荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉にて開園30周年記念イベント 10/25より開催

芸術家で建築家の荒川修作（1936-2010）とパートナーのマドリン・ギンズ（1941-2014 / Madeline Gins）が構想し、ともにつくりあげた〈養老天命反転地〉が開園30周年を迎えることを記念して、岐阜県・養老町にある同地にて「養⽼天命反転中！ Living Body Museum in Yoro」が、10月25日より開催されます。

注目は、現代美術作家の⼤巻伸嗣氏（1971-）と音楽家でサウンドアーティストのevala氏（1976-）によるインスタレーション。さらに、11月1日、2日、3日の3日間に限り、この特別展示を舞台に、ダンスカンパニー・Neon Danceによるパフォーマンス「Living Body Museum in Yoro」が展開されます（夜間特別公演はチケット完売。ただし15時から行われるデイタイム公演は入園料だけで観覧可能）。

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

メッセージ

養老天命反転地は本年、開園30周年を迎えます。荒川修作とマドリン・ギンズが生涯をかけて探究した「天命反転」とは、既存の価値観や制度にとらわれず、私たちの身体の持つ限りない可能性を通じて新たな生の在り方を模索する思想です。
物質文明への依存が限界を迎える今日、その理念はより強い説得力を持ち始めています。この節目にあたり、特別展示やパフォーマンス、地域と連携したワークショップを通じて、身体と生命に根ざした未来への想像力を呼び起こす祝祭の場を創出します。みなさまぜひお立ち会いください。

“From Material Civilization to Lifo-Centered Civilization”
Special Exhibition and Events Celebrating the 30th Anniversary of the Site of Reversible Destiny – LoTo
The Site of Reversible Destiny – Yoro marks its 30th anniversary this year. Conceived by artists and architects Shusaku Arakaza and Madeline Gins, the philosophy of “Reversible Destiny” rejects conventional values and systems, instead proposing a radical reimagining of life through the limitless potential of the human body. As our dependence on material civilization reaches its limits, this philosophy gains renerved urgency and resonance. To mark this milestone, the site will present a special exhibition, performances, and community-based workshops – creating a festive space to awaken the imagination of a future grounded in life, the body, and our shared vitality. We warmly invite you to take part in this celebration.

荒川修作（1936-2010）＋マドリン・ギンズ（1941-2014 / Madeline Gins） 撮影：山本真人

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

荒川修作＋マドリン・ギンズ〈養老天命反転地〉1995

「養⽼天命反転中！ Living Body Museum in Yoro」開催概要

開催期間：2025年10⽉25⽇（⼟）〜11⽉17⽇（⽉）
会場：養老天命反転地（養老公園）
所在地：岐阜県養老郡養老町高林1298-2（Google Map）
開園時間：9:00-17:00（最終⼊場16:30）
休園⽇：⽕曜
⼊園料：⼀般850円、⾼校⽣550円、⼩・中学⽣350円
主催：荒川修作＋マドリン・ギンズ東京事務所、岐⾩県、養⽼公園事務所
協⼒：岐⾩県美術館、Reversible Destiny Foundation、情報科学芸術⼤学院⼤学（IAMAS）
助成：令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業

パフォーマンスプログラム

開催⽇時：11⽉1⽇（⼟）、2⽇（⽇）、3⽇（⽉・祝）

デイタイム公演「Living Body Museum in Yoro」
開演時間：15:00
料金：養⽼天命反転地の⼊園料で観覧可（事前予約不要）

ナイトタイム公演「Living Body Museum in Yoro (night version)」
開演時間：17:30
料⾦：8,500円（事前予約制、定員70名、完売 / チケット取り扱い：Peatix）

ワークショップ

IAMAS ワークショップ「バランスからだ⾃転⾞」
⽇時：2025年11⽉15⽇（⼟）、16⽇（⽇）10:00〜16:00
会場：養⽼天命反転地前 芝⽣広場
講師：⾚松正⾏（情報科学芸術⼤学院⼤学教授）
参加料：無料

参加作家・講師らのプロフィールは下記 ウェブサイトを参照

養老天命反転地 ウェブサイト
https://lbm.architectural-body.com/

本稿の画像提供：荒川修作＋マドリン・ギンズ東京事務所