CULTURE

野老朝雄 初の作品集『野老紋様集 2001–2021→』

CULTURE2021.06.20

美術家・野老朝雄氏の初の作品集が2021年5月に刊行されました。

野老氏は、作品を通して社会や人を「つなげること」をテーマに、これまでひたすら「紋」をつなげて「紋様(パターン)」を描き続けてきました。本書は、美術・建築・デザインなどのジャンルを横断しつつ、氏が願う平和のために「紋様」をつなぐという約20年にもわたる活動をまとめたもの。「野老ワールド」を堪能できる1冊です。

『野老紋様集 2001–2021→』美術出版社 2021

『野老紋様集 2001–2021→』中面より

『野老紋様集 2001–2021→』美術出版社 2021

『野老紋様集 2001–2021→』中面より

『野老紋様集 2001–2021→』美術出版社 2021

『野老紋様集 2001–2021→』中面より

幾何学原理に基づいて制作された無数の「紋様」作品から、約280点を厳選して収録。制作過程の貴重な図版も併載し、作品が生まれる過程を丁寧に紐解きます。
また、作家と20年来の友人である建築家・デザイナーの長岡 勉(POINT代表)によるエッセイ、インタビューも収録。作品と展覧会の一覧も収め、野老作品の本質に迫ります。

『野老紋様集 2001–2021→』美術出版社 2021

『野老紋様集 2001–2021→』中面より

野老朝雄(ところ あさお)プロフィール
幼少時より建築を学ぶ。ロンドンのAAスクールに留学し、建築家・美術家の江頭 慎(えがしら しん / に師事。2001年9月11日より「つなげること」をテーマに紋様の制作を開始。美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続けている。単純な幾何学原理に基づいた、定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計、制作も行なっている。
主な作品に、東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムに採用された「組市松紋」のデザイン、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなど。

『野老紋様集 2001–2021→』美術出版社 2021

『野老紋様集 2001–2021→』表紙(帯付き)

『野老紋様集 2001–2021→』

著者:野老朝雄
判型:A5判変型(148×148cm)
ページ数:320ページ
言語:日本語・英語
価格:3000円+税
ISBN:978-4568105278
発売日:2021月5月11日
発行:美術出版社
https://bijutsu.press/books/4736/

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

野老朝雄氏 関連記事

COMPETITION & EVENT2021.06.11
野老朝雄×noizによる企画展「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】 幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」
CULTURE2021.06.05
野老朝雄デザイン+田中浩也サポートによる、再生プラスチックを原料に3Dプリンタで出力した立体で構成される「組市松紋」の表彰台
COMPETITION & EVENT2020.11.29
萬代基介が設計したパビリオンで松尾高弘によるプリズムインスタレーション展「PRISM / GLOW」11/27-12/25開催
COMPETITION & EVENT2020.08.23
閉廊するLIXILギャラリー最後の企画展 隈研吾作品をVRで鑑賞するオンライン展「Multiplication」

RECOMMENDED ARTICLE

  • TOP
  • CULTURE
  • ART
  • 野老朝雄 初の作品集『野老紋様集 2001–2021→』
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ