COMPETITION & EVENT

「Cultural Synthesis in "THE MODULE roppongi”」

TAKT PROJECT、we+ら多数参加のオープニングイベント

2021年10月13日初掲、11月5日・13日vol.2情報追記

東京・六本木7丁目に、ショップ、ショールーム / ギャラリー、オフィス、ソーホーのフロアからなる複合施設〈THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)〉がこのほど竣工。多様なヒト・コト・モノが集まり、感性を刺激するクリエイティブプレイスとして、目指す未来へと続くイベントとして、10月8日から約3カ月間にわたり、アート、デザイン、ファッション、パフォーマンスなどの文化事業に携わるクリエーターや団体に場を開放するイベント「Cultural Synthesis in “THE MODULE roppogi”」が開催されます(以下、敬称略)

EXHIBITIONS and POP UP SHOP

Vol.1
吉本和樹 & 来田広大「Studies 場所に触れる」

会期:2021年10月8日(金)〜10月30日(土)終了
開場時間:12:00-18:00
休場日:日・月曜・祝日
入場は予約制

吉本和樹

吉本和樹 近影

来田広大

来田広大 近影

私たちを取りまく環境に置いて、「場所」とはどういった存在で、どのような意味や関係があるのか。また、特定の場所やそこで起こる現象を知覚すること、表象するということは、どういった行為なのか。フィールドワークというアプローチを起点として制作活動を行っている、写真家の吉本和樹と画家の来田広大の作品を通して、これらの問いについて考察を試みる。
吉本和樹は、写真を表現媒体とし、場所に対して人々が抱くイメージやその場所が持つ機能や力、そこに向けられるまなざしをテーマに活動している。来田広大は、国内外のさまざまな場所との関わりから、移り変わる風景のなかで「消え去っては立ち上がる記憶の媒体としての絵画」を求め、そのアプローチ方法として、定着しないチョークを用いて作品を制作している作家。
Supported by CLEAR GALLERY TOKYO


Vol.2
ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT
「route to root -retracing the story of down.-」

会期:2021年11月5日(金)〜11月14日(日)
開場時間:10:00- 18:00 19:00まで時間延長
休場日:なし・会期中無休

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

Photo by Daisuke Ohki

1987年に米国・カリフォルニアで創業した、世界有数のダウン・フェザーのサプライヤー・ALLIED FEATHER&DOWN(アライド フェザー&ダウン)。世界各国のファッション、アウトドアウェア、寝具ブランドなどに、サスティナブルな条件下で製造された、軽量で柔らかく、嵩高性に優れた極めて上質な羽毛素材を供給している。

ALLIED FEATHER+DOWN

本エキシビジョンでは、国内外のデザイン賞を数多く受賞しているデザインスタジオ・TAKT PROJECT(タクト プロジェクト / 代表:吉泉 聡)が、幻想的な空間でアライド フェザー&ダウン社のフィロソフィーを表現する。

ALLIED FEATHER&DOWN
https://alliedfeather.com/

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

ダウンジャケットは、自然の恵みで満たされている。
その恵みを纏い、寒さが厳しいフィールドでも美しい自然と繋がってきた人間。
ダウン・フェザーを製造する事は、自然を尊重し、自然と関わり続けるための営みなのだ。

このインスタレーションは、そんなALLIED FEATHER&DOWNの営みを追体験してもらう事を目指した。

ダウンジャケットから遡り、自然の恵みをもたらすグース・ダックまで、その道程におけるストーリーを、ダウンボールで生み出した「ルート」の中に点在させる空間として表現した。
自然素材であるダウンボールで生み出されたその景観は、わずかな風で刻々と変化し続け、ダウンジャケットが向き合う自然の小さなランドスケープの様でもある。

六本木という都心にありながら、ダウンジャケットという身近なプロダクトから自然との繋がりへと思いを繋ぐインスタレーションである。(TAKT PROJECT)

TAKT PROJECT
https://www.taktproject.com

吉泉 聡(TAKT PROJECT代表)近影

吉泉 聡(TAKT PROJECT代表)近影

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

Photo by Daisuke Ohki

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

Photo by Daisuke Ohki

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

Photo by Daisuke Ohki

ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT 「route to root -retracing the story of down.-」

Photo by Daisuke Ohki

# ALLIED FEATHER&DOWN × TAKT PROJECT「route to root -retracing the story of down.-」パイロットフィルム(2021/11/04)
Art direction: Takuma Hayashi / Videography: Daisuke Ohki / Model: Minako Suzuki

インスタレーションデザイン:TAKT PROJECT
テクニカルディレクション:遠藤 豊(LUFTZUG)
グラフィックデザイン:林 琢真
映像撮影:井上 良
写真・映像撮影:大木大輔
モデル:鈴木美奈子、水田祐史
施工:HAKUTEN
企画・PR:鷹箸 廉、濱崎幸友(noie.cc)/ 山本真澄

主催:Double Eye International.co.,Ltd
協力:リアルゲイト、HAKUTEN、Cultural Synthesis
会場協力:ザ モジュール ロッポンギ
協力ブランド:ADAM ET ROPÉ、BEAMS、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS、EN ROUTE、Foxfire、JUGEM、MAMMUT、SHIPS


Vol.3
スタジオ発光体「六本木 空想マーケット」

会期:2021年11月22日(月)〜11月28日(日)
開場時間:10:00-18:00

東京・八王子市に拠点を構えるスタジオ発光体は、プロダクトデザイナー、アーティストの岩元航大が運営する、デザイナーやアーティストのための会員制シェア工房兼シェアスタジオ。今回のイベントでは、ファッションやデザイン・アート・工芸など、各分野で活躍する若手クリエイターが自らがオーナーとなるポップアップショップを開店、来場者に直接、作品やプロダクトを販売する。

スタジオ発光体 ロゴ

スタジオ発光体
https://www.studio-hakkotai.com/


Vol.4
現代手工業乃党 16th Exhibition「still in the motion」

会期:2021年12月3日(金)〜12月8日(水)
開場時間:12:00-18:00

現代手工業乃党は、モノづくりの過程でデザインから製作までを担う、デザイナー・技術者が集う団体。先人たちが築き上げてきたモノづくり文化を受け継ぎ、独自の感性でこれを発展させ、次世代へと引き継いでいくことを目指す。大量消費用の既製品でなく、アンティークや伝統工芸品にもない「現代的な手工業」という、新しいカテゴリーのプロダクトを展示する。

現代手工業乃党 ロゴ

現代手工業乃党
https://modern-mp.jp/


Vol.5:crewimburnny「null」

公演日:2021年12月24日(金)〜26日(日)
日時(全5回)
12月24日(金)19:00
12月25日(土)14:00 / 19:00
12月26日(日)14:00 / 19:00
※開場および受付は各公演の30分前より開始
チケット料金(税込):4,000円 / 配信:2,500円
前売り券発売日:10月24日(日)

出演:阿竹花子 丹野晶子 佐藤想子 桑原史香 杏 あきこ 津ヶ谷早稀 光こ 大畑沙織 Marco
振付・演出:菅尾なぎさ
音楽:佐藤公俊
美術:we+(ウィープラス)

佐藤公俊

佐藤公俊 近影

we+(林 登志也、安藤北斗)近影

we+(林 登志也、安藤北斗)近影

菅尾なぎさが主宰する、ダンスカンパニー「crewimburnny(クリウィムバアニー)」が、音楽に佐藤公俊、美術に、林 登志也と安藤北斗によるコンテンポラリーデザインスタジオ・we+を迎え、新作公演を行う。

協力:LUFTZUG, テレビマンユニオン
共催:THE MODULE roppongi
主催:クリウィムバアニー
http://crewimburnny.net

crewimburnny(クリウィムバアニー)公演風景

crewimburnny 2019「NΔU」 photo 丹澤由棋


「Cultural Synthesis in “THE MODULE roppongi”」開催概要

会場:THE MODULE roppongi 2F #205
所在地:東京都港区六本木7-21-24Google Map
会期(全体):2021年10月8日(金)〜12月26日(日)
休場:展示入替期間ほか(上記)
開場日・時間は展示により異なる(上記)
企画運営:CSY実行委員会 / 松崎裕紀(CLEAR GALLERY TOKYO)、遠藤 豊(LUFTZUG)、山本真澄
主催:THE MODULE roppongi

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)等感染予防・拡大防止のため、行政からの要請などにより、予定会期や内容が変更になる場合あり
※会場ではCOVID-19対策を実施
※来場予約方法などの詳細・最新情報はSNSにて随時発表

@culturalsynthesis
https://www.instagram.com/culturalsynthesis/


THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)外観

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)外観

〈THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)〉の貸主は、都心部において、クリエイティブオフィス・オーダーメイドオフィスを軸に、60棟を超える中小築古ビルの再生・運営及び新築の企画運営事業を行っているリアルゲイト。
入居者のクリエイティビティをサポートする5つのコンテンツ「ART」「FRAGRANCE」「SOUND」「EAT」「HEALING」を用意(下記は8月5日発表時点)。ガラスウォールとブルータイルの異なるマテリアルで構成される外装デザインは、施設のコンセプトである「多様な感性や個性が集まるクリエイティブプレイス」を表現しているとのこと。

施設のエクステリア・インテリアデザインは、東京・渋谷の〈TRUNK HOTEL〉ホテル棟のインテリアデザインなどを手掛けている、Jamo associates(ジャモアソシエイツ)が担当しました。

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)フロアマップ

フロアマップ

フロア構成
1F SHOP
2F SHOW ROOM / OFFICE
3F-5F OFFICE
6F PREMIUM SOHO
ROOFTOP TERRACE

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)イメージ

〈THE MODULE roppongi〉1F エントランス イメージ

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)イメージ

2F フロア イメージ

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)イメージ

〈THE MODULE roppongi〉3F ラウンジ イメージ

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)イメージ

ルーフトップ イメージ

「ART」
六本木7丁目にCLEAR GALLERY TOKYOを構えるアートディレクター、松崎裕紀がアートディレクションを担当。インテリアとアートが融合した空間を実現。

「FRAGRANCE」
100%天然香料のオリジナルフレグランスをラウンジに導入。ペパーミントやクラリセージ、バランサーと呼ばれるシトラスハーブと、深い落ち着きを感じるシダーウッド、甘さとスパイシーさのある木質系を組み合わせた香りが、心と身体を穏やかに整え、心地良く快適なワークスタイル空間を表現。

「SOUND」
エントランスとラウンジに流れるオリジナルサウンドを、空間サウンドデザイナー、SOUND CoUTURE(サウンドクチュール)が創作。時間帯や空間に合わせて繊細に変化する。

THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)構成

入居者のクリエイティビティをサポートする館内主なコンテンツ「ART」「FRAGRANCE」「SOUND」「EAT」「HEALING」(EAT、HEALING コンテンツは準備中)

〈THE MODULE roppongi(ザ モジュール ロッポンギ)〉

所在地:東京都港区六本木7-21(Google Map
用途:店舗、事務所、共同住宅
工事種別:新築
構造:鉄骨造
規模:地上6階建
延床面積:3,332.82m²(1,008.17坪)
区画面積:最小面積15m²~最大面積167m²台
エクステリア・インテリアデザイン:Jamo associates
アートディレクション:松崎裕紀
オリジナルサウンドデザイン:SOUND CoUTURE inc.
竣工:2021年9月末日
貸主:リアルゲイト

〈THE MODULE roppongi〉公式Webサイト
https://themodule.jp/

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン

リアルゲイト 関連記事

COMPETITION & EVENT2020.07.15
ヴィンテージマンション・原宿コープオリンピアにクリエイター向け複合施設が今秋オープン、入居希望者向け内覧会を8月3日、4日に開催

TAKT PROJECT / 吉泉 聡氏 関連記事

COMPETITION & EVENT2020.12.19
築60年の民家を改装したオルタナティヴスペース〈などや / nadoya〉が東京・恵比寿にオープン、こけら落とし展はTAKT PROJECTの「glow ⇄ grow」
FEATURE2021.09.30

淺沼組名古屋支店がサステナブルにリニューアル

川島範久氏が参画、ニューノーマル時代のこれからのオフィス像を提示【取材レポート】
FEATURE2022.06.06

ミラノデザインウィーク 2022年の見どころは?

世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、ミラノサローネとフオリサローネ
COMPETITION & EVENT2022.10.14

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022」の見どころ・まとめ

永山祐子氏による大型インスタレーション「うみのハンモック」が芝生広場に登場
FEATURE2023.04.17

2023年「ミラノデザインウィーク」見どころ

世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、ミラノサローネとフオリサローネ 4年ぶりの4月開催
COMPETITION & EVENT2023.03.07

京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」

TAKT PROJECT、GO ONほか20組が出展する会場を佐野文彦氏がデザイン
COMPETITION & EVENT2023.06.15

21_21 クロストーク vol.4「The Original」×「Material, or 」

土田貴宏氏と吉泉 聡氏が登壇、開催中の企画展から次の企画展にバトンをつなぐトークイベント 6/15(木)20:30より開催
COMPETITION & EVENT2023.07.10

21_21 DESIGN SIGHT企画展「Material, or 」

ディレクターは吉泉聡、人とマテリアルのつながりを読み解き、再発見することを試みる展覧会

we+(ウィープラス) 関連記事

COMPETITION & EVENT2022.05.16

we+(ウィープラス)の個展

we+ Research Project「Nature Study: MIST」浅草 nomena Galleryにて5/22まで
FEATURE2022.06.06

ミラノデザインウィーク 2022年の見どころは?

世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、ミラノサローネとフオリサローネ
COMPETITION & EVENT2022.07.26

「第1回国際海洋環境デザイン会議」7/30開催

深澤直人、we+(林登志也、安藤北斗)、大城健作、倉本仁、山野英之ら登壇
FEATURE2023.04.17

2023年「ミラノデザインウィーク」見どころ

世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、ミラノサローネとフオリサローネ 4年ぶりの4月開催
COMPETITION & EVENT2023.06.15

海苔×ARAKAWA GRIP「Less, Light, Local」

素材の可能性を探究するwe+のプロジェクト、ミラノからの凱旋展
COMPETITION & EVENT2023.10.05

「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads —理想の糸を求めて」

須藤玲子氏率いるNUNOとwe+(ウィープラス)が再びコラボ、堀川新文化ビルヂング開館2周年記念展
COMPETITION & EVENT2023.11.19

we+「表現する素材展 More than Materials」HANEDA INNOVATION CITY ®︎にて11/26まで開催

[Report]大田区内のものづくりの現場・町工場で蒐集した75点を展示

RECOMMENDED ARTICLE

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ