CULTURE

プリツカー賞受賞者ディエベド・フランシス・ケレ氏 インタビュー動画

「建築で夢を与え、背中を押し、パラダイムを変えたい」

CULTURE2022.03.16

ディエベド・フランシス・ケレ氏の、プリツカー賞 2022年 受賞に際してまとめられたインタビュー動画が、プリツカー賞のページで公開されています。

動画とともに、この内容を日本語に抄訳したテキストを、ご覧ください。


(以下、ディエベド・フランシス・ケレ氏の発言を抄訳)

建築は主に、人類への奉仕です。人間が自らを成長させ、幸福になれるような環境をつくること。それを私は“幸福”と呼んでいます。

私の哲学は、すべての人が品質という点で贅沢に値する、つまり、貧しい人々にも手が届くということです。私が設計する建物は、利用者にインスピレーションを与えるものでありたいと思っています。

建物を使う人を幸せにするためには、その場所に何があるのかを考え、調べることが基本だと思います。

建築家として私ができる貢献は何なのか。状況を変えるには、どうすればいいのか?

暑い気候の中で建てるとき、最初に考えるべきことは何でしょう?
冷却装置がなくても、どのように建物をつくることができるでしょう?
代替案として、何があるでしょう?

どのようにすれば、自分がいる場所の建築的な条件を改善できるか、より良いサービスを提供できるかを思い巡らせてください。

建物は、低所得者層の人々だけでなく、高所得者層のためでもあります。彼らはインスピレーションとイノベーションを求めているのです。

そして、それは私たちが探さなければならないものです。
既存の状況を変えるため、そして環境に大きな負担をかけずに人々にインスピレーションを与えるような建物をつくるために、建築家としてどのように貢献できるでしょうか?

私は、自分のつくる建物が、使う人に感動を与えるものでありたいと願っています。
使う人が幸せになり、夢を持ってほしい。
人々に夢を与え、人々の背中を押し、本当にパラダイムを変えることが、建築で実現したいことなのです。

私は、創造と革新を目指しています。

—(場面が切り替わって)—

このインフラを成長させるため、人々は私の創造力を必要としていると思います。
それが私を後押しするエネルギーであり、私の原動力なのです。


力強く、確信に満ちた発言の数々。
ケレ氏のこれからの歩みにも、注目が集まります。
(jk)

Kéré Architecture
https://www.kerearchitecture.com

 

(公開されたほかの動画)

Symbolism and Light

——
Gando

——
Worlds Apart

——
Bioclimatic Solution


ケレ氏のTEDでのスピーチはこちら。「Read transcript」ボタンで、日本語訳を読むこともできます。

「土でどのように建てるのか、どうコミュニティをつくるのか」

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

プリツカー賞 2022年受賞発表

CULTURE2022.03.16

プリツカー賞 2022年受賞はディエベド・フランシス・ケレ氏!

西アフリカのブルキナファソ出身。“地域社会のために泉をつくる”活動が評価

プリツカー賞関連記事

COMPETITION & EVENT2021.03.17

2021年プリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞

The 2021 Pritzker Prize Laureates: Anne Lacaton and Jean-Philippe Vassal
CULTURE2020.03.03

2020年プリツカー賞はグラフトン・アーキテクツが受賞

女性の建築家ユニットの選出は初
  • TOP
  • CULTURE
  • ARCHITECTURE
  • プリツカー賞受賞者ディエベド・フランシス・ケレ氏インタビュー動画
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ