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by interiors(バイ インテリアズ)新作家具

建築家の永山祐子氏がデザインした〈Pソファ〉発売

PRODUCT2023.07.06

バイ インテリアズ(by interiors)[*]から、建築家の永山祐子氏がデザインした家具〈P SOFA(Pソファ)〉が登場、7月5日に発売されました。

〈Pソファ〉は、「日本建築の中にしっくりと収まるソファが欲しい」という永山氏の思いから発想され、デザインされました。置かれた空間に圧迫感を与えず、水平に広がり、狭小住宅から天井高のある公共施設などのラウンジエリアまで、空間のスケールに囚(とら)われることなく、自由に、無限につながるソファシリーズとなっています。

by interiors(バイ インテリアズ)Pソファ

〈Pソファ〉は、1つの「プレート」がベースとなっており、そこから、モジュール型ソファ、一体型ソファ、サイドテーブル、センターテーブルへと展開することができます。
直線的なデザインと高さを抑えた背もたれで、空間の”抜け感”などを遮ることなく水平に広がり、人々が集いやすく、リラックスした時間を共有できる空間「コミュニケーションのプラットフォーム」を創出します。

by interiors(バイ インテリアズ)Pソファ

プロダクト名称の〈Pソファ〉とは、人々のコミュニケーションのプラットフォーム(Platform)になるようにという願いと、デザインの中で水平の広がりを強調する水平面を意味する「Plate」から「P」の頭文字をとり、命名された

by interiors(バイ インテリアズ)Pソファ

スケールの大きい空間に置いても違和感なく馴染むようにデザインされた〈Pソファ〉

〈Pソファ〉は、見る角度によって表情を変えるユニークさを併せ持ち、日本建築に限らず、置く場所を選びません。クッションのエッジに施されたディテールとともに、シンプルな中にもスタイリッシュなオリジナリティが感じられる、永山祐子氏によるデザインです。

by interiors(バイ インテリアズ)Pソファ

下駄の足のようなプレートを支える脚部は、設置した際のプロダクトの重みで畳に跡が残りにくいよう工夫されている

デザイナーメッセージ

建築は、環境や敷地の条件などが決まっており、そこに1つしかつくることのない唯一無二のものです。一方で、プロダクトは製品の先にこちらの想定を超えたさまざまなシチュエーションがあります。空間の中で邪魔にならず、どんな空間の中でもしっくりと収まって、人々が集いやすく、多くの人が幸せな時間を共有できる場としてのソファを考えました。
建築を手がけるときは、最終的なシチュエーションから逆算してつくり上げますが、今回も同じく、あらゆるシチュエーションを想像し、人々がどんな風に過ごすのか、これまでの建築プロジェクトとも照らし合わせて、1つひとつ答え合わせをしながらデザインしたソファシリーズです。
主張しすぎずに、どこかでオリジナリティを感じられ、和でも洋でもどんなテイストの空間に置いてもバランスが取れて、空間に良い作用を生み出せる、永く愛される製品になって欲しいと願っています。

永山祐子氏 近影

永山祐子氏プロフィール
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。
共同設計やデザイン監修などを含む主な仕事として、LOUIS VUITTON 京都大丸店、豊島横尾館、ドバイ国際博覧会日本館、JINS PARK、膜屋根のいえ、東急歌舞伎町タワーなどがある。
主な受賞に、JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)などがある。
現在、2025年に開催される大阪・関西万博に建設される、パナソニックグループパビリオン 「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」や、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などのプロジェクトが進行中。

永山祐子建築設計 ウェブサイト
http://www.yukonagayama.co.jp/

 

by interiors(バイ インテリアズ)Pソファ

「私を含め、小柄な日本人女性がヨーロッパ仕様の椅子やソファに腰を下ろしたとき、身体のサイズ的に”しっくり”こないことが多い。〈Pソファ〉は、日本人女性が座ったときにその居ずまいが美しく見えるように考えてデザインしました。」(2023年7月5日にby interiors Tokyo Showroomで行われたプレスビューにて、永山氏コメント)

〈P SOFA〉プロダクト概要

モジュール:650 / 750

ソファ仕様
本体:木部内部構造・ポリウレタンホーム ポリエステルパッディング・by interiors ファブリック張込
ベース:オーク塗装仕上げ(ナチュラル)

テーブル仕様
天板:オーク材塗装仕上げ(ナチュラル)
脚部:オーク無垢材塗装仕上げ(ナチュラル)

〈P SOFA〉が展開するモジュールなど詳細
https://www.interiors-inc.jp/products/sofa_bench/p_sofa/

*.バイ インテリアズ(by interiors)
イタリアのハイエンドブランドの取り扱いや、家具・照明・生活雑貨の輸入、企画、開発、販売・インテリアデザインプロデュースなどを行なっているインテリアズが展開するブランドの1つ。世界に通用するモダンデザイン、技術、クオリティを学び培ってきた知識を基に創りあげた、日本オリジナルブランド。

by interiors(バイ インテリアズ)

by interiors Tokyo Showroom(Google Map

バイ インテリアズのブランドストーリーは、2011年に発表した〈TEEテーブル〉から始まっている。アルミハニカムパネルを使用した〈TEEテーブル〉は、洗練されたデザインと美しいディテールの集積により、究極にシンプルでありながら汎用性が高いプロダクトとして、オフィスや商業施設、住宅など、幅広く採用されている。その後、世界で活躍する個性豊かなデザイナーたちとの積極的な協業により、独自の審美眼で選び抜かれた素材に日本の優れたテクノロジーや伝統技術を掛け合わせながら、世界に類をみない革新的なプロダクトを創出している。

by interiors Website
https://www.interiors-inc.jp/

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