〈Gustave 24H Watch〉は、その名のとおり、24時間で針が一周する時計です。
一般的な時計との大きな違いは、針が1本しかないこと。そして文字盤は24時間。従来の時計にはないこのデザインには、大きなメリットがあります。それは、1日24時間を“見える化”できること。過ぎた時間と残りの時間が一目瞭然になるのです。
長時間付けていても疲れない軽量性と薄さも魅力のひとつ。シンプルで服装を選ばない、ジェンダーレスなデザインです。3色のダイヤル(ホワイト・ブルー・ブラック)と、5色のバンド(ブラック・マロン・ネイビー・シルバーメタル・ブラックメタル)を組み合わせて、好みの仕様にカスタマイズできます。
ムーブメントはスイス・ロンダ社製(Ronda 515 single-needle, 24hours)、製作はフランス・ブザンソンにある製造所にて行われています。個性的なこの時計を世に送り出したのは、フランスのファッション・アクセサリーブランド、GUSTAVE&cie社。同ブランドを立ち上げた、ギヨーム・レモン(Guillaume Rémond)とティモシー・バルビエ(Timothée Barbier)がクリエイターも務めます。
文字盤には東西南北の表記もあり、コンパスとしても使用できるこの時計。肝心の針は1本しかないという、超個性的な時計を使いこなせるか、疑問を抱く人も多いのでは。しかし、実際につけてみて、24時間の文字盤を目にすると、限られた1日の時間を有効に使おうという意識が芽生え、行動にもあらわれるといいます。
アメリカでは24時間表示を「ミリタリータイム」と呼ぶそうです。昼夜を問わず任務にあたるのは、軍隊だけではありません。医療関係者や警察官、消防士、昼夜の区別なくシフト制で働く人は世の中に大勢います。そんな人々の中に愛用者が多くいるというのも頷けます(Shop MakiMaki 2020年7月14日プレスリリースおよびクラウドファンディング実施ページより)。
分単位で時間を確認しにくいデメリットはあっても、新たな気づきが得られる時計となることでしょう。ときおり腕時計を替えてみるだけでも、思わぬ働き方改革にもつながるのではないでしょうか。(en)
なお、〈Gustave 24H Watch〉を日本国内でも手に入れることができるように、クラウドファンディングプロジェクトを実施、予約販売を受付中です(7月30日 23時59分まで)。
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000050891.html
GUSTAVE&cie
https://www.gustave-et-cie.fr/en/