2022年2月26日初掲、移行随時動画シェア
日本近代建築の巨匠である前川國男、坂倉準三、吉村順三の3名の共同設計により誕生し、2006年に文化庁が指定する「登録有形文化財」に登録された国際文化会館では、2016年より「建築」を通して現代社会について考えるプログラム「Architalk」を開催しています。
同施設を運営する公益財団法人国際文化会館と、ニューヨークに本部を置くアジアン・カルチュラル・カウンシル(Asian Cultural Council: ACC)との共催で、計5回の「ArchitalkxACC ウェビナーシリーズ」が開催され、トークの内容が、国際文化会館の公式YouTubeチャンネル「Channel I-House」にて、2022年2月24日より随時配信されます。
第1回配信には建築家の隈 研吾氏、第2回配信には彫刻家の名和晃平氏が登壇。モデレーターを、2025年大阪・関西万博プロデューサーの1人で、2024年4月開校予定の飛騨高山大学(仮称)の学長候補である宮田裕章氏(国際文化会館理事)を務めるのも注目です。
第3回以降のゲストには、アジアの第一線で活躍する建築家諸氏が登壇。それぞれのビジョンや、自国の王室と建築の関係など、貴重なレクチャーとなる予定です(第3回以降の配信は予定。詳細は国際文化会館公式ウェブサイトにて随時発表)。
日本、カンボジア、タイ、香港、韓国などから、アジアのトップ建築家やアーティスト、研究者をスピーカーに迎え、建築の魅力のみならず、コミュニティ構築、アート、エコロジー、伝統など、さまざまな切り口からポストコロナにおける建築と社会とのつながり、そしてアジアの建築の可能性について考察を試みます。
第1回「変わる建築家の社会的な役割」
配信日時:2022年2月24日(木)より配信中
スピーカー:隈 研吾(建築家)
モデレーター:宮田裕章(国際文化会館理事)
用語:日本語(英語字幕付き)
再生時間:約55分
内容:自然との調和やサステナビリティなどを重視した独創的な建築スタイルで、世界に数々の衝撃を与えてきた隈 研吾氏。重厚長大な建築美がもてはやされた時代に、なぜ隈氏はあえて「負ける建築」を目指したのか。建築や建築家の役割がポストコロナでどう変化していくのかについて、宮田裕章氏とともに考える。
配信URL:https://youtu.be/yEz3UdWeQQE
#Channel I-House[Architalk Webinar Series] #1「変わる建築家の社会的役割」(2022/02/24)
第2回「アート、建築、社会」
配信日時:2022年3月3日(木)18:00
スピーカー:名和晃平(彫刻家)
モデレーター:宮田裕章(国際文化会館理事)
言語:日本語(英語字幕付き)
内容:近年、彫刻の枠にとらわれず、建築や空間を含めた統合的なアート体験を創出している名和晃平氏。アートと建築の両方の世界に足を踏み入れたきっかけは何か。そしてアート作品と建築という場の関係性や作品がどのように社会と呼応しているのか。世界的な話題作から地方における作品までを映像で振り返りながら、社会におけるアートと建築の可能性を探る。
#Channel I-House[Architalk Webinar Series] #2「アート、建築、社会」(2022/03/03)
第3回「建築からみる東南アジアの近代」
配信日時:2022年3月10日(木)18:00より
スピーカー:ローレンス・チュア(シラキューズ大学准教授 / 米国)、ペン・セレイパンヤ(建築家 / カンボジア)
モデレーター:メアリー・ケイ・ジュディ(建築保存修復士)
#Channel I-House[Architalk Webinar Series] #3「建築からみる東南アジアの近代」(2022/03/10)
第4回「建築・デザインを通してコミュニティを創る」
配信日時:2022年3月17日(木)18:00
スピーカー:サヴィニー・ブラナシラピン(建築家 / タイ)、サラ・ムイ(建築家 / 香港)
第5回「建築・都市デザインにみる伝統とエコロジー」
配信日時:3月24日(木)18:00配信開始
スピーカー:ジュサック・コー(建築家 / 韓国)、アネモネ・ベック・コー(建築家 / オランダ)
ウェビナー概要・配信スケジュール
https://www.i-house.or.jp/programs/activities/architalk/
国際文化会館 公式YouTubeチャンネル「Channel I-House」
https://www.youtube.com/channel/UCtcPvCHG8RVOdAXrnSm1uZw
公益財団法人 国際文化会館について
日本と世界の人々の間の文化交流と知的協力を通じて、国際相互理解の増進をはかることを目的に、1952年にロックフェラー財団をはじめとする内外の諸団体や個人からの支援により設立された非営利の民間団体。2022年に創立70周年を迎える。
事業活動は主として、文化、学術、教育などの分野において、独自にあるいは内外のさまざまな機関と協力し、各種の国際交流事業を実施するプログラム部門と、その事業を支える国際交流の場としての施設の維持運営にあたる業務部門からなる。国際文化会館 公式ウェブサイト
https://www.i-house.or.jp/index.html