COMPETITION & EVENT

3/9トークイベント:建築家が「事業」を語る文法

伯耆原洋太、寳神尚史、若林拓哉、それぞれの実践(アラウンドアーキテクチャー主催)

新築・リノベ問わず、建築家自らが行う不動産事業について、建築の文脈の中でどのように語ることができるかを考えるトークセッションが3月9日に横浜にて開催されます。実践者の3氏(伯耆原洋太、寳神尚史、若林拓哉)をゲストに招き、オブザーバーを建築家の西田 司氏が務め、進行役をアラウンドアーキテクチャーの佐竹雄太氏が担当するとのこと。
会場は、西田氏が横浜・馬車道に構える事務所を拡張し、2022年秋にオープンした多目的スペース・オンデザインイッカイにて。現地での聴講チケットのほか、オンライン視聴用のチケットも追加で用意されています。

「建築家が、事業について語るのは野暮である。」そんな風潮があるように思う。

ここでの事業は、建築を新築、もしくはリノベーションを行い、そこで営利を生む経済活動を指すが、社会においてそれを考えなくていいプロジェクトは、本来ほとんどないはずだ。

特に人々のニーズが高度に多様化した現代においては、重要度はさらに高まっている。

その時に、建築家は事業についてどのような語り方(文法)が出来るだろうか。

事業に切り込む3人の建築家の実際の取り組みからその一端を見出せればと考えている。

登壇者(敬称略)

ゲスト:伯耆原洋太(HAMS and, Studio 代表)、若林拓哉(ウミネコアーキ 代表)、寳神尚史(日吉坂事務所 代表)
オブザーバー:西田 司(オンデザイン 代表)
モデレーター:佐竹雄太(アラウンドアーキテクチャー代表)


登壇者プロフィール

ゲスト

伯耆原洋太(ほうきばら ようた)

伯耆原洋太氏

伯耆原洋太(ほうきばら ようた)
1990年東京都杉並区生まれ、早稲田大学建築学科(2009-2013)、同大学大学院(2013-2015)、竹中工務店設計部勤務(2015〜2022)。2022年に独立、HAMS and, Studio一級建築士事務所開業、同代表を務める。
2020年会社員時代に60m²の中古マンションを購入し、自邸リノベーション〈Wonder the one room〉を完成させる。1年間住んだ後売却、2022年に2つ目となる中古マンションを購入し、自邸リノベーション〈Ring on the Green〉を完成させると共に独立した。同作にて、リノベーションオブザイヤー2022最優秀賞、London International Creative Competitionにてインテリア部門最優秀賞を受賞。2023年に同作を売却し、現在3つ目となる自邸プロジェクトが推進中。
全ては終の住処へのスタディ。事務所プロジェクトとして、新築戸建、集合住宅、住宅/ギャラリー/ショップ等のリノベーションを進行。

HAMS and, Studio 〈Ring on the green〉

HAMS and, Studio 伯耆原洋太+伯耆原智世〈Ring on the green〉 撮影:中村 晃

HAMS and, Studio(ハムサンドスタジオ)ウェブサイト
https://yotahoki.com/

〈Wonder the one room〉

切断の諸相 01 -Wonder the one room- / 伯耆原洋太+伯耆原智世

〈Ring on the Green〉

Ring on the green / HAMS and, Studio


寳神尚史(ほうじん ひさし)近影

寳神尚史氏

寳神尚史(ほうじん ひさし)
1975年神奈川県生まれ
1997年明治大学理工学部建築学科卒業、1999年明治大学大学院修了。青木淳建築計画事務所勤務(1999-2005)を経て、2005年12月に日吉坂事務所設立、同代表取締役。
京都芸術大学、工学院大学、日本大学、日本女子大学、明星大学非常勤講師を務める。
これまでの主な受賞に、2018年住宅建築賞金賞、2021年「SDレビュー」入選などがある。
住環境と商環境の設計を得意とする。近年はその職能を生かし、住・商を内包した建物づくりを自ら企画し、所有・運営する活動を行っている。現在、東京の西荻窪で隣接する3軒の建物でプロジェクトが進行中。

日吉坂事務所〈KITAYON〉

中央の建物:西荻窪〈KITAYON〉ほか連続写真 Photo: Daici Ano

日吉坂事務所ウェブサイト
https://www.hiyoshizaka.com/

西荻窪〈KITAYON〉

KITAYON / 日吉坂事務所

インタビュー

寳神尚史インタビュー01


若林拓哉(わかばやし たくや)近影

若林拓哉氏

若林拓哉(わかばやし たくや)
1991年神奈川県横浜市生まれ。2016年芝浦工業大学大学院修了。同年よりフリーランスとして活動を開始。2022年法人化。
ウミネコアーキ代表取締役。つばめ舎建築設計バートナー。一般社団法人musubi理事。一般社団法人横浜竹林研究所理事
千葉工業大学非常勤講師
建築設計だけでなく企画・不動産・運営の視点からトータルプロデュースし、建築の社会的価値を再考する。
これまでの主なプロジェクトに、新横浜食料品センター(SDレビュー2022入選)、旧郵便局を改修した地域の文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」(2022年)など。著作に『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』(土肥潤也氏との共著、2023年、ユウブックス)などがある。

ウミネコアーキ〈新横浜食料品センター 〉

ウミネコアーキ〈新横浜食料品センター 〉模型 SDレビュー2022年会場写真 ©︎ウミネコアーキ

ウミネコアーキ ウェブサイト
https://uarchi.jp/

「SDレビュー2022」会場レポート

速報「SDレビュー2022」会場レポート! 代官山 ヒルサイドフォーラムにて9/25まで「東京展」開催


オブザーバー

西田 司(にしだ おさむ)氏

西田 司氏

西田 司(にしだ おさむ)
オンデザイン代表 東京理科大学准教授
1976年生まれ。使い手の創造力を対話型手法で引き上げ、様々なビルディングタイプにおいてオープンでフラットな設計を実践する設計事務所オンデザイン代表。
主な仕事に、ヨコハマアパートメント、ISHINOMAKI 2.0、THE BAYSとコミュニティボールパーク化構想、まちのような国際学生寮、みっけるみなぶんなどがある。
オンデザインマステ部部長、ソトノバパートナー、大阪工業大学客員教授を務める。
編著書に『建築を、ひらく』、『オンデザインの実験』『楽しい公共空間をつくるレシピ』『タクティカル・アーバニズム』『小商い建築、まちを動かす!』『多拠点で働く: 建築・まちづくりのこれから』などがある(刊行年、版元は割愛)。

オンデザイン ウェブサイト
https://www.ondesign.co.jp/

インタビュー

Interview with ondesign #01


モデレーター

佐竹雄太(さたけゆうた)氏

佐竹雄太氏

佐竹雄太(さたけ ゆうた)
1985年神奈川県生まれ。2008年東京理科大学理工学部建築学科卒業。2010年同大学院修了後、平田晃久建築設計事務所を経て、POLUSグループの注文住宅部門勤務。2017年初めVo Trong Nghia Architectsにて研修。同年6月より創造系不動産入社。2020年には建築家住宅のストック活用を目指した不動産サイト「建築家住宅手帖」を立ち上げ、編集長を務める。2021年にアラウンドアーキテクチャーを起業し、同代表を務める
不動産領域に留まらず、建築家設計の自邸の片隅にコーヒースタンドをオープンさせるなど、「建築のまわり」で活動している。不動産コンサルタント、建築家住宅手帖編集長、経営学修士(MBA)、建築ラッパー、東京理科大学非常勤講師。

アラウンドアーキテクチャー ウェブサイト
https://arar.co.jp/

インタビュー

Special Movie: “Satake House” 工藤浩平と佐竹雄太が解き明かす〈佐竹邸〉


イベント開催概要

開催日:2024年3月9日(土)
タイムスケジュール
14:30 開場
15:00-16:00 ゲスト3氏によるプレゼンテーション(各20分)
16:00-17:00 オブザーバー・西田氏を交えてのクロストーク
17:10-18:00 質疑応答(会場参加者のみ)
18:00 終了予定

会場:オンデザインイッカイ(神奈川県横浜市中区相生町3-60 泰生ビル1階 / 詳細
入場料:1,000円(1ドリンク付)
※オンラインチケット(zoom使用)500円を2月21日追加販売、視聴確定者には開催当日にズームURLを通知(アーカイブ配信なし)
※視聴側の環境により視聴できなかった場合の返金には対応しない
販売期限:2024年3月8日 23:00:00(※コンビニ・ATMからの支払いは3月7日締切)
主催:アラウンドアーキテクチャー

詳細 / Peatixイベントページ
https://aroundarchitectureevent.peatix.com/


第2回:建築家が「事業」を語る文法(2024年7月7日開催)

https://mag.tecture.jp/event/20240704-114105/

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