現代アートの創造性と多様性を国内外に発信するアートの祭典「アートウィーク東京(ART WEEK TOKYO: AWT)」が11⽉4⽇から5日間の日程で開催されます。
世界最⾼峰の近現代美術のアートフェア、アートバーゼル(Art Basel)と提携して開催されるイベントで、今年で5回目。メイン会場を持たない分散型イベントに、今年は過去最多となる56の美術館・ギャラリーが参加しています(10月1日時点)。都内各所でそれぞれに開催される展覧会をつなぐシャトルバス無料で運行されるほか、国内外のキュレーターや研究者らによるトークセッションや、住宅建築の名作を見学できるプログラムも用意されています(詳細・参加方法は公式ウェブサイトを参照)。
新進シェフによるオリジナルフードやアーティストとのコラボレーションカクテルを提供するポップアップバー〈AWT BAR〉が今年も南青山に期間限定でオープンします。
今年の空間設計を担当[*1]するのは伊東加恵氏。妹島和世建築設計事務所およびSANAAに10年在籍したのち、2025年に独立した新進気鋭の建築家です。
〈AWT BAR〉でのアーティストカクテルは、青柳菜摘、須田悦弘、森 万里子の3氏が考案したドリンクが提供されます。

AWT BARイメージ ©️Office Itokae

AWT BARイメージ ©️Office Itokae
テーマ:KURU KURU
AWT BARは、アートウィーク東京の情報を発信する拠点であり、ラウンジバーとして人が集まりくつろぐ場所です。似ていながらも少しずつ違うものが集まり、互いに関係し合うことで空間が生まれることをイメージしました。空間を構成するのは、シンプルなステンレス製の12個の円弧からなるモジュールです。開いたり閉じたりすることで、座る場所になったり、物を置く台になったり、時にはただのオブジェになったりと、さまざまな形や役割が生まれ、それらが集まることで、この場所、この時間だけの風景がつくり出されます。今回はその集まりが「バー」という姿をとっています。別の場所、別の時間、別の環境では同じモジュールが異なる関係を生み、また新しい状態へと変化していくことを予感させます。伊東加恵氏 近影 ©️Office Itokae
伊東加恵(いとう かえ)プロフィール
建築家。SANAAおよび妹島和世建築設計事務所に在籍中(2014-2025)、犬島プロジェクト(岡山)、2025年日本国際博覧会(大阪)のほか、展覧会などさまざまなプロジェクトを担当。2025年に独立し、オフィス伊東加恵主宰を設立、同主宰。国内外で建築・インテリアプロジェクトが進行中。
*1.〈AWT BAR〉の設計者の選定は、昨年に引き続きAWT BARアドバイザーを務める建築家の妹島和世氏が担当
「TOKYO HOUSE TOUR」は、東京の街に佇む住宅建築の名作を訪問する、2024年に始まったAWTの建築プログラムです。今年は、建築家の東 孝光、伊東豊雄、篠原一男、坂本一成の4氏が設計した住宅作品を見学することができます。
日時限定特別公開:以下の5軒
・東 孝光設計:塔の家
・伊東豊雄設計:花小金井の家、小金井の家(現・ムジナの庭)[*2]
・篠原一男設計:地の家
・坂本一成設計:代田の町家
企画監修:妹島和世
協力:妹島和世、東 利恵、ムジナの庭、TARO NASU、Gardar Eide Einarsson、本田美奈子
*2.ムジナの庭:小金井の家として1979年竣工、2021年に大西麻貴+百田有希 / o+hが改修して現在は就労継続支援B型事業所兼コミュニティスペースとなっている(経緯などはムジナの庭 YouTube:【ムジナの庭2周年】建築家・伊東豊雄+Home For All ほか『みんなの家ってなんだろう?』完全版 動画で語られている

篠原一男(地の家〉 Photo by Ishida Architects Studio. Courtesy Taro Nasu.
実施期間:11月5日(木)~7日(土)
※訪問日時は訪問先により異なる(下記URL参照)
定員:あり・各枠10名
料金(税込):8,800円(1名・1住宅)
参加方法:要予約
予約方法:10月16日(金)23:59までに下記ページから申し込み、希望者多数の場合は抽選(抽選結果はメールにて10月20日通知予定)
詳細:
https://www.artweektokyo.com/events-tokyohousetour2026/
初心者からアート通まで、幅広い層を対象とした「AWT TALKS」では、今年も国内外から国内外の気鋭のキュレーターや思想家を招いて、世界最高峰の美術館のリーダーたちの声を届けるディレクターズ・カンバセーションや、現代社会におけるアートの役割をひもとくシンポジウムなど、現代アートを深く知るための対話の場が設けられます。
昨年のトークの様子や、キュレーターの長谷川佑子氏によるオンライントークはAWT公式YouTubeで10月より公開が始まっています。

2025年AWT ディレクターズ・カンバセーション「21世紀の美術館のあり方」討議風景(2026年8月27日よりAWT YouTubeチャンネル4で公開中)
AWT TALKS ディレクターズ・カンバセーション
「新たなる希望──次世代の美術館を想像する」
概要:世界有数の美術館を牽引するリーダーたちが、館の運営や企画、社会との関わりについて議論する
登壇者:メアリー・セルティ(ウォーカー・アート・センター[ミネアポリス] エグゼクティブ・ディレクター)、ドリアン・チョン(M+[香港] 芸術監督兼チーフ・キュレーター)、アンドレア・リッソーニ(ハウス・デア・クンスト[ミュンヘン] 芸術監督)
モデレーター:飯田志保子(東京都現代美術館 事業企画課長)
※英語・日本語 同時通訳あり
日時:11月5日(木)17:00〜-8:30(16:30開場)
会場:東京都現代美術館 講堂
定員:190名
料金:無料
参加方法:要事前申込(定員に達し次第、受付終了)
※詳細・申し込みは下記サイト取り扱いページを参照
Peatix: https://awttalks2026directorsconversation.peatix.com/
ArtSticker: https://artsticker.app/events/162957
AWT TALKS シンポジウム
「不安の記憶──現代美術と歴史の残響」
登壇者:足立 元(美術史・社会史研究者、望月桂調査団代表)、ラシャ・サルティ(リサーチャー、ライター、キュレーター、第61回ヴェネチア・ビエンナーレ芸術監督キュラトリアルアドバイザー)、朱筱蕤(X・ジュー=ノウェル|ロックバンド美術館[上海] エグゼクティブ・ディレクター兼チーフ・キュレーター)
モデレーター:アンドリュー・マークル(アートウィーク東京 エディトリアルディレクター)
※英語・日本語 同時通訳あり
主催:アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会、東京都、慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾ミュージアム・コモンズ
日時:11月6日(金) 18:00-20:00(17:30開場)
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎ホール
定員:800名
料金:無料
参加方法:事前申込制(定員に達し次第、受付終了)
※詳細・申し込みは下記サイト取り扱いページを参照
Peatix: https://awttalks2026symposium.peatix.com/
ArtSticker: https://artsticker.app/events/152363
AWT TALKS オンライントーク
「Visual Thinking 視覚的思考の変遷:長谷川祐子のキュレーションの展開」
概要:1997年に世田谷美術館で開催され大きな議論を呼んだ「デ・ジェンダリズム──回帰する身体」展から現在に至るキュレーションの実践を、「Visual Thinking(視覚的思考)」という概念を手掛かりに自身で振り返る
※2026年10月5日よりAWT YouTubeにて公開中
“買える展覧会”として2023年に始まり、4回目を数える「AWT FOCUS」は開催形式を刷新。今年はウィーンを拠点とするギャラリーフェスティバル「Curated by」とのコラボレーションのもと、都内10カ所のギャラリーおよびアートスペースがそれぞれに国内外で活躍するキュレーターを迎え、「AWT FOCUS」のセレクションコミッティーが厳選した展覧会を開催するとのこと。
AWT参加ギャラリーのアーティストが手掛ける映像作品から厳選されたビデオプログラムを上映。2026年の監修は、AWT TALKS シンポジウムにも登壇する、上海・ロックバンド美術館(RAM)のエグゼクティブディレクター兼チーフキュレーターである朱筱蕤(X・ジュー=ノウェル)氏が担当します。

無料シャトルバス「AWT BUS」ルート(詳細はAWTウェブサイト BUS案内ページを参照)

今年のキーカラー、パープルとネオングリーンが目印
会期:2026年11⽉4⽇(水)〜8⽇(⽇)
開場時間:10:00〜18:00(ただし、各会場規定による)
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BAR ほか各プログラム会場
主催:⼀般社団法⼈コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携:アートバーゼル(Art Basel)
特別協⼒:⽂化庁
アートウィーク東京(AWT)ウェブサイト
https://www.artweektokyo.com/
SNS @artweektokyo
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