FEATURE

Special Report
& Movie

蔵を再生し「第3のレイヤー」として
活用した新形態のストア

FEATURE2020.08.19

Interview with Jo Nagasaka & Shugo Moritani

〈T-HOUSE New Balance〉/ スキーマ建築計画

東京イーストサイドの日本橋浜町に、ニューバランスによる新たなコンセプトストア「T-HOUSE New Balance(ティーハウス ニューバランス)」が誕生した。
先行して公開された、ホンマタカシ氏撮影によるビジュアルと概要は以前の記事でお伝えしたが、本ストアのプレス内覧会を、TECTURE MAGは取材。

埼玉県川越に建っていたという築122年の蔵に新しい機能を与え、現代の建築と融合させた、独特の姿をお伝えする。

TECTURE MAG では、本ストアのキーパーソン2名にインタビュー。

Tokyo Design Studio クリエイティブデザインマネージャーのモリタニ シュウゴ氏には、本ストアをつくることになった背景や経緯を伺い、
意匠監修および内装設計を担当したスキーマ建築計画の長坂 常氏には、蔵の活用の仕方やストアのコンセプトを強調するための試行錯誤を伺った。

Movie & Photographs: toha

由緒ある蔵と新しい建築躯体ができあがっていく過程を目にし、「これではハリボテのようで本質的ではない」と焦燥感を抱いたという長坂常氏。
すでに進んでいた工事を止め、ある発見を通じて仕様を変更した。

建物の構成を「3層構造」とすることで、この建築がようやく成立したという。
果たして、新しいコンセプトを体現するために設けられた「第3のレイヤー」とは!?

スキーマ建築計画の長坂 常氏

TOKYO DESIGN STUDIO(TDS)のモリタニ シュウゴ氏

吸水速乾性の機能糸でできたソックス「TDS SOCKS」

移築した蔵の柱にあった、貫を通すための孔にMDF材をはめ込み転用。什器の陳列などに使えるように

陶芸家の高田志保とのコラボレーションによる、ストア限定アイテム「CERAMICS」。貫入の入った器の裏側には、ニューバランスのシューズのソールを図案化した凹凸のパターンが入れられている

静岡県藤枝の茶農家で、東京・蔵前に店を構える日本茶ブランド「NAKAMURA」とコラボレーションしたストア限定アイテム「MATCHA STICK & POUCH SET」

取材時は、M1300 オリジナル発売35周年を記念した、初のMade in JAPAN シューズ「New Balance M1300JPJ」を展示。縫製から吊り込みまでをフルハンドメイドで行うもので、抽選販売はすでに終了・完売

Photographs & Movie: toha

なお、T-HOUSE New Balance では、最新のプロダクトや T-HOUSE New Balance のストアオリジナルアイテムの販売のほか、月に1度、さまざまなジャンルのアーティストやクリエーターとコラボレーションしたインスタレーションを開催。

2020.08.15 – 08.25 には、注目の現代アーティスト・玉山拓郎氏のインスタレーション “3 plane shapes” を開催。
ものづくりの場でさらに化学反応が起こっていく、刺激的な場から目が離せない。
(jk)

INFORMATION
■ 店舗名:T-HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス)
■ 住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
■ 営業時間:月・火 11:00 – 14:00 、15:00 – 19:00 / 金・土・日11:00 – 19:00
■ 定休日:水、木
■ お買い物の際の注意事項
– クレジットカード含む各種キャッシュレス決済のみ対応(現金決済不可)
– ショッピングバッグ有料

最新情報は T-HOUSE New BalanceのInstagram にて
@newbalance_t_house #newbalance_t_house

New Balance
マサチューセッツ州・ボストンに本社を置くニューバランスは、「責任あるリーダーシップを明確に示し、アスリートが誇りを持って身に付け、社員が誇りを持って世に送り、コミュニティが誇りを持って受け入れることのできる、グローバルブランドの確立」を企業のミッションとして掲げている。1906年にアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴のメーカーとして誕生したニューバランスは、アスレチックブランドのリーディングカンパニーとして、現在はランニングをはじめ、ライフスタイル、テニス、ベースボール、フットボールのためのフットウェアとアパレルを展開している。

TOKYO DESIGN STUDIO New Balance ブランドコンセプト
TOKYO DESIGN STUDIO New Balance は、米ボストンに拠点を置くニューバランスが、日本との長年にわたる関わりの中から生まれ、アメリカと日本のメンバーからなるデザインチームが開発を手がける新たなブランド。日本ならではの巧みな職人技や感性を通して、真や質を追い求め、デザインとイノベーションを推し進めたプロダクトを展開している。

TOKYO DESIGN STUDIO New Balance ブランドヒストリー
2012年に東京デザインスタジオ(TDS)設立。2014年後半から TDS が手がけたアイテムをグローバルインラインの一部として展開を開始。数々のモデルを開発した後、2018年秋から” TOKYO DESIGN STUDIO New Balance” というブランドとして、既存の New Balance 製品とは異なる独自のブランディングでのローンチをスタート。2020年7月17日「T-HOUSE New Balance」内にスタジオをオープン。