写真家で映画監督の蜷川実花の展覧会「蜷川実花 瞬く光の庭」が、東京都庭園美術館にて開催中、9月4日まで開催されます。
独自の作風とスタイルで知られる蜷川の視線は、一貫して、いのちの輝きと儚さに対して向けられてきました。本展では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大によるコロナ禍に見舞われた日本国内各地で、2021年から2022年にかけて、蜷川が撮影した最新の植物の写真と映像作品が披露されます。
会場は、”アール・デコの館”として名高い、旧朝香宮邸を美術館として改装した東京都庭園美術館の本館と、2014年にオープンした新館。新旧の両館を、蜷川の作品で彩り、空間に作品が重ねられることで、さまざまな時間が交差するような場を出現することを意図した会場構成となっているとのこと。
本展に先立ち、2018年より国内10カ所を巡回した「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」では、コロナ禍までを含む蜷川のキャリアを総覧するという構成だったのに対して、本展では、建築空間とのコラボレーションも大きな見どころに。
このほか、蜷川が今、強く惹かれているという、光に溢れた色”光彩色”(こうさいしょく)の世界を表現した作品となるダイナミックな映像インスタレーション〈胡蝶のめぐる季節〉も新館にて展開。作家の新機軸となる「今」と「これから」が提示されます。
会期:2022年6月25日(土)〜9月4日(日)
開館時間:10:00–18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(但し、7月18日[月・祝]は開館)、7月19日(火)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
所在地:東京都港区白金台5丁目21-9(Google Map)
入館料:一般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円、中・高生 700円、65歳以上 700円
※入館はオンラインによる完全予約制(詳細は東京都庭園美術館公式ウェブサイトを参照)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
企画協力:ラッキースター、小山登美夫ギャラリー
協賛:elis(エリス)、イフイング株式会社、nido(善福寺)
年間協賛:戸田建設、ブルームバーグ L.P.、ヴァン クリーフ&アーペル
展覧会特設サイト
www.mikaninagawa-flickeringlight.com
東京都庭園美術館 公式ウェブサイト
https://www.teien-art-museum.ne.jp/