三菱地所株式会社は2020年9月17日に発表したプレスリリースで、東京駅の北側、日本橋口の常盤橋街区にて進めている再開発「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定したと発表、イメージビジュアルもあわせて公表されました。
同日に公式ウェブサイトもオープン、プロモーション動画も16日に三菱地所公式チャンネル(YouTube)にて配信されています。
<事業概要>
街区名称:TOKYO TORCH
事業名称:大手町二丁目常盤橋地区第一種市街再開発事業
施行者:三菱地所株式会社
設計監理:三菱地所設計
計画地:東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目
敷地面積:約31,400m²
総延面積:約740,000m²
同リリースによれば、同街区内には、変電所棟を含む、AからDの4棟が建設される予定です。そのうち、高層等のB棟〈Torch Tower(トーチタワー)〉では、コアアーキテクトである三菱地所設計と、藤本壮介、永山祐子、福岡孝則の3氏がチームを組み、タワー頂部、低層部、広場の設計をそれぞれ担当します。
B棟〈Torch Tower〉には、約100室の国際クラスのホテルが入る予定で、300m超の高さでありながら、外気を取り入れた、緑と風に包まれるデザインが発表されています。
地上63階・約390メートルのB棟には、都心最高層クラスの展望施設が設けられるほか、A棟との間に整備される約7,000m²の広場とのコンテンツ連動も視野に入れた、約2,000席規模のホールや、商業ゾーンの一部に、銭湯発祥の地ともいわれる常盤橋ゆかりの温浴施設「常盤湯」が新たに誕生。広場の一角には横丁空間も整備される予定です
このほか、服橋交差点地下歩行者通路の整備、約7,000m²の大規模広場を活用した帰宅困難者支援機能の強化なども計画されています。ポスト・コロナ、ニューノーマル時代を見据え、「TOKYO TORCH」全体で約2.0ヘクタール(約20,000m²)の屋外空間を整備するとのこと。
A棟〈常盤橋タワー〉
主要用途:事務所、店舗、駐車場など
延面積:約146,000m²
規模:地上40階・地下5階
高さ:約212メートル
竣工予定:2021年6月末
B棟〈Torch Tower(トーチタワー)〉
主要用途:事務所、ホテル、ホール、店舗、駐車場など
延面積:544,000m²
規模:地上63階・地下4階
高さ:約390メートル
竣工予定:2027年度
頂部デザイン:藤本壮介建築設計事務所(代表 藤本壮介)
低層部デザイン:永山祐子建築設計(代表 永山祐子)
広場デザイン:Fd Landscape(主宰 福岡孝則)
C棟(変電所棟)
主要用途:店舗、変電所、駐車場など
延面積:20,000m²
規模:地下4階
竣工予定:I期 2021年6月、II期 2027年度
D棟
主要用途:事務所、下水ポンプ所、駐車場など
延面積:30,000m²
規模:地上9階・地下3階
高さ:約53メートル
竣工予定:2022年3月末
# 三菱地所公式チャンネル「TOKYO TORCH/東京駅前常盤橋プロジェクト(日本語)」2020/09/17
「TOKYO TORCH」公式ウェブサイト https://www.mec.co.jp/tokiwabashi/
詳細:三菱地所 プレスリリースPDF(2020年9月17日)
「世界に誇る日本の新たなシンボルが「日本を明るく、元気にする」 東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」に決定 2027年度、東京駅前にニューノーマルを見据えた約2.0haの屋外空間を整備した新たな街が誕生」
https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200917_tokiwabashi.pdf