COMPETITION & EVENT

「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

板坂諭、ミヤケマイ、TIME & STYLEほか9組がさいたま市大宮盆栽美術館特別展に出展

埼玉県に鎮座する武蔵一宮 氷川神社の北側に、「盆栽村(Bonsai-Mura)」として世界にも知られたエリアがあります。
1923年(大正15)の関東大震災で被災した都内の盆栽業者が、広い土地と豊かな自然環境を求めて、まとまった数で移転・移住して以来、形成されたもので、およそ100年の歴史があります。
2010年には、さいたま市が総合的な盆栽文化を発信することを目的に、[大宮盆栽美術館]を開館。世界で初めての公立の盆栽美術館として運営されています。

さいたま市大宮盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館

この[さいたま市大宮盆栽美術館]にて、デザイナー、美術家、盆栽家やインテリアブランドなど9組をゲスト・キュレーターに招いて、彼らの作品と盆栽をあわせて展示する展覧会が11月9日まで開催されています。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

出展者の顔ぶれ

9組の出展者 ※順不同
TIME & STYLE×蔓青園(5代目・加藤崇寿)、高橋俊宏(編集者)、須田悦弘(美術家)、津森千里(ファッションデザイナー)、ペトル・ホリー(研究者)、板坂 諭(建築家・プロダクトデザイナー)、山田香織(盆栽家)、大和田 良(写真家)、ミヤケマイ(美術家)

本展は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響で、人々が得ることになった“おうち時間”の充実のため、盆栽を暮らしに取り入れることによって育まれる、豊かな生活スタイルを提案するものです。

日本を代表する名品盆栽を120点以上所蔵し、盆器、水石、絵画資料などを系統的に収集・公開も行っている[さいたま市大宮盆栽美術館]と、出展者に名を連ねる蔓青園や周辺の盆栽園が所有する名品もあわせて見ることができる、貴重な機会となっています(会期中、盆栽は展示替えあり)。

インテリアブランド×盆栽家による展示

出展者:TIME & STYLE × 加藤蔓青園 TIME & STYLE×Kato Mansei-en
展示場所:ロビー

日本のインテリアブランド・TIME & STYLE(タイムアンドスタイル)と、江戸時代から続く盆栽園・蔓青園(5代目・加藤崇寿)がコラボレーション。日本の伝統文化である「盆栽」と最新のインテリアを融合させ、現代のライフスタイルに合う「日本的室礼(しつらえ)」を提案する。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ロビー / TIME & STYLE × 加藤蔓青園による空間展示

展示内容
通期:家具類一式(TIME&STYLE)
第1週:羽団扇かえで / 真柏 / 風鈴がまずみ / 小真弓 / ごんずい(以上、蔓青園)
第2週:山柿 / 真柏 / 真弓 / 五葉松(那須娘、石付き)/ 枝垂れもみじ(以上、蔓青園)

TIME&STYLE メッセージ
2013年より、六本木、新宿の店舗を中心に途絶えることなく今日に至るまで、インテリア空間に盆栽をかざり、今日的生活空間における盆栽の設え(しつらえ)を多くの方々に体感していただいています。今回は、大宮盆栽美術館のロビー空間を生かして、盆栽とともにある暮らしの豊かさを提案しました。
https://www.timeandstyle.com/


高橋俊宏(編集者)による展示

展示場所:ギャラリー1

高橋俊宏(たかはし としひろ)プロフィール
編集者
2008年に日本の魅力の再発見をテーマにした雑誌『Discover Japan』を創刊。現在、ディスカバー・ジャパンの代表取締役社長兼統括編集長を務める。
雑誌メディアを軸に、渋谷PARCOにてDiscover Japan Lab.の店舗展開、イベントや場づくりのプロデュース、デジタル事業や海外展開などジャンルを越えて日本の魅力を発信中。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ギャラリー1 / 高橋俊宏氏の作品と盆栽の展示

展示内容
通期:酒器(肥前吉田焼、佐賀県嬉野市)(高橋俊宏氏蔵)
『Discover Japan』2022年11月号ほか、色校正紙(Discover Japan)
第1週・第3週:真柏 / ユキノシタ(以上、大宮盆栽美術館)
第2週・第4週:赤松(大宮盆栽美術館)

高橋俊宏氏メッセージ

旅する盆栽
もうかれこれ盆栽と暮らして4年が経つ。毎朝水やりをすることから1日がはじまる。
たまにリビングのテーブルにあげて盆栽を愛でながら酒を飲む。
いつぞや実家の岡山に帰るときクルマに載せて一緒に旅をしたこともあったっけ。
目の前の小さな盆栽を眺めながら、チビリチビリと盃を舐める。
思い出すのは瀬戸内の白砂青松の景色。

酒器は佐賀嬉野の吉田焼の窯元の蔵から掘り出したものだ。熱燗用のトックリはそのままお湯に沈められる実用的なかたち。盃とセットで描かれているのは地に足がつくという意味の縁起物の根引きの松。

正月はこの酒器で懸崖の松の盆栽を眺めながら一年の計を立てる。
崖っぷちに必死に根を張る松を想像して思うことは多々。これは身が引き締まる。
次に今年はどんなところに旅をするのか妄想する。これが楽しい。
盆栽のある生活。心の旅の拠り所。なかなかよい。


須田悦弘(美術家)による展示

展示場所:ギャラリー2

須田悦弘(すだ よしひろ)氏プロフィール
薄い花びらや葉、細い蔓などを朴の木から繊細に彫りおこして彩色し、花や雑草などの植物を制作している現代美術作家。本物と見間違えるほどに精巧な花や草木の彫刻作品をさまざまな場所に展示し、空間を一変するようなインスタレーション作品で知られる。近年の展示に、千葉市美術館、京都の細見美術館、神奈川県立金沢文庫で美術家の杉本博司氏による個展への出展・作品協力などがある。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ギャラリー2 / 須田悦弘氏の作品と盆栽の展示
※黒い床の上に、自然に舞い込んだかのように置かれている1枚の紅葉が須田氏による木彫作品

展示内容
通期:須田悦弘《もみじ》、木に彩色、2022年
第1週・第3週:山もみじ(大宮盆栽美術館)
第2週・第4週:山もみじ(芙蓉園)

須田悦弘氏メッセージ
今回はじめて盆栽と一緒に展示します。普段から木で植物を彫り彩色をしたものを空間の中に置き、まわりの空間も作品の一部とするインスタレーションという見せ方をしています。今回はそのまわりの空間の中に盆栽が含まれていますので、その盆栽とどうからむのかがミソですね。たのしんでいただければ幸いです。


津森千里による展示

展示場所:ギャラリー3

津森千里氏プロフィール
ファッションデザイナー
埼玉県狭山市生まれ。文化服装学院を卒業し、1977年イッセイミヤケインターナショナル入社、デザイナーとなる。1990年に自身のブランド・TSUMORI CHISATOを設立。2003年に発表の場を東京からパリに移す。2018年に六本木ミッドタウン内にて初の展覧会を開催。常に興味のあるものに向き合い、楽しいものづくりを目指して活動中。
https://tsumorichisato.co.jp/

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ギャラリー3 / 津森千里氏の作品と盆栽の展示

展示内容
通期:津森千里《お招き猫》2017年 / 《Bonjour kakejiku》、《denim des su》、《my books》(以上3点 2022年)
第1週・第3週:赤松(大宮盆栽美術館)
第2週・第4週:真柏(藤樹園)

津森千里氏メッセージ:
「Bon 彩」

暮らしの中に、楽しさを!
自分の心の中に何かちょっと引っかかる物や、事(こと)を、集めてファッションのテーマや服作りをしています。
そうするとたくさんの自分の好きな物に囲まれてきます。
自分の巣のような生活になります。
「Bon 彩」と名付けたこの一席は、いろいろな自分の好きな物作った物で、構成しました。盆栽とは一見して何も関係ない物だけれど、自分の好きな物や、事で空間づくりをしました。


ペトル・ホリーによる展示

展示場所:ギャラリー4

ペトル・ホリー(Petr HOLÝ)氏プロフィール:
研究者
前チェコセンター所長。映画字幕作成や書籍翻訳をはじめ、チェコ文化を日本に紹介する架け橋として活躍中。チェコの情報を発信するウェブサイト「チェコ蔵」主宰。早稲田大学演劇博物館招聘研究員(歌舞伎専門)。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ギャラリー4 / ペトル・ホリー氏のコレクションと盆栽の展示

展示内容(盆栽を除き、すべてペトル・ホリー氏蔵):
通期:ヤン・シュヴァンクマイエル
《エト・セテラ》フロッタージュ、1966年
《無題》フロッタージュ、2001年
《無題》フロッタージュ、制作年不詳
《無題》フロッタージュ、2006年
《殊萬句舞繪鏤木版画 妖怪 其之壱 京板画》2011年
《殊萬句舞繪鏤木版画 妖怪 其之弐 京板画》2011年
《殊萬句舞繪鏤木版画 妖怪 其之四 江戸浮世絵板画》2011年

エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー《ヤン》リトグラフ・手彩色、2003年
ヤン・シュヴァンクマイエル、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(共作)《無題》リトグラフ・フロッタージュ・手彩色、2004年
ヤン・シュヴァンクマイエル『ペトル&久美恵ホリー 結婚ウェルカムボード』2011年
オットマン・スモリーク『(九代目)市川團十郎』『(五代目)尾上菊五郎』浅草馬道杉清蔵、東京銀座彫刻会社製、砂眼石版に手彩色、明治8年(1875)頃

第1週・第3週:真柏(大宮盆栽美術館)
第2週・第4週長寿梅(大宮盆栽美術館)

ペトル・ホリー氏メッセージ
盆栽という単語を初めて意識したのはおそらく14歳の頃であった。私の生まれ育った故郷はチェコのプラハから車で30分ほど離れたドブジーシュという城下町。時折、私は小さな木を掘り起こし、実家で「ボンサイ」をつくる試みをした。お小遣いで「チェコ製」盆栽鉢を陶芸家から譲ってもらったこともある。盆栽を通して日本を感じたい毎日だった。
後に、チェコのシュルレアリスムを代表するヤン・シュヴァンクマイエル監督に邂逅し、歌舞伎や錦絵、日本文化について談話する機会に恵まれた。日本文化を愛でる監督の”館”には、龍安寺を摸倣した”枯山水”もある。
盆栽も人間による剪定から生まれた超現実的なコラージュ、つまりシュルレアリスムそのものであり、クンストカメラ(驚異の部屋)の一部であると私は考える。


板坂 諭による展示

展示場所:ギャラリー5

板坂 諭(いたさか さとし)氏プロフィール
建築家、プロダクトデザイナー
設計事務所勤務を経て、2012年に建築事務所・ザ デザインラボ(the design labo inc.)を設⽴。建築をベースに、プロダクト、アートの領域で活動中。h220430としてミラノデザインウィーク期間中に出展した〈Balloon Chair(バルーンチェア)〉で注目される(同年に東京・増上寺で開催された「ANY TOKYO 2014」にも出展。ミラノデザインウィークには2016年にも参加。現在エルメス社とデザイン契約を結び、世界的に活躍している。10月30日に閉幕した「TOKYO DESIGNART 2022」では、メインエキシビションの空間デザインを手がけた。
http://www.thedesignlabo.co.jp/

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ギャラリー5 / 板坂 諭氏の作品と盆栽の展示

展示内容
通期:板坂諭《Balloon Bonsai》 FRP・コード、2022年
第1週・第3週:アメリカツタ(大宮盆栽美術館)
第2週・第4週:初雪かずら(大宮盆栽美術館)

板坂 諭氏メッセージ
私は、大地からすくい取られ、1つの場所に拘束されない自由を与えられた木々を盆栽と呼び、愛でています。長い間、それらを愛でているうちに、その愛情は増していき、できることなら彼らにもっと自由を与えてあげたいと想うようになりました。1つの場所に拘束されない自由をさらに助長するために、重力からも解放し、自由に宙を舞い、本格的に大地から離してあげることを想像しています。愛しい盆栽に、上空から眺める美しい景色を見せてあげたい。夕日が沈む水平線も見せてあげたい。地球が広く、丸いことを教えてあげたい。


山田香織による展示

展示場所:真(しん)の間

山田香織(やまだ かおり)氏プロフィール
盆栽家
盆栽清香園・彩花盆栽教室主宰。
さいたま観光大使。ボランティア団体「ぼんさい遊々」代表。NHK Eテレ「趣味の園芸」の元キャスターを務めるなど多方面で活躍。人々には敷居が高いとされる盆栽を、彩花盆栽の提案などを通じて身近な存在に引き上げた第一人者として知られる。わかりやすい解説には定評がある。
https://www.seikouen.cc/saika/index.html

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

真(しん)の間 / 山田香織氏による盆栽の展示

展示内容
第1週(以下は全て清香園)
主木 彩花盆栽(小楢、真弓、ナツハゼほか寄せ植え)
下草 彩花盆栽(ヤクシマヤブコウジ、長寿梅寄せ植え)
書院 彩花盆栽(赤松、長寿梅、早乙女つつじ寄せ植え)
脇床 彩花盆栽(ナツハゼ、深山霧島つつじ寄せ植え)
添え 彩花盆栽(胡蝶蘭、ヒトツバ、キリンソウ寄せ植え)

第2週(以下は全て清香園)
主木 彩花盆栽(山香ばし、もみじ、吊り花ほか寄せ植え)
下草 彩花盆栽(唐辛子、黄金シダ寄せ植え)
書院 彩花盆栽(山香ばし、アメリカツタ、黄金シダ寄せ植え)
脇床 五葉松
添え 香丁木(苔玉)

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

真(しん)の間 / 山田香織氏による盆栽の展示

山田香織氏メッセージ
The story of this exhibition
遠い異国、日本の文化に惚れ込んで20年。今日は、気に入ったBONSAIを眺めて、貪るように時間の流れを愉しみたい。静かに浸りながら、次の閃きを待つ時間が、何より贅沢だ。
Luxeという言葉の意味を調べると、フランス語で英語のLuxuryと同義語だと知った。ただ厳密にはニュアンスが微妙に異なり、Luxuryよりも本物志向という意味合いが強いらしい。単に物質的な贅沢さを表すだけでなく、Luxeはそこから、付加価値を見出せる豊かさを表現するという。盆栽とともにあるLuxeを、今回は表現したいと思う。


大和田 良による展示

展示場所:行(ぎょう)の間

大和田 良(おおわだ りょう)氏プロフィール
写真家
ワインや盆栽等、多様なモノを通し文化や歴史、情熱といったテーマを表現する事で知られ、2005年にスイス・エリゼ美術館「reGeneration.50 Photographers of Tomorrow」展に選出。国内では2011年に日本写真協会賞新人賞を受賞。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

行(ぎょう)の間 / 大和田 良氏の写真作品と盆栽の展示

展示内容
通期:大和田良《加茂川石》、ラムダプリント、2022年
加茂川石(大宮盆栽美術館)
第1週・第3週:黒松(藤樹園)
第2週・第4週:五葉松(藤樹園)

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

行(ぎょう)の間 / 大和田 良氏の写真作品と盆栽の展示

大和田 良氏メッセージ
床の間に掛けた写真作品のモティーフとなったのは、京都の加茂川流域を産地とする「水溜り石」。雨露を含んだ艶やかな黒と、光の反射が穏やかなコントラストを描く。手前の畳には、同じく水の流れを思わせる加茂川石を配し、付書院の盆栽と共に、空間に均衡と律動を生んでいる。レンズを通して写され、写真によって再現された水石は、その石に宿るイメージが最大限に増幅され、また拡張される。


ミヤケマイによる展示

展示場所:草(そう)の間

ミヤケマイ氏プロフィール
美術家、京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)特任教授
日本人の繊細な美意識や感覚を、工芸から人工知能のようなテクノロジーまで手工芸品として同列に扱い、過去、現在、未来をつなぐことによって、物事の本質を問う作品を主体に制作。既存のジャンルを問わずに天衣無縫に作品を発表する。
http://www.maimiyake.com/

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

草(そう)の間 / ミヤケマイ氏の作品と盆栽の展示

展示内容
通期:ミヤケマイ《虫養い Peckish》 ミクストメディア・軸、2017年(水嶋龍一郎氏蔵)
瀬田川石、舟(鋳造)(大宮盆栽美術館)

第1週・第4週:チャノキ(大宮盆栽美術館)
第2週:糸薄[いとすすき](大宮盆栽美術館)
第3週:山香ばし(九霞園)

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

草(そう)の間 / ミヤケマイ氏の作品と盆栽の展示

ミヤケマイ氏メッセージ
新茶の茶壺の口を開くのは11月、お茶の世界では11月は茶正月というぐらいハレの月です。その前の10月は名残の月と言われ、最後の古いお茶を味わい楽しみ尽くす侘び寂びの原点でもあり日本独特の美意識です。
作品タイトルの「虫養い」とは、関西で小腹が空いた時のお腹の虫に与えるおやつ、軽食を指します。名残の月に合わせて、表具も泥大島や石畳、現代の高価なユーズド加工を彷彿とさせる、虫食いにあったような加工をわざわざ表現した布で、ボロのようでいて、錦を紅葉に合わせて選びました。軸先も、土くれのような軸先、盆栽はお茶の木、少し金色を帯びた石は茶所の京都・宇治川上流の瀬田川石で物語を紡ぎました。
無くても生きていけるものにこそ時間、心血、神経を注いで、喜びや感動、楽しみを見出す芸術の秋に合わせて。

大宮盆栽美術館 特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」

ロビー / TIME & STYLE × 加藤蔓青園による空間展示

主催者メッセージ

この度、さいたま市大宮盆栽美術館では、特別展「Life with Bonsai~はじめよう、盆栽のある暮らし」を開催する運びとなりました。
本展では、盆栽に高い関心を示し、本企画に賛同いただいた各界で活躍する9名(組)の著名人を招き、ゲスト・キュレーターとして、盆栽を含めた展示を構成、演出いただくというコラボレーション展示を試みました。それぞれの分野の出品者ならではの視点や演出方法により、盆栽の新たな鑑賞の在り方や生活への取り入れ方を提示いただくことで、鑑賞される方には、盆栽の新しい楽しみ方を感じていただければ幸いです。

展覧会名に据えた「Life with Bonsai(盆栽のある暮らし)」が示すとおり、コロナ禍において改めて注目された“おうち時間”の充実のため、盆栽を暮らしに取り入れることによる豊かな生活スタイルを、本展を通してより多くの方に伝えたいと思います。(以下、略)

さいたま市大宮盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館

特別展「Life with Bonsai はじめよう、盆栽のある暮らし」開催概要

会期:2022年10月14日(金)~11月9日(水)
開館時間:9:00-16:30(11月より16:00まで / 各日とも最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:木曜 ※祝日の場合は開館
会場:さいたま市大宮盆栽美術館
展示場所:ロビー、コレクションギャラリー、企画展示室(一部)
所在地:埼玉県さいたま市北区土呂町2丁目24-3(Google Map
観覧料:一般 310円、高校・大学生・65歳以上:150円、小中学生 100円
※コレクションギャラリー内の撮影可能期間:10月21日(金)〜11月2日(水)※ほか撮影禁止

関連イベント

担当学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員がスライドを用いて紹介。終了後、録画映像がYouTubeにて配信される(限定公開設定、視聴用URLはウェブサイトに掲載)
開催日時:2022年10月15日(土)、11月6日(日) ※両日とも13:30開始
会場:さいたま市大宮盆栽美術館 ロビー
参加費:無料 ※事前申し込み不要

主催:さいたま市大宮盆栽美術館
協力:モデルノ

展覧会&イベント詳細
https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/exhibition/exhibition-8285/

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