COMPETITION & EVENT

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式を白井屋ホテルで開催

応募総数530点の中から最優秀賞を遠藤克彦建築研究所の〈茨城県大子町新庁舎〉が獲得

外装建材メーカーのケイミュー(本社:大阪市中央区、社長:木村 均)が主催する施工事例コンテスト「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」の審査結果が、2023年11月に発表されています。

「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」とは?

2011年よりケイミューが毎年実施しているこの施工事例コンテストは、同社が展開する屋根、壁、雨といの商品を使った施工事例が対象となります。

審査対象
・2022年8月1日から2023年8月31日までの間に完工したプロジェクト
・ケイミューのカタログに掲載された同社の商品を使用していること

建築家の藤本壮介、永山祐子、成瀬友梨の3氏が審査する、ケイミュー主催「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」募集要項

今年から名称を「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」に一新、審査員には建築家の藤本壮介氏、永山祐子氏、成瀬友梨氏を迎えています。
昨年までは、多様なケイミューの商品ごとに戸建・非戸建それぞれに賞があり、エリア賞なども設けられていましたが、今回からその枠を取り払い、純粋にその建物が建築・デザイン的に優れているかが審査では重視されました。
さらに今年は、前年より力を入れてきたオンライン応募に完全にシフトして作品を募集。応募総数530点の中から、最優秀賞を筆頭に入賞11作品が選出されています。

ケイミューでは、11月30日に群馬県前橋市のアートデスティネーション・白井屋ホテルにて表彰式を開催。『TECTURE MAG』ではこれを取材、会場の様子をレポートします。

白井屋ホテル(ヘリテージ棟)外観

白井屋ホテル(ヘリテージタワー)外観(画像提供:ケイミュー)
旧白井屋を改修した同タワーの設計と、この裏側に新築されたグリーンタワーの設計を、藤本壮介氏が率いる藤本壮介建築設計事務所が担当した。開業は2020年12月。

INDEX

・「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」とは?
・藤本壮介氏による審査総評
・入賞11作品紹介 &上位6組の受賞者コメント
・優秀賞
・ケイミュー賞
・特別賞
・受賞者と審査員の闊達な意見交換の場となったトークセッション
・永山祐子氏による審査総評
・成瀬友梨氏による審査総評
・今後のケイミューの事業展開(木村 均社長コメント)

白井屋ホテル 内観

表彰式が執り行われたヘリテージタワー・オールデイダイニング空間の見下ろし Photo: Yoko Ohata

藤本壮介氏による審査総評

「最優秀は、木造で役場をつくるというチャレンジと、それによって生まれた空間が非常にダイナミックで、建築として本当に素晴らしかった。木と〈SOLIDO〉が隣り合った時に、主役となる木を際立たせつつ、その単なる背景にはならずに、しっかりと〈SOLIDO〉の質感が出ていました。互いが互いを生かし合うような使い方をしていて、それが内部の高い空間性とも相まって、建物全体のクオリティがつくられていた。満場一致での最優秀賞選出です。」

藤本壮介(ふじもと そうすけ)近影

©David Vintiner

「優秀賞は、それぞれで異なる素材としての使われ方が、5点の選出にあらわれています。地下鉄駅の内装で質の高い公共空間をつくり出した事例もあれば、小屋のようなヒューマンなコーヒースタンドまで。野心的でチャレンジングな住宅の提案もありました。いずれの例も、素材に使われるのではなく、素材を自分たちのデザインに取り込んで、新しい表情や使い方を発見していくような提案となっていました。
特別賞は惜しくも優秀賞には入らなかったけれども、それぞれに光るものがありました。ケイミュー賞も同様に、ケイミューの素材を最大限に活用している3点が選ばれています。

ケイミューのプロダクトは、その使い方によってさまざまな表情が生まれ、多様・多彩な役割を果たしてくれるものだと改めて実感し、大いに刺激を受けた審査となりました。」(藤本壮介氏 審査会終了後に収録された総評動画より要約)

 

入賞11作品紹介

最優秀賞(1点)

茨城県大子町新庁舎(茨城県久慈郡)
受賞者:遠藤克彦建築研究所

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」最優秀賞

最優秀賞〈茨城県大子町新庁舎〉

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

左から、木村均ケイミュー社長、遠藤克彦氏、樋口 永氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「茨城県北部の大子町(だいごまち)の庁舎が老朽化のため建て替えとなり、2018年に実施されたプロポーザルで私たちが設計者に選定され、2022年に竣工した公共建築です。完成までの4年の間、私たちは5回の基本設計と2回の実施設計を行なっています。2019年に台風による水害で計画地が浸水してしまい、高台に移ることになったこと、加えて近年の建設資材の価格高騰があり、議会からは予算の減額案が求められたためです。そこで、当初は木造で提案していた建物を、ガルバリウム鋼板を外装に用いた鉄骨造+RC耐震壁に変更したのですが、その後も紆余曲折があり、最終的に準耐火の木造で完成したのが、この〈茨城県大子町新庁舎〉です。

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

表彰式で挨拶する遠藤克彦氏(右端のスタンドマイクの前の人物)と、受賞作品が完成するまでのストーリーに聞き入る出席者  Photo: TEAM TECTURE MAG

「〈茨城県大子町新庁舎〉は、架構の木材を際立たせつつ、高台の風景として馴染むような素材として、外装にケイミューの〈SOLIDO〉をあわせています。度重なる設計変更と厳しい予算管理の中で、〈SOLIDO〉を使いたい私たちは、大子町議会に赴いて、外装材としての意匠性の高さ、木質構造との相性の良さ、耐候性にも優れていることなどをきちんと説明し、億単位での追加予算が承認されたという経緯があります。そのとき、ある議員さんが『我々が納得できる説明さえしてもらえれば、その内容を町民に伝え、理解してもらうのは我々の仕事ですから』と言ってくださった。嬉しかったですね。建物が完成した今では、〈SOLIDO〉の特徴である素材感、風合いも含めて町民の皆さんに気に入っていただいています。地元産木材の採用率が今後ますます高くなっていく公共建築の設計において、〈SOLIDO〉は使いやすい素材の1つになると思います。」(遠藤克彦氏と樋口 永氏のコメントを要約)


優秀賞(計5点)

相鉄・東急直通線、新横浜駅新築(神奈川県横浜市)
受賞者:交建設計

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」優秀賞

優秀賞〈相鉄・東急直通線、新横浜駅新築〉

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

右側の人物:交建設計 富岡 卓氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「駅の構内という建築としては評価されにくい空間での仕事に対して賞を贈られ、とても嬉しいです。駅舎は安全性などの基準が極めて高く、竣工後のメンテナンスの面からも硬質な素材が採用されますが、親しみやすさが欠けてしまう。経年変化が味わいとなるような温かみのある素材を探していたところ、セメントの白華現象をプラスに捉えた〈SOLIDO〉に巡り合いました。施工の面でも安全基準をクリアし、ボリュームある壁面の意匠に採用しています。」(富岡 卓氏 受賞コメントより)

 

OHAYOGOZAIMASUCOFFEE(神奈川県横浜市)
受賞者:N&C一級建築士事務所

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」優秀賞

優秀賞〈OHAYOGOZAIMASUCOFFEE〉撮影:exp Atsushi Shiotani

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

右側の人物:N&C一級建築士事務所 / 荻 逃魚氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「このプロジェクトの前に、一戸建てのリノベーションを担当していた施主からの依頼で手がけた、約2m²のコーヒースタンドです。ちょうどコロナ禍の時期が重なり、施主が都心部での勤めを辞め、自宅の庭につくるこの店舗を事業としてやっていきたいということになり、ただハコをつくるのではなく、ブランディングを立て、ディテールにもこだわって設計しました。庭の草木と一緒に経年で変化をしていく素材として、外装に〈SOLIDO〉を採用しています。この庭は地域の遊歩道に面しており、地域のコミュニティのハブのような機能を果たしています。」(荻 逃魚氏 受賞コメントより)

 

ヒルトップ野毛山(神奈川県横浜市)
受賞者:ANALOG

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」優秀賞

優秀賞〈ヒルトップ野毛山〉撮影:梶原敏英

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

右側の人物:ANALOG / 池田暢一郎氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「急な斜面地に、意匠と構造を兼ねたフルCLT構法で建てた低層の集合住宅です。ケイミューの新商品〈グラフィル〉を採用しました。CLTのマッシブな印象とマッチして、バランスのとれた外観になったと思います。」(池田暢一郎氏 受賞コメントより)

 

壌と家(兵庫県淡路市)
受賞者:建築設計事務所SAI工房

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」優秀賞

優秀賞〈壌と家〉撮影:山内紀人

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

右側の人物:SAI工房 / 斉藤智士氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「元は田んぼだった軟弱な土地に設計した住宅です。1mほど地面を掘削することで、軟弱層の下にある硬い地盤に到達するとともに、接道とのあいだにあった1mの高低差を解消し、水平ラインを操作しながら5つの軒下空間をしつらえました。内と外の空間に連続性をもたせる壁材として〈SOLIDO〉を採用しています。」(斉藤智士氏 受賞コメントより)

 

生活支援センターえがおII(鹿児島県鹿児島市)
受賞者:エムズ・デザイン工房

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」優秀賞

優秀賞〈生活支援センターえがおII〉撮影:YASHIRO PHOTO OFFICE

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

右側の人物:エムズ・デザイン工房 / 宮﨑響平氏 Photo: Yoko Ohata

受賞者コメント

「重度の障害をもつ人とその家族のための通所型支援施設です。時間の推移で影の表情が変わるケイミューの〈LAP-WALL〉を外装に採用しました。建物の中央に設けた中庭の壁にも使っています。光や風といった自然の要素が、建物の中で過ごす人々の目にどう映ることを意識して、空間をデザインしました。」(宮﨑響平氏 受賞コメントより)


特別賞(計2点)

土壁の家(大阪府羽曳野市)
受賞者:KADeL

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」特別賞

特別賞〈土壁の家〉 撮影:森脇 悟

Kaimana Farm(兵庫県多可郡)
受賞者:奥和田健建築設計事務所

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」特別賞

特別賞〈Kaimana Farm〉


ケイミュー賞(計3点)

ツナグ・モノリス(神奈川県横浜市)
受賞者:DAT/都市環境研究室

「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」ケイミュー賞

ケイミュー賞〈ツナグ・モノリス〉 撮影:井上 登

WATER TERRACE(愛知県稲沢市)
受賞者:CURIOUS DESIGN WORKERS

「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」ケイミュー賞

ケイミュー賞〈WATER TERRACE〉

苦楽園ノ家(兵庫県西宮市)
受賞者:リブライフ

「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」ケイミュー賞

ケイミュー賞〈苦楽園ノ家〉


受賞者と審査員の闊達な意見交換の場となったトークセッション

白井屋ホテルで行われた表彰式では、入賞した11組への贈賞が行われたあと、審査を担当した建築家の永山祐子氏と成瀬友梨氏が登壇し、トークセッションが行われました(藤本氏は当日急病で欠席)。
司会進行をケイミュー執行役員の藤田新次氏が担当。藤本氏も参加した最終審査の様子や、入賞作品への講評を永山・成瀬の2氏から引き出しました。永山氏と成瀬氏は、同じ建築設計・空間デザインに携わる者として気になった点を直接問いかけ、受賞者もそれに応えるなど、フラットで自由な意見交換の場が形成されました。

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」トークセッション

左から、進行役の藤田新次氏、永山祐子氏、成瀬友梨氏 Photo: Yoko Ohata

永山祐子氏による審査総評

「今回の審査では、建築として素晴らしいかどうかを第一に、そしてそこにケイミューの商品が効果的に使われているかどうかが1つ大きな基準となりました。私は素材と光の取り合わせにも着目していて、その中でも、優秀賞の1つである〈相鉄・東急直通線、新横浜駅新築〉は、陽が差さない地下空間において、丁寧な人工光の設計と素材選びによって、これまでの日本の交通機関の空間にはあまりみられなかったような上質な空間が創出されていたのが素晴らしかった。光と組み合わせた時に、また違った表情をみせるのがケイミューのプロダクトの魅力の1つだと思います。特別賞の〈土壁の家〉では、外部との関係性が考えられていて、自然光が内部空間につくり出す光のグラデーションを〈SOLIDO〉がうまく拾い上げていることが写真からも見てとれました。もう1つの特別賞〈Kaimana Farm〉は、屋根材とガラスの配分に優れ、プロポーションがとても綺麗な作品でした。」

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」トークセッション

永山祐子氏 Photo: Yoko Ohata

「最優秀賞の〈茨城県大子町新庁舎〉は、我々3人の評価がダントツで高く、先ほど遠藤さんの受賞スピーチを聞いて、竣工までの紆余曲折と闘いの4年間があってこそのあの建築の力強さなのだと知りました。受賞者の皆さんのお話もそれぞれ興味深く、今日は濃密なレクチャーを聴いたような気分です。審査する立場でしたが、こちらも貴重な学びの機会となりました。」(永山祐子氏 トークセッションでの発言より要約)


成瀬友梨氏による審査総評

「優秀賞の1つ、〈OHAYOGOZAIMASUCOFFEE〉は、小屋のようなこの規模では鋼板やトタンで廉価に仕上げがちなところ、しっかりとした素材感と可愛らしさを併せ持ち、庇などのディテールも細やかに設計されているところが評価されました。
淡路の〈壌と家〉は、透明感のある建築の良さが写真からも伝わってきて、内と外で同じ〈SOLIDO〉を使った構成が優れていました。同じく優秀賞の〈生活支援センターえがおII〉と〈ヒルトップ野毛山〉は、どちらも藤本さんの評価が高かった作品で、今日はその理由を改めて聞くことができないのがとても残念です。

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」トークセッション

成瀬友梨氏 Photo: Yoko Ohata

「最優秀賞を受賞された遠藤さんたちのお話は、予算の減額を強いられる一方で建築のグレードは落とせないというジレンマと日々闘っている者として、深く共感しました。多様な意見に耳を傾け、人々を説得しながらプロジェクトを正しい方向に導いていくことは、我々に求められるミッションの1つですが、遂行はなかなか難しい。でもやはりこれがあるべき姿なのだと、勇気づけられた思いです。」(成瀬友梨氏 トークセッションでの発言より要約)

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

表彰式開始前の昼食会の様子 Photo: TEAM TECTURE MAG

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」トークセッション

表彰式終了後の歓談の様子 Photo: Yoko Ohata

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

表彰式の前後で行われた「白井屋ホテル建築ガイドツアー」の様子 Photo: TEAM TECTURE MAG

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

白井屋ホテル「JASPER MORRISON ROOM」を見学する受賞者 Photo: Yoko Ohata

今後のケイミューの事業展開(木村 均社長コメント)

「今回のアワードは『未来へ紡ぐ外装のデザインアワード』として、装いも新たに再スタートし、通算では12回目の開催となりました。日本を代表する3名の建築家の方々に審査員を引き受けていただき、本日このような表彰式を開催することができました。
全体で530件のご応募をいただき、その内訳は戸建住宅が約60%、非戸建が約40%でした。弊社の商品が非戸建でも採用され、近年はその傾向が拡大しています。
新型コロナウイルス感染症が収束して以来、社会環境はこれまで以上のスピードで急速に変化しており、世界各地で起こっている国際紛争や加速するカーボンニュートラル化が我々の社会に与える影響は計り知れません。しかし、このような時代であるからこそ、弊社がこれまで培ってきた技術力で『新たな価値を創出し、社会が抱えるさまざまな課題を解決し、社会に貢献をしていきたい』と考えています。

そのために、弊社は『3つの進化』に取り組んでいきます。」(下の段に続く)

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

表彰式の冒頭で挨拶する木村 均氏(ケイミュー社長) Photo: Yoko Ohata

(上の段からの続き)
「まず1つ目は、『商品の進化』です。これまで弊社は、屋根材・外壁材・雨といという商品群において、それぞれ固有の技術を社会に提供してきましたが、今後はこれらを融合させ、新たな切り口で新たな価値を生み出し、社会に提供していきます。今回のアワードで皆様の作品に多数ご採用いただいた〈LAP-WALL〉や〈SOLIDO〉は、このような想いが結実した商品の一例です。また、商品のつくり方においても、二酸化炭素(CO2)削減やリサイクル材の活用に取り組み、進化を遂げていきたいと考えています。
2つ目は、『マーケットの進化』です。国内の住宅着工が減少を続ける中、今後は戸建住宅のみならず、非住宅やリフォーム、そして海外市場に注力していきます。日本の街並みを美しくしたいという考えの下で取り組んできた経験を活かし、これからはそれをグローバルに発展させ、世界の街並みを美しくするべく活動をしていきます。
そして3つ目は、『コミュニケーションの進化』です。これまで、『BtoBtoC』を中心に進めてきた情報発信を、『BtoC』に向けたものに進化させていきたいと考えています。その一環として、ウェブサイト『ソトカラデザイン』を立ち上げました。『ソトカラデザイン』では、初めて家を建てられるお施主様に、外観から家づくりを考えることを提案し、外観デザインを考える楽しみや外装材の重要性をダイレクトに発信していきます。

今後も、社会に愛され、社会から必要とされる企業であり続けることを目指して、建築設計や空間デザインに携わる皆様とともに、歩んでいきたいと考えております。」(木村 均 ケイミュー社長)

 

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」トークセッション

審査員と受賞者による記念撮影 Photo: Yoko Ohata

ケイミュー「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」表彰式

Photo: Yoko Ohata

「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」特設ページ
https://www.kmew.co.jp/arc_design_award2023/

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「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」募集要項

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ケイミュー主催「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」作品募集

藤本壮介、永山祐子、成瀬友梨の3氏が審査を担当、受付は8/31まで

昨年のアワード

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