「ハシモトユキオノモケイ展」

東京・南青山に、デザイン、食、文化を発信する〈IDÉALビル（イデアルビル）〉が5月27日にオープン。エリアの新たなランドマークとなる建物の設計を、建築家の中村拓志氏が率いるNAP建築設計事務所が担当しています。

IDÉALビル（イデアルビル）外観　シンボルツリーは西畠清順氏（そら植物園）が担当

地下1階から3階まではテナントフロアで、2階に[LIGHT BOX ATELIER / SEMPRE（ライトボックスアトリエ / センプレ）]がオープン。現在は池尻大橋に店舗を構え、それ以前は2017年まで南青山に店舗（センプレ青山）があったSEMPRE（センプレ）による新たなスペースとなります。

180平米のフリースペースには、天井から自由な吊り機能、色の変化、明るさ、色温度の調整がアプリ一つで可能な照明など、さまざまな展示に対応できるようになっており、今後は、デザイン、ファッション、アート、クラフトなど、多様な発信の場として運営されます。

LIGHT BOX ATELIER / SEMPRE（ライトボックスアトリエ / センプレ）オープニングイベント「ハシモトユキオノモケイ展」会場

[LIGHTBOX ATELIER / SEMPRE]のオープニングイベントとして、橋本夕紀夫デザインスタジオによる「ハシモトユキオノモケイ展」が6月5日まで開催されています。

有楽町の〈ザ・ペニンシュラ　東京〉や〈過門香〉の銀座店や上野バンブーガーデン店など、日本各地のホテルや飲食店など、数多の商業施設の内装設計・インテリアデザインを手がけた、インテリアデザイナーの橋本夕紀夫氏（1962-2022）が、クライアントワークの中で制作してきた貴重な模型を展示するものです。

「ハシモトユキオノモケイ展」 ※撮影可能

「ハシモトユキオノモケイ展」 ※許可を得て撮影
模型の配置をはじめ、模型が保管されていた箱を用いた展示デザインを、橋本夕紀夫デザインスタジオが担当している（汎用材の展示平台を天井から吊り、箱の中からも支えている）

「ハシモトユキオノモケイ展」開催概要

会期：2023年5月26日（水）～6月5日（月）
会場：LIGHTBOX ATELIER / SEMPRE（IDÉALビル2F / Google Map）
開場時間：11:00-18:00
※「MONDAY NIGHT 21」として、5月29日（月）と6月5日（月）21:00まで営業
入場料：無料（予約不要）
※場内の模型は撮影不可

橋本夕紀夫デザインスタジオ ウェブサイト
https://www.hydesign.jp/

IDÉALビル（イデアルビル）2階テラス

IDÉALビル（イデアルビル）外観

IDÉALビル（イデアルビル）外観

1階には、トム・ディクソンのストア・TOM DIXON TOKYO（トム・ディクソン トーキョー）がカフェを併設してオープン

IDÉALビル（イデアルビル）

所在地：東京都港区南青山6-13-1
商業施設面積：701.76m²（288坪）※共用通路などを含む
フロア構成：
・3階：IDÉAL（インテリア）
・2階：LIGHT BOX ATELIER / SEMPRE（イベントスペース）
・1階：TOM DIXON TOKYO（カフェスペース併設）、Dominique Corby（レストラン）
・地下1階：minotticucine（6月開店予定）
営業時間：店舗により異なる
開業日：2023年5月27日（土）

エリアマップ

IDÉALビル 公式ウェブサイト
https://www.ideal-tokyo.jp/

※『TECTURE MAG』では、5月25日に開催されたプレス内覧会にて現地を取材。建築・デザインの見どころは後日にレポートを掲載予定（準備中）