COMPETITION & EVENT

築60年の民家を改装したオルタナティヴスペース〈などや / nadoya〉が東京・恵比寿にオープン、こけら落とし展はTAKT PROJECTの「glow ⇄ grow」

東京・恵比寿に、築60年の民家を改装したオルタナティヴスペース〈などや恵比寿〉がオープンしました。

「などや(nadoya)」は、建築ディレクターの岡村俊輔氏(下の写真)と、テクニカルディレクターの遠藤 豊氏(LUFTZUG)が立ち上げたもので、芸術、文化、食、生活など、多様な発展と変化に対して敏感に作用してゆくことができる場の構築を目指した施設であり、コンセプトでもあります(プレスリリースより)。

岡村俊輔氏( 〈などや恵比寿〉にて(撮影:jk)

2020年の始動にあたり、こちらの恵比寿(恵比寿西1丁目)と、代々木上原(渋谷区西原3丁目)の2カ所に拠点を置き、そのどちらもあと数年で取り壊される予定の約60年の民家を、建物の風合いを残しつつ、建築工法のスタディを重ねながら改修を突けており、展示やアトリエ、プライベートキッチン、レジデンスなど、さまざまな目的の場として活用できるオルタナティヴスペースとして、人々を呼び入れながら実験的なプロジェクトを行い、創造的な交流ハブとして機能することを目指しています。

〈などや代々木上原〉では、キッチンを拡張し、食を切り口としたコミュニケーションスペース”ダイドコロ”を、〈などや恵比寿〉では、通りに面した壁面の2F部分を大きく開口し、「浮遊ギャラリー」を開設しています。

〈などや恵比寿〉工事中

〈などや恵比寿〉

〈などや代々木上原〉工事中

〈などや代々木上原〉

恵比寿の「浮遊ギャラリー」は、室内と街の中間領域のような、24時間鑑賞が可能な空間で、ここから、アートやデザインをはじめとする、さまざまな領域のクリエイティブを発信していきます。

「浮遊ギャラリー」のこけら落としとして、吉泉聡氏が率いるデザインファーム・TAKT PROJECTが、2019年11月に都内で開催されたアートイベント「Any Tokyo」にて発表した作品〈glow ⇄ grow : globe〉が展示されます。

TAKT PROJECT〈glow ⇄ grow : globe〉2019

photo: en

TAKT PROJECT 代表 吉泉 聡氏(デザイナー)

TAKT PROJECT 代表 吉泉 聡氏(デザイナー)

TAKT PROJECTについて:
吉泉 聡を代表に、2013 年設立。東京をベースに活動するデザインスタジオ。既存の枠組みを揺さぶる実験的な自主研究プロジェクトを行い、その成果をミラノデザインウィーク、デザイン マイアミ、パリ装飾美術館、香港M+、21_21DESIGN SIGHT など国内外の美術館やデザイン展覧会で発表・招聘展示。その研究成果を起点に、さまざまなクライアントとコラボレーション、「別の可能性をつくる」多様なプロジェクトを具現化している。
Dezeen Awards 2019 (英)Emerging Designers of the year、DesignMiami/ Swarovski Designers of the Future Award2017(瑞)、iF Design Award(独)、 Red Dot Design Award(独)、 German Design Award(独)、 Good Design Award(日)など国内外のデザイン賞を多数受賞。また作品は、香港の美術館〈M+〉に永久収蔵されている。
https://www.taktproject.com/ja/

〈glow ⇄ grow : globe〉は、TAKT PROJECT の自主的な研究プロジェクトで、光で固まる樹脂を、プログラミングされたLEDの光源で直接硬化することで、氷塊や鍾乳洞のように成長していくという作品です。

TAKT PROJECT〈glow ⇄ grow : globe〉2019

〈glow ⇄ grow : globe〉at AnyTokyo 2019 photo by Takumi Ota

TAKT PROJECT〈glow ⇄ grow : globe〉2019

〈glow ⇄ grow : globe〉at AnyTokyo 2019 photo by Takumi Ota

昨秋の展示は、洋館〈kudan house〉のB1Fの1室で、光がほとんど入らない空間での鑑賞でしたが、今回は、日中は自然光も入る、空間での展示となります。

オルタナティヴスペース〈などや恵比寿〉外観

〈などや恵比寿〉外観(夜間)

今回の展示では、昨年の「Any Tokyo」で展示していたものに加えて、2Fの和室にて新たに〈glow ⇄ grow〉を展示。徐々に成長してゆくさまを、twitchでライブ配信しているのも見どころです。(en)

twittiライブ配信URL
https://www.twitch.tv/nadoya_jp

〈glow ⇄ grow〉コンセプト
姿形を完成させるデザインではなく、機能が新たな機能を生んでいく、そのプロセス自体のデザイン。光で固まる樹脂を、プログラミングされた光を放つLEDで直接硬化することで、LED自体が姿を変えながら光り続ける。氷塊や鍾乳洞のように成長するその姿は、光に様々な表情を与え、そしてまた、光によって新たな姿を獲得し成長していく。それは、自然の模倣ではない。
制御という人工的な操作に、自然の原理を取り込む人工と自然の融合のプロセスである。自然と人工、自律と制御、未完と完成といった、相反する様々な事柄をつなぐ存在。それらがつくり出す、自然でも人工だけでもない新たな環境のインスタレーションである。(TAKT PROJECT 代表 吉泉 聡)

「glow ⇄ grow」

アーティスト:TAKT PROJECT
会期:2020年12月14日(月)〜2021年2月14日(日)
開場時間:2F「浮遊ギャラリー」24時間 / 1F などや恵比寿 室内展示 金・土・日曜 12:00-18:00
休廊日:平日 月曜〜木曜、2020年12月29日(火)〜2021年1月3日(日)
会場:などや恵比寿「浮遊ギャラリー」(東京都渋谷区恵比寿西1-17-14(Google Map
入場:無料 / アポイントメント制(連絡はメールにて:ciao[@]nadoya.jp)
注.COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止の観点からスケジュールが変更される場合あり。最新の情報は会場の公式ウェブサイト・SNSを参照してください。

〈などや恵比寿〉では、「浮遊ギャラリー」での展示のほか、テキスタイルアーティストのミズタユウジ氏による、2020年12月から約1年におよぶアートプロジェクト「”The un-grieving process” by Yuji Mizuta (- 悲しまない5段階 – ミズタユウジ)」もスタートします。詳細は、「などや(nadoya)」の公式ウェブサイト・SNSを参照してください。

nadoya ebisu / アートプロジェクト"The un-grieving process" by Yuji Mizuta (- 悲しまない5段階 - ミズタユウジ)

“The un-grieving process” by Yuji Mizuta

主催:などや、株式会社なんぞ(nanzo Inc./ 2020年9月設立)
nadoya プロデュース:遠藤 豊(LUFTZUG)、岡村俊輔
公式ウェブサイト・SNS
https://www.nadoya.jp/
https://www.facebook.com/nadoya.jphttps://www.instagram.com/nadoya.jp

RELATED ARTICLE

  • TOP
  • COMPETITION & EVENT
  • EVENT
  • 築60年の民家を改装したオルタナティヴスペース〈などや / nadoya〉が東京・恵比寿にオープン、こけら落とし展はTAKT PROJECTの「glow ⇄ grow」