東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、KDDI au Design projectの主催による企画展示「Digital Happiness いとおしいデジタルの時代。」が11月23日より開催されています。
『TECTURE MAG』では、11月22日に開催されたプレス内覧会を取材しました。会場の様子をレポートします。
本展では、初代〈INFOBAR〉の発売から20年の節目に開催されるもので、NISHIKIGOI(本稿1枚目)、ANNIN(ホワイト色)、ICHIMATSU(黒白の一松模様配色)、BUILDING(グレー)の4つのタイプが一堂に会します。
一世を風靡した初代のプロダクトの精神を今に受け継ぐ最新プロダクトとして、KDDI au Design projectでは生成AIを導入したマスコットト〈Ubicot〉のプロトタイプを披露。さらに、見た目は初代〈INFOBAR〉のNISHIKIGOIそっくりの、初代INFOBAR型 Apple Watch Case プロトタイプも披露されています。
このほか、2023年3月に渋谷で開催された展覧会「prompt aU(aU research x KAMITSUBAKI STUDIO)」にて、リアルとバーチャル2つの時空間をつなぐデバイスとして発表されたコンセプトモデル「METAVERSE WATCH concept」の展示も。さらには、スマートフォン版〈INFOBAR〉に搭載された「ida UI」のデザインを担当した、インターフェースデザイナーの中村勇吾氏が画像生成AIを用いて制作した「INFOBAR」20周年記念映像も場内にてループ上映されています。
主催者メッセージ
Digital Happiness いとおしいデジタルの時代。
「毎日、目にし、手にするたびにちょっと幸せな気分になれる」
それはau Design project始動時より目指していた人とモノとの関係の理想的なありようです。2002年に携帯電話におけるデザインの変革を志し始まったau Design project。プロジェクトの象徴的な存在である「INFOBAR」発売から20年経った今なお、プロダクトデザイナー深澤直人によるそのいとおしい姿かたちは、多くの人に愛されています。この20年の間にデジタルテクノロジーの世界も大きく変わり、XR、メタバース、ブロックチェーン、生成AIなど、これからさまざまな便益をもたらしてくれるであろう最新技術がメディアを賑わせています。同時に、最新技術は日々の生活の中で「幸せな気分」をもたらすものであってほしいという思いを込めた本展では、そのきっかけのひとつになればと、深澤のデザインによる愛らしい生成AIマスコット「Ubicot」のプロトタイプを展示発表します。
加えて「初代INFOBAR型 Apple Watch Case」のプロトタイプや「METAVERSE WATCH concept」の展示、中村勇吾による生成AIを用いた「INFOBAR」20周年記念動画上映のほか、21_21 NANJA MONJA(21_21 SHOP)では、火曜を除く会期中、「INFOBAR」20周年記念グッズの販売を行います。(KDDI au Design project)
会期:2023年11月23日(木・祝)〜12月10日(日)※会期中無休(但し、隣接する21_21 DESIGN SIGHTは火曜休館)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
開館時間:10:00 – 19:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料
主催:KDDI au Design project
詳細
https://www.2121designsight.jp/gallery3/digital_happiness/