COMPETITION & EVENT

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

天王洲のWHAT MUSEUMにて開催、関連イベントも各種予定

東京・天王洲の「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」にて、今日から10月16日まで、企画展「建築模型展 -文化と思考の変遷-」が開催されます。

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

家形埴輪 ©︎國學院大學博物館

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

延岡城木図 ©︎坂井市教育委員会 丸岡城国宝化推進室

日本の歴史をさかのぼると、模型は古くから建築を制作するための手本として、また、その時代の建築文化を伝達する媒体としての役割を果たしてきました。

現代においては、建築物が完成に至るまでの試行や検討のためのツールとしてはもちろんのこと、材料および技術の発展に伴い、建築家自身の思考や表現にも影響を与えてきており、模型の役割は常に進化しています。
さらに近年においては、東日本大震災により失われた街や村を、1/500の縮尺模型で復元し、地域の記憶を保存・継承していくことを目指す「失われた街」模型復元プロジェクトで重要な役割を果たしています。

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

「失われた街」模型復元プロジェクト 「大島-長崎・小田の浜」模型 撮影:藤井達也

本展では時代やつくり手の思考と共にあり方を変えてきた「建築模型」に着目し、古代から現代に至る歴史的な文脈の中で、「建築模型なるもの」も含め、建築模型の変遷を総覧。それぞれの時代でどのような役割を果たしてきたのかを考察し、建築模型の意義というものに迫ります。

会場には、古墳時代の家形埴輪や、江戸時代に制作された延岡城木図や茶室起こし絵図といった、古代・中世時代の制作物・建造物の模型のほか、今の時代に活躍する建築家による多様な模型も20点以上展示されます。

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

​SEJIMA Kazuyo + NISHIZAWA Ryue / SANAA
Rolex Learning Center, EPFL, Switzerland
撮影:椎木静寧(所蔵:東京都現代美術館)

出展建築家(敬称略、五十音順):
相田武文、秋吉浩気|VUILD、磯崎 新、オンデザインパートナーズ(西田 司)、川口 衞、隈 研吾+篠原聡子、SANAA(妹島和世+西沢立衛)、三分一博志、瀧澤眞弓、noiz、藤森照信、山田紗子、山本理顕 ほか(予定)

出展協力
一般社団法人ふるさとの記憶ラボ、「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会 + 気仙沼大島みらいチーム、大分市美術館、公益財団法人福岡文化財団、國學院大學博物館、坂井市教育委員会 丸岡城国宝化推進室、茅野市美術館、東京都現代美術館、武庫川女子大学建築学部 岡崎甚幸学部長、早稲田大学創造理工学部建築学科 小岩正樹研究室

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

オンデザインパートナーズ「町田芹ヶ谷公園 ”芸術の杜”プロジェクト パークミュージアム」Photo by 加藤 甫

オンデザインパートナーズは、触れられる模型「町田芹ヶ谷公園”芸術の杜”プロジェクト パークミュージアム」を出展。三分一博志による〈直島ホール〉の風洞実験模型も見ることができます。

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

「直島ホール」風洞実験模型 ©三分一博志建築設計事務所

1986年に丹下健三が設計者に決定した「東京都新都庁舎計画」における指名コンペに参加した、建築家の磯崎 新によるアンビルト(Unbuilt)の模型も貴重な展示。30年以上前に制作された、隈 研吾+篠原聡子による〈伊豆の風呂小屋〉の再現模型は、本展が初の公開となります。

会期中、出展建築家や、施設スタッフが会場を案内する「ギャラリーツアー」や、模型制作を体験できるワークショップ(講師:オンデザインパートナーズ)も開催される予定です。日時など詳細が決まり次第、ウェブサイトなどで発表されます。

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」開催概要

会期:2022年4月28日(木)〜10月16日(日)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜休館)、展示入替期間 7月4日(月)~8月5日(金)
開館時間:火曜~日曜 11:00-18:00(最終入場17:00)
会場:WHAT MUSEUM 1階
所在地:東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号(Google Map
入場料:一般 1,200円、大学生/専門学校生 700円、高校生以下無料
※同時開催のOKETA COLLECTION「Mariage −骨董から現代アート−」展(前期)、またはOKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展(後期)の観覧料を含む

主催・企画:WHAT MUSEUM
企画協力 :若林拓哉、瀬尾憲司
会場・什器デザイン:萬代基介建築設計事務所
撮影:瀬尾憲司
グラフィックデザイン:SKG
イラスト:Miltata
協力:一般社団法人日本建築学会 建築と模型[若手奨励]特別研究委員会、三宅理一

展覧会 詳細
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/architecturalmodel


WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)について
寺田倉庫が運営する芸術文化発信施設。寺田倉庫が作家やコレクターから預かっているアート作品を特別に公開する、現代アートのコレクターズミュージアム。2020年12月開館。
施設名は”WHAT”=WAREHOUSE OF ART TERRADAの意で、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というユニークなコンセプトのもと、平面・立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションなど、倉庫会社ならではの切り口で企画・展示を行っている。

隣接する模型保管庫では、建築家や設計事務所から委託されている600点以上の建築模型を保管し、一部を展示している。WHAT MUSEUM入館者は、オプショナルツアーとして模型保管庫見学が可(料金:500円、WHAT MUSEUMチケット予約時に予約が必要)。

WHAT MUSEUM 公式ウェブサイト
https://what.warehouseofart.org

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