再生ポリウレタンフォーム・再生ファブリックを採用した、ヴィッカルベ(viccarbe)[*2]の新作ソファ〈サヴィーナ(SAVINA)〉の取り扱いを、バイ インテリアズ(by interiors)が開始します(インテリアズ 10月6日プレスリリース)。
ヴィッカルベが本社を構えるスペインが属するEU(欧州連合)では、年間1070万トン以上の家具廃棄物が発生し、その8割から9割が焼却、または埋め立て処分されています。
マットレスの産業廃棄では、スペイン単独でも毎年150万個以上が埋立地で最終処分を迎えているとのこと。
この環境問題解決への一助となる〈サヴィーナ〉は、大量廃棄されるマットレスを再生してつくられる「ECOPURE®再生ポリウレタンフォーム」を内部の構成材として採用。外側の張り地でも、サステナブルファッションブランドのエコアルフ(ECOALF)による、海洋で回収された2億5000万本以上のペットボトルからつくられる再生ファブリックコレクションから選べる仕様となっています。
〈サヴィーナ〉は、下の図で説明されている7つのパーツで構成されています。簡単に分解できるため、汚損したパーツを新しいもの交換し、再びリサイクル素材として再生することも可能です。
ヴィッカルベ社ではトレーサビリティにも配慮し、デザインから生産まで全ての工程を本社から100km圏内で行い、100%スペイン製のプロダクトとして製造されています。
*2.ヴィッカルベ(viccarbe)概要
クリエイティブディレクターでプロダクトデザイナーのヴィクター・カラスコ(Victor Carrasco)が2000年に設立したスペインのブランド。
ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)、パトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)ら欧州を代表するデザイナーや、新進気鋭のデザイナーたちによるコンテンポラリーなプロダクトが人気となっている。一貫してシンプルでエレガントなデザインは、どのような建築空間にも馴染み、世界中のオフィス、商業施設において納入実績がある。
https://www.viccarbe.com/
デザイナー:ヴィクター・カラスコ(ヴィッカルベ)
仕様
本体:木製内部構造、スティールスプリング・ポリウレタンフォーム・フェザーパッティング・ヴィッカルベファブリック張込
脚部:樹脂(ブラック)/ キャスター
サイドテーブル:オーク材塗装仕上(ナチュラル / コニャック色染色、ウェンゲ色染色 / アッシュ色染色)
サイドアーム:木製・ポリウレタンフォーム・ポリエステルパッディング・ヴィッカルベファブリック張込・オーク材塗装仕上(ナチュラル / コニャック色染色、ウェンゲ色染色 / アッシュ色染色)