倉本 仁氏がデザインを担当、アクタスとカンディハウスが共同で開発・製作し、昨春発売されたワーキングチェア〈FOUR(フォー)チェア〉に、脚部にキャスターがない固定タイプ・グライズレッグ仕様が新たに加わります。
2022年春にデビューした〈FOURチェア〉は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大・コロナ禍において、人々の在宅ワークが定着する中で、自宅で仕事用に使う椅子の重要性への人々の気づきが顕在化したことに端を発し、ニューノーマル時代にふさわしいワーキングチェアとして開発されました(下記リンクは昨年3月ローンチ時の発表)。
オフィスで使うワークチェアやエグゼクティブチェアには機能性やデザインの優れたものが多数あるものの、在宅ワークの場所となる家庭内のリビング、ダイニングなどに違和感なく溶け込み、食事用の椅子としても使えるようなプロダクトは、コロナ禍になる前はほとんど存在しませんでした。
この社会的需要などを背景に開発された〈FOURチェア〉は、ダイニングチェアとして「長時間座っても疲れない」、デスクチェアとして「家庭内で場所を取らない」、「インテリアに馴染む」といった、生活者としてのユーザーの視点を反映してデザインされています。
そもそも、「食べる」と「働く」では、座るという行為は同じでも姿勢や座る位置が異なります。この難題に取り組み、両立させているのが〈FOURチェア〉の最大の特徴です。
人間工学上、同じ姿勢で座るよりも、座りながら身体を動かせることが良いとされることから、シートの幅450㎜に対して、アームの内寸幅を500㎜とし、アームを広げることで、食べる・寛ぐ・働く(学ぶ)・遊ぶという、椅子としての自由度を拡げています。
「FOUR(フォー)」の名は、開発を担当したアクタスとカンディハウス、デザイナーの倉本 仁氏、そして技術監修のコクヨの4者の知見が結集したプロダクトであることを意味したものです。
新たにラインナップされる〈FOURチェア〉は、食事用に使いやすく、これまで以上に住空間での利用にフィットする、キャスター無し・固定タイプのグライズレッグ仕様。発売は今年3月を予定しています。
笠木(アッパー)部分:タモ(北海道産 無垢材)
カラー:ナチュラル、ミディアムブラウン、ブラック
フレーム部分:クロームメッキ仕上げ
カラー:シルバー、ブラック
グライズレッグ仕様 ※2023年3月発売予定
サイズ:W595 (735) D530 (735) H740-830 SH395-485mm
キャスター仕様 ※発売中
サイズ:W595 (790) D530 (790) H780-870 SH435-525mm
※( )内は脚部外寸
価格(上記2仕様共):220,000円より(税込)
販売:2023年3月発売予定(アクタスならびにカンディハウスの販売網を通じて)
アクタス(ACTUS)Webサイト
https://www.actus-interior.com/
カンディハウス(CONDE HOUSE)Webサイト
https://www.condehouse.co.jp/