CULTURE

坂茂設計のレストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉が淡路島にオープン

CULTURE2021.11.20

建築家の坂 茂氏が設計したレストラン〈陽・燦燦〉が兵庫県・淡路島に2021年10月31日にオープンしました(陽・燦燦 読み:はる さんさん)

同店の立地は、明石海峡大橋に近い、淡路島の北西端部の野島常盤(のじまときわ)。パソナグループ傘下の企業で、農業分野での人材育成事業などを展開するパソナ農援隊の運営で、レストランに先行して10月2日に開業した農業と食の体験型施設[Awaji Nature Lab&Resort]の施設内にオープンしたもの。主要コンテンツの1つを構成します。

坂 茂(ばん しげる)氏 近影

坂 茂(ばん しげる)氏プロフィール
東京⽣まれ。1985年坂茂建築設計を設⽴。1995年災害⽀援活動団体・ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)設⽴。紙管を使った災害時の復興住宅などで知られる。
主な作品に、⼤分県⽴美術館、静岡県富⼠⼭世界遺産センター、ラ・セーヌ・ミュージカルなどがある。受賞・受勲では、プリツカー建築賞(2014)、フランス芸術⽂化勲章コマンドゥール(2014)、マザー・テレサ社会正義賞(2017)、紫綬褒章(2017)など多数。慶應義塾⼤学環境情報学部教授。

農家レストラン〈陽・燦燦〉ではいずれ、屋根に茅(かや)が葺かれる予定で準備が進められています(下の写真)。茅葺きの作業は来園者も体験できる見込み。

坂茂建築設計 農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉と農園

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉と前面の農園(画像提供:パソナグループ)

同レストランでは、レストラン周辺の畑で育てた野菜をはじめ、金猪豚(ゴールデン・ボア・ポーク)や米粉など淡路島産食材にこだわり、発酵醸造料理人の伏木暢顕(ふしき のぶあき)氏と、世界の料理人1,000人に選ばれた奥田政行氏の監修のもと、新鮮な食材の本来の味を生かした調理法で料理を提供します。
また、レストランにはその日の朝に収穫した新鮮な地元野菜を販売するマルシェも併設されます。

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉メニュー(イメージ)

農家レストラン〈陽・燦燦〉メニュー(イメージ)の例、右は看板メニューの「ゴロゴロ野菜のシチュー」

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉メニュー(イメージ)

農家レストラン〈陽・燦燦〉メニュー(イメージ)

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉メニュー(イメージ)

農家レストラン〈陽・燦燦〉メニュー:左「まるごと玉ねぎのアヒージョ」、右「畑のティラミス」

坂茂建築設計 農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉店内

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉店内(画像提供:パソナグループ)
画面手前:ランプのシェードは木製で角度調整が可能

坂茂建築設計 農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉テラス席

農家レストラン〈陽・燦燦(はる・さんさん)〉テラス席(画像提供:パソナグループ)


[Awaji Nature Lab&Resort]は、自然と共生する“農ある暮らし”をテーマに、農・食・住の体験を通して持続可能なライフスタイルを提案するサステナブルガーデンです。日常の消費行動などを変える自然環境や、健康に配慮した価値観を醸成することを目的としています。

Awaji Nature Lab&Resort(淡路ネイチャーラボ&リゾート)計画イメージ

自然に囲まれた約38,000㎡の広大な敷地に、“農・食・住”をテーマにした4つのコンテンツ、フィールドワーク・農園、農家レストラン[*1]、農園付き自然循環型滞在施設[*2]、自然と暮らし研究所(ラボ)の主要4コンテンツの施設をオープンあるいは建設中です。

1.フィールドワーク・農園
2021年10月2日オープン
施設概要:自然と共生し、心身の健康と豊かな暮らしを実現するきっかけづくりを提供。環境への負荷を最小限に抑えるコンポスト(堆肥)づくりなど気軽に参加できるものから、通年で専門知識を学べるコンテンツまで提供する。

2.農家レストラン:〈陽・燦燦〉
2021年10月31日オープン
建築家の坂 茂氏(坂茂建築設計)が設計した農家レストラン[*1]
淡路島産食材や、施設内で自然栽培で育てた野菜など、地産地消の料理を提供する。無農薬野菜や和ハーブなどを中心に、健康に配慮し、素材そのものの味や香りを楽しめる。マルシェも開催。レストラン利用者は、施設内で収穫した野菜をシェフに調理してもらうこともできる。
また、施設内で出た食品廃棄物は、野菜栽培などに利用するバイオマスエネルギーとして活用し、食品ロスの軽減に寄与する。

店舗概要
座席数:約140席(テラス席を含む)
レストラン営業時間:10:00-18:00(17:00L.O.)
定休日:水曜
https://www.awaji-nlr.com/harusansan

3.自然循環型滞在施設+農園
2022年秋以降開設予定
施設の建材や内装材、アメニティなど可能な限り自然素材を使用し、環境に配慮した滞在施設[*2]。電気・ガスなどの利用にも、太陽光やバイオマスなど再生可能エネルギーを積極的に活用し、利用者は自然と一体となった住空間を体感できる。農業体験ができる利用者専用エリアも用意。

4.ラボ「自然と暮らし研究所」
2022年春開設予定
SDGs事業・自然循環型のものづくりを行う企業や職人、大学、研究機関など、専門性のある人々が集い、セミナーやSDGs事業の展示品などを通じて、情報発信を行う予定。

〈陽・燦燦〉および自然循環型滞在施設計画地

〈陽・燦燦〉建設中の俯瞰(空地は自然循環型滞在施設の計画地)

*1.滞在施設11棟の設計デザイン案は、パソナ農援隊と雑誌『Pen』を発行するCCCメディアハウスとの共催により、今年8月末から9月にかけて実施されている。審査員の構成およびコンペ当選者は現時点で未発表。コンセプトは、自然と共生する「農ある暮らし」。
コンペ概要(受付は終了しています):https://pasona-nouentai.co.jp/awaji_nlr/


*2.農家レストランとは:農業者が自己の生産する農畜産物に加え、同一市町村内又は農業振興地域内で生産される農畜産物を主たる材料として調理して提供する施設

[Awaji Nature Lab&Resort]施設概要

日本語標記:淡路ネイチャーラボ&リゾート
所在地:兵庫県淡路市野島常盤字源八1510-4(Google Map)
開業:2021年10月2日 ※一部施設は建設中、グランドオープンは2022年秋以降の予定
公式Webサイト
https://www.awaji-nlr.com/

Awaji Nature Lab&Resort(淡路ネイチャーラボ&リゾート)イメージ

画像提供:パソナグループ

[Awaji Nature Lab & Resort]に関するパソナグループ プレスリリース(2021年8月27日)
https://www.pasonagroup.co.jp/news/index112.html

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