東京・臨海部の3つのエリアにて、国際美術展「TOKYO ATLAS」が10月10日に開幕しました。東京ならではのアートを媒介とした多様な価値観との出会いや交流が生まれるプラットフォームの創出を目指しています。
アーティスティック・ディレクターを、建畠 晢と三木あき子の両氏が務め、3エリアに点在する複数の会場をそれぞれ担当(詳細は後述)。このうち青海エリアでは、建築家の藤原徹平氏が、三木氏がディレクションする会場の1つ、青海南ふ頭公園の会場構成を手掛けています(コラボレーターとしても参画している藤原氏は、10月12日に渋谷にて開催される 関連トークにも登壇する)。また、同じく青梅エリア内の企画展『「電気羊の夢のあとで」— 未完の展示記録』の会場構成および展示台のデザインを、SUNAKIの砂山太一と寺岡波瑠の両氏が担当しています。

キービジュアル デザイン:田中義久+centre Inc.
臨海エリアの年代別土地利用データをもとに、用途別面積の変化を算出し、グラフとしてヴィジュアル化。埋め立てによる土地の拡張と、そこに生まれてきた人の営みの変遷を、この土地固有の視覚的アイデンティティとして捉え、さらに、台場・青海・天王洲の各開催エリアごとに面積を再集計し、それぞれに対応するグラフを作成している(プレスリリースより)
国際美術展「TOKYO ATLAS」開催概要
会期 2026年10月10日(土)〜12月20日(日)
会場:下記3エリア
・台場エリア:台場公園、お台場海浜公園
・青海エリア:テレコムセンタービル、青海南ふ頭公園、地下駐車場(青海南ふ頭公園内)、東京国際クルーズターミナル、東京臨海部広報展示室TOKYOミナトリエ
・天王洲エリア:アイルしながわ、WHAT MUSEUM
観覧:原則無料(一部プログラムで有料あり)
観覧・開場時間:公式ウェブサイトを参照
主催:東京都、東京国際文化芸術祭実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団
協賛:寺田倉庫、東京テレポートセンター、みずほ銀行、竹中工務店、The Chain Museum、東京モノレール、品川「TOKYO ATLAS」公式ウェブサイト
https://tokyoatlas.jp/
インスタグラム @tokyoatlas_official
アーティスティック・ディレクター:建畠 晢、三木あき子
建畠 晢 担当エリア
台場エリア:台場公園・お台場海浜公園
天王洲エリア:アイルしながわ
青海エリア:テレコムセンタービル
企画体制:黄 夢圓(アシスタント・キュレーター)/ 西山裕子(プロジェクト・コーディネーター)/ 水田紗弥子(コーディネーター)三木あき子 担当エリア
青海エリア:青海南ふ頭公園、地下駐車場(青海南ふ頭公園内)、東京国際クルーズターミナル、東京臨海部広報展示室TOKYOミナトリエ
企画体制:兼平彦太郎(キュレーター)/ 坂口千秋(プロジェクト・コーディネーター)/ 大曽根朝美(コーディネーター)
コラボレーター:フジワラテッペイアーキテクツラボ、HIGURE 17-15 cas、滝口悠生、ふぇみにゃん

TOKYO ATLAS エリアマップ

台場公園 遠景

お台場海浜公園
参加アーティスト:イケムラレイコ、石毛健太、水木 塁、趙要(ジャオ・ヤオ)
※水木は天王洲エリア(アイルしながわ)にも作品を展示する

イケムラレイコ〈ムーンラビット・ランディング〉コンセプト・ドローイング2026

石毛健太〈ただの水ではない〉 2019
「生きられた庭」(京都府立植物園、京都、2019での展示風景)

水木 塁〈P4( Pioneer Plants Printing Projects)〉 2025 注.「P4」はPの4乗が正式表記
会場:テレコムセンタービル
参加アーティスト:草間彌生

テレコムセンタービル 内観

草間彌生〈宇宙へ行って見た愛の花束〉2021、「Yayoi Kusama: A Retrospective」
(グロピウス・バウ、ベルリン、ドイツ、2021)での展示風景
© YAYOI KUSAMA, Courtesy of Ota Fine Arts
概要:本美術展の初期計画を共に構想してきた故・山峰潤也氏の未完の企画をテレコムセンターにてドキュメント展示。国内外で独自に築いてきた実践のアーカイブと共に彼の軌跡を辿る
会期:2026年10月10日(土)〜12月20日(日)
会場:テレコムセンタービル 5F
会場構成・展示什器デザイン:SUNAKI(砂山太一、寺岡波瑠)
協賛:NYAW

概要:アーティストへの支援やコラボなど企業によるアート関連の取り組みをパネル展示で紹介
会期:11月10日(火)~12月20日(日)
会場:テレコムセンタービル5階
参加アーティスト:アブラハム・ポワンシュヴァル、ヤギの目、ハルーン・ミルザ、竹岡雄二

青海南ふ頭公園

Abraham Poincheval〈La Bouteille〉2024、パリでのパフォーマンス風景 Photo by Hafid Lhachmi / ADAGP Paris 2024. Courtesy Semiose

Haroon Mirza〈Adam, Eve, Others and a UFO〉2013 Installation view at Marres House for Contemporary Culture, 2014 Photo by Gert Jan van Rooij

竹岡雄二「TOKYO ATLAS 2026 公共彫刻のためのプラン」2026
参加アーティスト:ムン・キョンウォン&チョン・ジュン、カウィター・ワッタナチャヤンクーン、イペェ・ヌル、潘逸舟、ムハンナド・ショノ、ケイティ・パターソン、篠田太郎、ジュリアン・シャリエール

地下駐車場(青海南ふ頭公園内)

Moon Kyungwon & Jeon Joon〈News from Nowhere: Eclipse〉 Installation view at Basel Unlimited, Basel, 2022 Courtesy of the artists

Ipeh Nur〈Ombak Belun Tidur〉2024
Photo by Ela Bialkowska, OKNO Studio for PinchukArtCentre/Future
Generation Art Prize 2024

潘逸舟〈波になる〉2026
Courtesy of the artist and ANOMALY

Muhannad SHONO〈The Teaching Tree〉2022
59th Venice Biennale, the National Pavilion of Saudi Arabia, 2022

篠田太郎〈Space Camp Site〉2005
参加アーティスト:アブラハム・ポワンシュヴァ

東京国際クルーズターミナル 外観遠景
展示:ATLAS リサーチ&ドキュメンツ

アイルしながわ 外観
旧東品川清掃作業所の敷地を品川区が暫定活用してオープンした多目的施設
参加アーティスト:盛 圭太、笹岡由梨子、キムスージャ、水木 塁

笹岡由梨子〈タイマツ〉 2026. Photo by 麥生田兵吾

TOKYO ATLAS関連企画:東京都による支援作家たちの現在地
概要:東京都がこれまで支援してきたアーティストやキュレーターを紹介。「TOKYO ATLAS」という国際的な舞台において、それぞれの活動の軌跡や現在地、多様な視点や実践が集積し、交差することで、新たな座標を描き出すことを目指す
会期:2026年10月10日(土)〜12月20日(日)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)
会場:WHAT MUSEUM
所在地:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
観覧料:無料(ただし、WHAT MUSEUM 建築倉庫への入館はチケット購入が必要)

WHAT MUSEUM
概要:お台場の築造で変わる臨海部、明治時代以降の海の変化について、品川湾から東京港への変遷、発展の歴史を紹介
会期:2026年10月10日(土)~12月20日(日)
休館日:月曜(ただし10月12日、11月23日は開館)、10月13日(火)、11月24日(火)
開館時間:9:00-17:00(最終入館16:30)
会場:品川区立品川歴史館
所在地:東京都品川区大井6-11-1
料金:一般300円、小・中学生100円

台場・天王洲エリア参加アーティストによるトーク
概要:建畠が担当した台場エリア・天王洲エリアの参加アーティストが、作品と制作背景を紹介するトークプログラム
日時:10月12日(月・祝) 14:00-16:00
会場:台場公園・お台場海浜公園(雨天の場合:テレコムセンター5階)
登壇者:建畠 晢、イケムラレイコ、石毛健太、水木塁、盛 圭太
定員:50名
※予約不要
トークイベント&交流会
概要:渋谷のMuseum of Imaginary Narrative Artsにて、アーティストの竹岡雄二、建築家・藤原
徹平、本展ADの三木あき子によるトーク。トーク後には、交流会も実施
日時:10月12日(月・祝)17:00-18:15(トーク)|18:30-21:00(交流会)
会場: Museum of Imaginary Narrative Arts(MINA)
所在地:東京都渋谷区渋谷3-7-1
登壇者: 竹岡雄二、藤原徹平、三木あき子
料金:無料(ただし、1ドリンク制)|交流会参加費:1,100円)※予約者優先
協賛:東急
「TOKYO ATLAS」イベントページ
https://tokyoatlas.jp/events