MILANO DESIGN WEEK 2026 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア

Milano Design Week 2026 branding on a black background with a framed 'SPECIAL FEATURE' label.

Aerial view of Milan Cathedral (Duomo di Milano) and Piazza del Duomo with crowds in front.

ミラノデザインウィーク(Milano Design Week)は、毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典です。   ミラノ郊外の大型見本市会場で行われる「サローネ・デル・モービレ・ミラノ(ミラノサローネ)」と、市内各所で展開される「フォーリサローネ」で構成され、期間中は街全体がデザイン一色に染まります。家具メーカーにとどまらず、ファッション、自動車、テクノロジーなど多様な企業が最新の意匠を競い、世界180カ国以上から建築家、インテリアデザイナー、バイヤー、研究者、観光客が集結。   15世紀の修道院や貴族の邸宅といった重厚な都市資産が実験的な空間演出の舞台となり、歴史的文脈と現代デザインが交差する独特の景観が生まれます。単なるプロダクト展示を超え、空間構成の可能性や都市の公共性を問うこの祭典は、未来の都市像を構想するための重要なフィールドワークの対象として、建築・デザイン業界から特別な注目を集めています。

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最新現地レポート

現地で取材をおこおなっているTECTURE MAG編集部員が、展示会場にて出展者の方にインタビュー。リアルタイムの温度感でミラノデザインウィークをお伝えします!

ミラノサローネ

ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)は、1961年創設のイタリア発祥の国際家具見本市で、毎年4月にミラノ郊外のロー・フィエラミラノ会場にて開催されています。約17万平方メートルの広大な会場に、世界35カ国以上から1,900を超えるブランドが集結し、家具、照明、キッチン、バスルームにわたる最新作が一堂に会します。家具メーカーだけでなく、素材メーカーや照明ブランドもその年の意匠を競い、会場全体がトレンドの発信地となります。   建築家やインテリアデザイナーにとっては、素材や仕上げを実物で確認しながらメーカーと直接議論できる場であるとともに、各ブランドのブース空間そのものが建築的な実験の場として設計されており、壁・床・天井の素材構成や光の扱い、動線計画など、インテリア設計の手がかりが随所に散りばめられています。

サローネサテリテ

サローネサテリテ(SaloneSatellite)は、ミラノサローネの会期中に同会場内で開催される、35歳以下の若手デザイナーのための特別展示プログラムです。1998年の創設以来、世界100カ国以上から毎回数百名が参加し、プロトタイプや実験的なコンセプト作品を発表する登竜門として広く知られています。   商業的な完成度よりもアイデアの独自性と将来性が問われる場であるため、素材の新たな解釈や構造そのものを表現へと転化した作品、あるいは都市や環境との関係性を問い直す提案など、建築的思考に根ざした実験的なアプローチに数多く出会えます。   入場は無料で一般公開されており、次の時代の空間デザインやマテリアルの方向性を、誰よりも早く感じ取ることのできる貴重な場となっています。

フォーリサローネ

フォーリサローネ(Fuorisalone)は、ミラノサローネの開催期間に合わせてミラノ市内各所で展開される、展示・インスタレーションイベントの総称です。「フォーリ」とはイタリア語で「外」を意味し、見本市会場の外で行われるイベント群を指しています。   15世紀の修道院や貴族の邸宅、廃工場を転用したクリエイティブスペースといった重厚な都市資産が、実験的な空間演出やマテリアル展示の舞台となり、歴史的コンテクストを持つ場所に現代デザインが介入することで、都市の文脈を再解釈する豊かな対話が生まれます。   ブレラ、トルトーナ、イゾラなどエリアごとに異なる空間体験が広がり、建築家にとっては空間構成の可能性や都市の公共性を問う実践例を歩きながら学べる場となっています。単なるプロダクト展示を超え、未来の都市像を構想するためのフィールドワークの対象として、世界の建築・デザイン関係者が毎年足を運びます。

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