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巨大な「誰かの顔」が東京の空に出現!現代アートチーム目[mé]による〈まさゆめ〉再び

2021年8月13日初掲、8月28日トークイベント概要追記

現代アートチーム目[mé]によるアート作品〈まさゆめ〉が、8月13日の早朝の数時間、東京都内に浮かび上がりました(上の画像 撮影:津島岳央)。2021年7月16日に東京都心部で作品が初披露されたのに続き、今回が2回目となります。

〈まさゆめ〉は、現代アートチーム目[mé]として東京で行う初の大規模プロジェクト。年齢や性別、国籍を問わず、世界中の人々から「顔」を募集し、選ばれた実在する1人の顔を、巨大な「誰かの顔」として東京の空に浮かべるというもので、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の採択事業の1つとして実施されています[*後述で補足]

アートプロジェクト〈まさゆめ〉概要

〈まさゆめ〉プロジェクト これまでの流れ

WEBサイトやワークショップを通じて募集された3カ月の間に集まった顔は1,000以上。顔を選ぶための参加型公開ミーティング「顔会議」(2019年6月23日実施)などを経て、2020年夏にプロジェクトの実施を予定していましたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大のため延期されていました。

アートプロジェクト〈まさゆめ〉2021年7月16日実施

〈まさゆめ〉 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13
撮影:津島岳央(2021年7月16日 代々木公園にて)

プロジェクト1回目実施日時:2021年7月16日(金)開始から20:00まで
実施場所:代々木公園

アートプロジェクト〈まさゆめ〉2021年7月16日実施

〈まさゆめ〉 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13
撮影:金田幸三(2021年7月16日 代々木公園にて実施)

アートプロジェクト〈まさゆめ〉2021年7月16日実施

〈まさゆめ〉 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13
撮影:金田幸三(2021年7月16日 代々木公園にて実施)

7月16日と8月13日に東京都23区東部で浮上した「顔」のボリュームは、ビルでいうと6階から7階分ほどあるとのこと。顔のモデルや浮上方法は作家の意向により非公開となっています。

アートプロジェクト〈まさゆめ〉2021年8月13日実施

〈まさゆめ〉 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13
撮影:津島岳央(2021年8月13日 隅田公園にて実施)

プロジェクト2回目実施日時:2021年8月13日(金)4:30-9:00
実施場所:隅田公園
※天候などの影響により、浮上開始後も安全確保のため一時中断または中止になる場合あり
※メンテナンスなど安全運営上の理由により、作品が降下している時間帯あり
※浮上実施の最新状況は〈まさゆめ〉公式Twitterにて公表

プロジェクトを振り返る「顔報告会」
日時(予定):2021年9月5日(日)14:00-17:00
出演:目 [mé] 荒神明香(アーティスト)、南川憲二(ディレクター)、増井宏文(インストーラー)ほか
会場:オンライン / 《まさゆめ》公式YouTubeチャンネルにてライブ配信(アーカイブ配信なし)
配信URLhttps://bit.ly/3qQpl1u

企画:目 [mé]
協力:P3 art and environment
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
プロジェクト公式Webサイト
https://masayume.mouthplustwo.me/
公式SNS
https://twitter.com/masayume_me
Facebook @masayume.mouthplustwo
https://www.facebook.com/masayume.mouthplustwo
Instagram @masayume.me
https://www.instagram.com/masayume.me/


#まさゆめ masayume YouTubeチャンネル
※固定カメラからの映像を実施時間にライブ配信(後日に〈まさゆめ〉公式Webサイトにて記録映像を公開予定)

コンセプトは「個」と「公」
〈まさゆめ〉は、現代アートチーム目 [mé] のアーティストである荒神明香(こうじん はるか)が、中学生のときに見た「突如、街の上空にまるで月のように人間の顔が”ぽっ”と浮かんでいる夢」に着想を得ています。「ある日偶然見てしまったこの夢がなぜかとても大切な気がしてずっと忘れられなかった」という荒神の思いを具現化し、現代アートチーム目[me]の思いがそこに重ねられています。
〈まさゆめ〉は、個人を最も表象する顔を、現代の東京という極めて公的な風景の中で見るという、「個」と「公」の関係の中に、私たちの存在を不意に突きつけるアート作品です。”1人の少女の夢”を”公的な事業として実施”するという面においても「個」と「公」の関係性が含まれています。

アートプロジェクト〈まさゆめ〉企画段階イメージ

目 [mé] による〈まさゆめ〉プロジェクト 企画段階イメージ(2019年2月発表)

〈まさゆめ〉プロジェクトは、「出会った方それぞれの主体的な体験として作品を届けたい」という、アーティストがこの作品に込めたコンセプトを反映して、浮上日時や場所を事前には公表せずに実施しています。たまたま作品を目にする偶然の出会いも、〈まさゆめ〉という作品を成立させている重要な要素のひとつになっています。
〈まさゆめ〉は、人々が同じ場所に集まらなくても、それぞれの場所、時間、環境で体験、共有できる作品として、ライブ配信や SNS、マスメディアによる記事など、さまざまなチャンネルを通じて、多様なかたちで出会ってほしいと、現代アートチーム目[me]では考えています(合同会社マウスプラストゥ2021年8月13日プレスリリースより)。(en)

目 [mé] プロフィール
アーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二(みなみがわ けんじ)、インストーラーの増井宏文(ますい ひろふみ)を中心とする現代アートチーム。
個々の技術や適性を活かすチーム・クリエイションのもと、特定の手法やジャンルにこだわらず展示空間や観客を含めた状況/導線を重視し、果てしなく不確かな現実世界を私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開している。

現代アートチーム目 [mé]

現代アートチーム目 [mé]メンバー(左から、南川憲二、荒神明香、増井宏文)

代表作に、個展「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー、2014年)、〈おじさんの顔が空に浮かぶ日〉(宇都宮美術館 館外プロジェクト、2013-14年)、〈Elemental Detection〉(さいたまトリエンナーレ 2016)、〈repetitive objects〉(大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレ2018)、〈景体〉(六本木クロッシング2019展:つないでみる、森美術館、2019年)、個展「非常にはっきりとわからない」(千葉市美術館、2019年)、などがある。
第28回(2017年度)タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞、VOCA展2019佳作賞受賞。2021年7月6日〜8月7日にかけて開催された個展「ただの世界」(SCAI THE BATHHOUSE)にて新作を発表している。

*Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」とは
東京でオリンピック・パラリンピックが開催されるのを機に、芸術文化都市・東京の魅力を伝える文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核事業(主催:東京都、アーツカウンシル東京/公益財団法人東京都歴史文化財団)。国内外から応募があった2,436件から選定された13の企画が〈まさゆめ〉のほかにも都内各所で開催中。「パビリオン・トウキョウ2020」(企画:ワタリウム美術館)、東京都現代美術館で現在開催中の漫画「もしも東京」展など。
「Tokyo Tokyo FESTIVAL」公式Webサイト
https://tokyotokyofestival.jp/

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