アメリカ発・業界最古のトラディショナル・キャンピングトレーラー・AIRSTREAM(エアストリーム)に、無線給電ユニットやIoTデバイスなどの最新のテクノロジーを搭載した、移動も可能なワークスペース「POTAL」の商品化が進められています。このほどプロトタイプのビジュアルと仕様が2021年5月19日に公開されました(JIBUN HAUS.プレスリリース)。
「POTAL」の企画・開発を行っているのは、テクノロジーを駆使した新しい住宅購入体験を通じて「自分らしい暮らし」をサポートするJIBUN HAUS.(ジブンハウス)。2019年7月にNTTドコモ主催で開催された「BodySharing × 5Gアイデアコンテスト」において最優秀賞を獲得した、JIBUN HAUS.の企画「通勤時間0分!住む・働くを楽にするポータルを持つ家」を元に、2020年以降のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大を受けて、牽引すればどこへでも移動できる運べる仕事場(ワークスペース)へとアップグレードしています。
5Gの開始に伴い、例えば過疎地域からでも高速通信が可能になるため、リモートワークの場所の選択肢が増えることも想定している、ニューノーマル時代にふさわしいデザインです。
アメリカをはじめ世界中から、こだわりのあるボート、トレーラーハウス、車両の輸入・販売を行っている株式会社トルシープとのコラボレーションにより、「POTAL」の機体に採用されたエアストリームは、頑丈さや高級感とともに、どこか懐かしさを感じさせるボディ。1940年代の開発以降、ジュラルミンボディの外装をリベットでとめるという工程がほぼ変わっていないとのこと。
内装には、ジブンハウスの住宅ラインアップに標準装備されている次世代型デバイス〈mui〉をはじめとする最新のUI(: User Interface / ユーザーインターフェイス)とデザインを取り入れて、レトロと革新(イノベーション)が共存・融合したデザインとなっています。
価格と受注開始時期は今のところ未定。ターゲットは、一般ユーザーだけでなく、ビジネスユーザーも視野に入れて、開発を進めているとのこと。さらには、国内はもちろん、電気や水道などのインフラが整備されていない海外の地域にも展開していく考えです。(en)