COMPETITION & EVENT

TOTOギャラリー・間にて6/8より開催

「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」

東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間にて、「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」が6月8日より開催されます。

SUEP.(スープ)は、建築家の末光弘和氏と末光陽子氏の2人による建築家ユニット。東京と福岡にそれぞれアトリエを構え、国内外を舞台に活動中です。

SUEP.(スープ)プロフィール

末光弘和と末光陽子が共同主宰する一級建築士事務所。東京と福岡の2拠点にアトリエを構え、国内外で活動中。
地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション技術を用いて、資源やエネルギー循環に至る自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。

末光弘和+末光陽子 / SUEP. 近影

左:末光陽子氏 / 右:末光弘和氏 ©Masatomo MORIYAMA

〈地中の棲処〉で第27回吉岡賞(2011、新建築社)、〈淡路島の住宅〉で第29回芦原義信賞(2019、一般社団法人日本建築美術工芸協会)と2018年度グッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)受賞など、多数
主な作品に、淡路島の住宅(2018、兵庫県)、九州芸文館アネックス1(2013、福岡県)[*1]、ミドリノオカテラス(2020、東京都)などがある。現在、台湾国内にて百佑オフィス[*2]、神奈川県内にてSOLSO FARM OFFICE[*3]などが進行中。
*1:日本設計との共同設計
*2:RHTAAとの共同設計
*3:SOLSOとの共同設計

末光弘和+末光陽子 / SUEP.展

百佑(バイヨ)オフィス 模型(台湾 高雄市、進行中、共同設計者:RHTAA) ©SUEP.

末光弘和(すえみつ ひろかず)
建築家。
1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学卒業。2001年同大学大学院修了。2001–06年伊東豊雄建築設計事務所。
2009–11年横浜国立大学Y-GSA設計助手。2020年より九州大学大学院准教授 / BeCAT[*4]デザインラボ長
*4.BeCAT: Built Environment Center with Art & Technologyを略した組織で、九州大学大学院に2021年4月開設。建築家の重松象平氏がセンター長、末廣香織氏が副センター長を務める

末光陽子(すえみつ ようこ)
建築家。
1974年福岡県生まれ。1997年広島大学卒業。1997–2003年佐藤総合計画。
2018–22年昭和女子大学非常勤講師

SUEP.WebSite
http://www.suep.jp/

SUEP.(スープ)の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。
彼らは、地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションし、設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています(末光弘和氏が教鞭を執る、九州大学大学院・BeCATにて、教育者としても実践中 / 詳細。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会の実現を目指しています。

末光弘和+末光陽子 / SUEP.展

淡路島の住宅(兵庫県、2018) ©Shinkenchiku-sha

末光弘和+末光陽子 / SUEP.展

清里のグラスハウス(山梨県、2018) ©Kai Nakamura

また、SUEP.では、建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしているとのこと。
本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々、地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。本展では、彼らがこれまでに行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたのかが明らかにされます。

末光弘和+末光陽子 / SUEP.展

ミドリノオカテラス(東京都、2020) ©Kai Nakamura

SUEP.の取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展を通して、彼らの思考と試行、その全貌を総覧する企画展です。


#TOTO ギャラリー・間 / GALLERY・MA YouTubeチャンネル 予告編 「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」(2022/05/11)

本展の関連プログラムとして、会期中、TOTOギャラリー・間の館長またはディレクター、スタッフによるギャラリーツアーが実施されるほか、7月15日(金)に都内のイイノホールにて、末光弘和、末光陽子の両氏による講演会も開催されます。
関連プログラムの開催日や参加方法など詳細は、TOTOギャラリー・間の公式ウェブサイトを参照してください。

展覧会「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」

会期:2022年6月8日(水)~9月11日(日)
開館時間:11:00-18:00
休館日:月曜・祝日・夏期休業期間(8月8日[月]~15日[月])
会場:TOTOギャラリー・間
所在地:東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F(Google Map
電話番号:03-3402-1010
入場料:無料(但し、入場は予約要)
※展覧会場、2F/Bookshop TOTO共に、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡⼤防⽌の⼀環として、入場・入店は予約制を導⼊

関連イベント

関連プログラム1.講演会
末光弘和+末光陽子 / SUEP.講演会「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」
日時:2022年7月15日(金)18:00-20:00(予定)
会場:イイノホール
所在地:東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F(Google Map
定員(予定):500名 ※応募者多数の場合、抽選の上、7月8日(金)までに結果を当選者に通知
※会場ではCOVID-19対策を実施
参加料:無料
参加⽅法:事前申込制(受付期間あり、未就学の出席不可)
申込受付期間:2022年5月11日(水)~ 6月26日(日) 7月3日(日)※受付期間延長
講演会申込受付ページ
https://jp.toto.com/gallerma/ex220608/sympsm.htm

ギャラリーツアー開催日程:下記ページのカレンダー参照
https://jp.toto.com/gallerma/ex220608/tour.htm

主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問:安藤忠雄、委員:千葉 学、塚本由晴、セン・クアン、田根 剛)
後援:一般社団法人東京建築士会、一般社団法人東京都建築士事務所協会、公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部、一般社団法人日本建築学会関東支部
協力:九州大学大学院 末光弘和研究室

TOTOギャラリー・間 公式ウェブサイト
https://jp.toto.com/gallerma

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「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」会場レポート

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