デジタルファブリケーション技術を駆使した次世代の建築デザインを開拓する建築家集団・VUILDが主催する「OPEN VUILD」の第25回目となるオープンディスカッションが9月18日に開催されます。聴講は要申し込み、参加費の支払いは前日まで受け付けている(※学生は無料席あり)。
主催者メッセージ
ここ数年でデジタルファブリケーション技術の実務への応用が進みはじめています。この背景には、昨今の建設費高騰も相まって、「設計と施工をシームレスにつなぎたい」「意匠に拘りながらコストを納めたい」といった設計者のニーズが存在します。意匠設計者であれば、同じような課題感を持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回のシンポジウムでは、実際に応用された具体的事例の共有を通じて「実際何ができるのか」「構造計算をどうしているのか」「費用はどれくらいかかるのか」などの疑問に答え、設計者の皆さんがもっと気軽にデジファブを活用するきっかけにしたい。また、VUILDが主に扱う木材系・切削系のファブリケーション技術だけでなく、樹脂やコンクリートなどの3Dプリンティング技術についての最新情報が得られる機会にしたいと考えています。
シンポジウムの前半は、日建設計の勝矢氏と山梨氏、そして主催者であるVUILD代表の秋吉の三人が、過去に協業したPYNTなどのプロジェクトをベースに、デジファブの可能性について意見を交換します。
後半は、VUILDとともに具体的なプロジェクトを手がけたことのある設計担当者を迎え、デジファブの実践知について深掘りするほか、3Dプリント建築といったほかのファブリケーション技術について、各社における研究や実践がどのように進められているのかを探ります(ゲスト調整中)。デジタルファブリケーションを実務に応用することに関心のある、設計者・施工者・技術者の参加をお待ちしています(学生向けに無料席あり)。
なお、VUILDがこれまで24回にわたり開催してきた「OPEN VUILD」では、VUILDが直面する経営課題をテーマに専門家を招いてオープンなディスカッションを展開してきましたが、。今後はテーマを拡張し、ビジョンやミッションを共有できそうなパートナーとのつながりをつくることを目的に、川崎以外の各地でトークイベントを開催していく予定です。
今回は、東京・品川にあるコクヨのTHE CAMPUS 2Fのオープンコミュニケーションホール・CORE(コア)での開催となります。
テーマ:デジタルファブリケーションの現在地
日時:2024年9月18日(水)18:00-21:00
会場:THE CAMPUS HALL “CORE”(定員:150名)
所在地:東京都港区港南1丁目8-35 コクヨ 東京品川オフィス(Google Map)
プログラム(予定)
1.デジタルファブリケーションの可能性
ゲスト:山梨知彦(日建設計 チーフデザインオフィサー、常務執行役員)、勝矢武之(日建設計 設計監理部門 設計グループダイレクター)
モデレーター:秋吉浩気(VUILD 代表取締役CEO)
2.デジタルファブリケーションの実践知
ゲスト:調整中
モデレーター:秋吉浩気
3.デジタルファブリケーションの最前線
ゲスト:牧住敏幸(清水建設 設計本部プロジェクト設計部3部部長、ビジネスイノベーション室リードイノベーター)、木村達治(大林組 設計本部 設計ソリューション部 アドバンストデザイン課課長)、坂上 肇(大林組 技術本部技術研究所生産技術研究部課長)
モデレーター:秋吉浩気
参加方法:Peatixページより要申し込み
参加費(無料となる学生を除く):2,000円
※コンビニ / ATMからの支払いは9月17日まで
※登壇者プロフィールなど詳細・最新情報は、下記・Peatixイベントページを参照
https://openvuild25.peatix.com/