尾州と上州のものづくりの担い手たちとのプロジェクトを紹介する「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyoにて開催 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
尾州と上州のものづくりの担い手たちとのプロジェクトを紹介する「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyoにて開催

Karimoku Commons Tokyo 企画展「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」 - 会場構成はwe+(監修:小野由記子)、尾州と上州のものづくりの担い手たちとのプロジェクトを紹介

2025年9月8日初掲、10月1日会期延長と休館日を追補

東京・西麻布にあるカリモク家具の東京における拠点、Karimoku Commons Tokyo 1Fギャラリースペースにて、テキスタイルデザイナー・須藤玲子が率いるNUNOとの協働クリエイティブプロジェクト「karimokuとnuno」を紹介する企画展「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」が9月6日より開催されています。

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

インテリアデザイナー・小野由記子氏(小野意匠計画)による監修のもと、コンテンポラリーデザインスタジオ・we+(ウィープラス)が会場構成を担当(we+は映像制作も担当)。尾州(愛知県)と上州(群馬県)の2つの産地のつくり手と協働開発した布を、そのサステナブルなモノづくりの背景とともに紹介し、日本の布の魅力と可能性を提示します。
会期中の10月2日には、須藤玲子、小野由記子、we+によるトークイベントも開催されます(詳細はKarimoku Commons Tokyo ウェブサイトにて後日発表)

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

「モザイク」製造工程 Photo by Kenichi Murase

本展開催の背景

伝統的な手仕事から最新のハイテク技術まで、世界でも類を見ない豊かな染織文化が育まれてきた日本。しかしながら家具の張地などインテリアテキスタイルの分野において、その真価が必ずしも十分に発揮されてきたわけではありません。カリモク家具とNUNOは、この分野における日本の布の魅力を見いだし、新たな価値創造を目指すプロジェクト「karimokuとnuno」を2022年に始動しました。以来、日本の染織産地のつくり手と協働して、家具のための布づくりに取り組んでいます。

本展で披露されるテキスタイルとは

「karimokuとnuno」の布づくりは、まず日本各地の染織産地の現場に足を運ぶことから始まります。
布のデザインは、工場の職人との対話や現場から得たインスピレーションをもとに、技術的背景など産地の特色を活かしながら、NUNOのデザイナーによって考案されます。それぞれの産地に蓄積された布づくりの知見と、それを自在に取り入れるNUNOの柔軟な姿勢、さらにカリモク家具のモノづくりの視座が重なることで、独自の表情をもつ家具のための日本の布が誕生しました。

本展では、これまでに「karimokuとnuno」が布づくりに取り組んだ、尾州と上州の2つの産地を取り上げています。それぞれで開発された布を、その開発過程のドローイングやマテリアルサンプル、we+が制作した映像などとあわせて展示。さらには、本プロジェクトから誕生した布を張り込んだスツールやソファも会場内に設置されます。
原材料から糸がつくられ、1枚の布になるまでの思考を追体験する企画展示です。

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

製造過程の映像(制作:we+)

尾州のつくり手と開発した3種の布:「えんぴつ」「マーカー」「モザイク」

尾州は、近年では国内随一の毛織物の産地として知られ、明治時代にはすでにウール製品を再利用する循環システムが出来上がっているなど「もったいない」精神が現代に至るまで貫かれています。こうした尾州のサステナブルな布づくりからインスピレーションを受け、「karimokuとnuno」の第1弾である「えんぴつ」「マーカー」「モザイク」の3種の布が開発されました。

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

「マーカー」Photo by Kenichi Murase

上州の刺繡技術によりアップサイクルされた布

養蚕・製糸・織物などの絹産業で栄えた上州産地は、日本最大の機械刺繍の産地でもあります。「karimokuとnuno」では、上州のつくり手とともに、カリモク家具の倉庫で眠っていたデッドストックの張地に、刺繍でパターンを施すことで、新たな張地へとアップサイクルする取り組みを進めています。
本展では、このアップサイクルされた布「ギザギザ」「つぶつぶ」のプロトタイプが初めて公開されます。

 

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

「つぶつぶ」刺繍工程 Photo by Kenichi Murase

会場写真

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」開催概要

会期:2025年9月6日(土)〜10月11日(土)22日(水)まで延長
休館日:日曜、10月6日(月)、10月13日(月)
開場時間:12:00-18:00
会場:Karimoku Commons Tokyo
所在地:東京都港区西麻布2丁目22-5(Google Map
入場料:無料(予約不要 / 2階フロアのアテンド見学を希望する場合は予約を推奨)

主催:カリモク家具
テキスタイルデザイン:NUNO
監修:小野由記子(小野意匠計画)
会場構成・映像制作:we+(林 登志也、安藤北斗)
協力:大薮織物、オリマ、笠盛、中伝毛織、村瀬健一

「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」Karimoku Commons Tokyo

Photo by Masaaki Inoue, Bouillon

Karimoku Commons Tokyo ウェブサイト
https://commons.karimoku.com/

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