CULTURE

〈BUNSHODO HOTEL〉が福岡・博多駅前にオープン

書店時代の土地の記憶と想いをアーカイブするホテル

CULTURE2020.07.08

福岡市博多区博多駅前に、2020年6月19日オープンした〈BUNSHODO HOTEL(ブンショウドウ ホテル)〉は、「本と居場所」をテーマに、「Archive(アーカイブ)」をコンセプトに掲げる異色のホテルです。

館内と客室内には、福岡にゆかりのある書籍と、福岡を中心に活動するイベント&レーベル「10zine(テンジン)」がセレクトした zine(アーティスト 製作の冊子)を用意。さらには、ホテル訪れる人々から本の寄贈を募る「ブックドネーション」を実施しているのも大きな特徴です。

これは、かつてこの地に文照堂という書店があったことに由来しています。ホテルの名称も書店名から。この地の歴史と人々の想いを受け継ぎ、蓄積(アーカイブ)し、未来に伝える役目を果たしながら、本を通じて人と場所のつながりを創出します。(DF)

1階エントランス正面のアートワークは、文庫本サイズのタイルで構成されている。福岡市の作陶アトリエ・錆枝 / sabie(さびえ)が1枚1枚焼き上げたもの。

マネージャーを務めるラスト・アリシャ・スザンヌ氏は、 〈ヒルトンポートランドダウンタウン(Hilton Port- land Downtown)〉にてフロントデスクなどを経て現職。かつて日本滞在中にホテルで体験した丁寧な対応に感銘を受けての就職。

1階のカフェラウンジ「TIMEZ ESPRESSO BAR &(タイムズ エスプレッソ バー アンド)」は宿泊客だけでなく誰でも利用できる。

施設ロゴマークは文照堂の「文」と「Archive」から着想を得たもので、ひとつなぎの時間の流れ・上質な空間の流れを表現したデザイン。

プロジェクトメンバー:
クリエイティブディレクション / ロゴデザイン:YATAI
設計・監理:Aya建築設計
意匠デザイン:Atelier koma(アトリエコマ)
施工:黒木建設
飲食店舗プロデュース:TAGSTÅ
撮影:graphy
zine提供:10zine

〈BUNSHODO HOTEL〉
開業日:2020年6月19日
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前二丁目12番13号
客室数:26室(ダブル12室 ツイン4室 フォース10室)
マネージャー:RAST ALISHA SUZANNE
運営:Local Design Holdings

公式ウェブサイトhttps://www.ldhd.co.jp/bunshodo/

SNS Instagramアカウント:@bunshodo_hotel

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