長野に拠点を構え、古民家や蔵の移築・解体などを主な事業とする山翠舎(さんすいしゃ)が取り扱う古木(こぼく)を展示・紹介するフェア「美意識のかけら」が、東京・代官山の〈代官山 蔦屋書店〉にて開催されています。
同書店の主催、山翠舎の共催・協力によるもので、2号館1階の建築・デザイン書売り場での展示期間は5月29日まで。
山翠舎からのメッセージ
古民家などを解体して得られる木材の1本1本には、何十年・何百年と積み重なった、人々の想いやエピソードが宿っています。
高い技術を持つ職人の手によってのみ、それぞれの木の持ち味を生かした加工が施され、受け継がれていきます。今回、代官山蔦屋書店において「美意識のかけら」をテーマにした展示を開催します。人間がその手を使い、自然にあるものを加工して、生活をよりよくするものをつくりあげてきることが工藝だとすると、古民家は最大の工藝とも言えます。
古民家を解体して得られる古木(こぼく)という美意識のかけら―
会場では、伝統的な職人技術を取り入れた展示に加えて、”1点もの”の古木を用いたプロダクトも販売します。
奇をてらうことなく無我の境地で過去の職人が刻んだ、現在に受け継ぐべきそのかけらに、想いを馳せてみてください。
展示期間:2022年5月2日(月)~2022年5月29日(日)
会場:代官山 蔦屋書店 2号館1階 建築・デザインフロア
所在地:東京都渋谷区猿楽町17-5(Google Map)
主催:代官山 蔦屋書店
共催・協力:山翠舎
〈代官山 蔦屋書店〉イベントページ
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/architectural-design/25742-1607500330.html
※予約不要 / 但し、以下のフォーム経由で山翠舎が来場予約に対応
https://share.hsforms.com/1flO_f_4CRPCi6-zuVTa3RAbxbbe
1930年(昭和5)創業の山翠舎(代表取締役社長:山上浩明)では、自社で行う店舗や住宅の設計・施工、家具製作などにおいて、サステナブルの観点から、古い家屋の解体作業で出た古木(こぼく)の活用に積極的に取り組んできました。
2020年には、日本の建築技法・文化を守る取り組み「古民家・古木サーキュラーエコノミー」が、グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催。運営)を受賞。
続く2021年には、建具職人だった初代・山上松治郎からの命名した、「蔵戸(くらど)」に特化した流通・販売サービス「松治郎商店」や、デザイナー・つくり手と買い手をつなぐオーダー家具のプラットフォーム「FEAT.Order」も立ち上げ、それぞれのドメインでのウェブサイトも公開しています。
山翠舎 公式ウェブサイト
http://www.sansui-sha.co.jp/