東京・日本橋にある百貨店・日本橋高島屋の旧貴賓室にて、建築家の藤村龍至氏と社会学者の富永京子氏による対談イベントが10月29日に行われます(主催:高島屋史料館TOKYO/TTT AWARD)。
高島屋・東神開発都市文化賞(TAKASHIMAYA TOSHIN DEVELOPMENT URBAN CULTURE AWARD MMXXV)の2025年トークシリーズとして開催されるもので、旧貴賓室での聴講定員35名に加え、オンラインでの視聴も可能です。
メッセージ
現代社会における「公共」とは、いったい何を意味するのでしょうか。
建築の世界には、公共建築というジャンルがあります。これは一見、自明に見える区分かもしれません。
しかし、社会運動の視点から見ると、私たちの社会への関わり方を改めて捉え直す媒介にもなりえます。建築をつくる人、使う人のみならず、眺める人や抗議する人も「公共」をつくるのか。
そんな問いを、建築家・藤村龍至さんと社会学者・富永京子さんが交わします。
鶴ヶ島市での住民参加型プロジェクトをはじめ、藤村さんが関わってきた様々な地域再生の現場を起点に、「公共」という言葉のほころびから、私たちが生きる社会のかたちを考えます。
登壇者プロフィール
藤村龍至氏(左)、冨永京子氏(右)
藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
建築家・東京藝術大学准教授
1976年東京生まれ。2005年よりRFA(藤村龍至建築設計事務所)主宰。2008年東京工業大学大学院博士課程退学。2016年より現職。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)ディレクター。
主な建築作品に、すばる保育園(2018)、十津川村災害対策本部拠点施設(2023)がある。主な著書に『批判的工学主義の建築~ソーシャル・アーキテクチャをめざして』(2014、NTT出版)、『ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用』(2018、TOTO出版)など。富永京子(とみなが・きょうこ)
立命館大学産業社会学部准教授。専攻は社会運動論、文化社会学。
1986年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現職。ほかライデン大学特別研究員、ウィーン大学特別研究員など。
著書に『社会運動のサブカルチャー化:G8サミット抗議行動の経験分析』(2016、せりか書房)、『みんなの「わがまま」入門』(2019、左右社)『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史』(2024、晶文社)がある。論文に ”Social reproduction and the limitations of protest camps”(Social Movement Studies)など。
主に若者文化を通じて日本社会における社会運動と政治関心の戦後史を研究する一方、各種新聞・ニュース番組、ファッション誌、カルチャーメディア、文芸誌など幅広いメディアに寄稿・出演しながら、社会変革と文化の接点を探り続けている。※敬称略
主催:高島屋史料館TOKYO / TTT AWARD
日時:10月29日(水)18:30-20:30(18:00開場)
料金:1,000円(下記チケットA。Bとも)
チケット / 会場定員:
参加チケット(A) :リアル会場:高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室 / 定員35名
参加チケット(B) :オンライン配信 / 定員100名
※チケット販売・詳細は、Petix取り扱いページを参照
https://ttt-award-20251029.peatix.com/
※リアル会場チケット(A) に関する注意事項:
入場可能時間は、日本橋高島屋S.C.本館の閉店時間19時30分まで。トーク終了後の退場・退館は、出口までの会場スタッフが経路まで誘導
※オンラインチケット(B) に関する注意事項:
購入者には当日17:30(開始1時間前)までにPeatixのメッセージ機能にて視聴アドレスを送付予定。後日アーカイブ視聴可能(12月8日 23時59分まで)
高島屋史料館TOKYO イベント案内ページ
https://www.takashimaya.co.jp/urbancultureaward/event/
高島屋・東神開発都市文化賞
https://www.takashimaya.co.jp/urbancultureaward/