〈RAYARD Hisaya-odori Park〉が9月18日に開業する予定です。
参考【TECTURE MAG】2020年6月29日掲載
SUPPOSE DESIGN OFFICEが空間デザインを手がける〈FabCafe Nagoya〉が名古屋〈Hisaya-odori Park〉に今秋オープン
https://mag.tecture.jp/culture/20200629-8872/
商業施設〈RAYARD MIYASHITA PARK〉は、北と南の街区に分かれています。[LOUIS VUITTON]のメンズ フラッグシップストア、2011年にニューヨークで創業したファッションブランド[KITH]の東京ストア、カナダのプレミアムアウターブランド[MOOSE KNUCKLES]など、日本初出店となる7店舗を含む、物販・飲食・サービスなどあわせて90店舗が出店します。
北側のホテル棟に入る〈sequence MIYASHITA PARK〉は、2020年8月1日に開業する予定です。同ホテルは三井不動産グループが展開する新たなホテルブランドで、自分のスタイルで、人や街との「やさしいつながり」を楽しむ次世代型ホテルを目指すとのこと。
第一弾が渋谷、第二弾が京都〈sequence | KYOTO GOJO〉、第三弾が東京・水道橋に〈sequence | SUIDOBASHI(仮称)〉が開業する予定です(三井不動産 2020年1月28日初出プレスリリース」より)。
〈MIYASHITA PARK〉には、このほか複合型エンターテインメント施設〈or〉も8月にオープンします。
全⻑330mの渋谷の新たな「ストリート」が、東京および世界に、新しいカルチャーを発信していきます。(en)
〈MIYASHITA PARK〉公式ウェブサイト
https://www.miyashita-park.tokyo/