オカムラ OPEN FIELD 第4回企画展「虚実の鏡、あるいは異空間のOPTICAL CORNERS」MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO × 野老朝雄 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
オカムラ OPEN FIELD 第4回企画展「虚実の鏡、あるいは異空間のOPTICAL CORNERS」MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO × 野老朝雄

オカムラ OPEN FIELD 第4回企画展「虚実の鏡、あるいは異空間のOPTICAL CORNERS」MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO × 野老朝雄

東京・紀尾井町のオカムラ ガーデンコートショールームにて、同社主催の企画展シリーズ「OPEN FIELD(オープン・フィールド)」の第4回「虚実の鏡、あるいは異空間のOPTICAL CORNERS」が8月28日より開催されます。

「OPEN FIELD」は、「人が生きる環境づくり」を目指した空間デザインプロジェクトです。気鋭のクリエイター2組以上によるインスタレーションが毎回話題で、企画を建築史家の五十嵐太郎氏が2023年より担当しています。

五十嵐太郎氏(本展キュレーター)による展示コンセプト

OPEN FIELDと名前を変え、オカムラ ガーデンコートショールームで開催する4回目の展覧会は、建築家のMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(マウントフジアーキテクツスタジオ / 原田真宏+原田麻魚)と美術家の野老朝雄に参加を依頼した。
マウントフジアーキテクツスタジオは、山並みの風景と呼応しつつ、集成材による屋根がダイナミックに反復する〈道の駅ましこ〉が、2020年に日本建築学会賞(作品)やJIA日本建築大賞を受賞し、近年はプレカットした部材を運んで建設された隠岐島のホテル〈Entô〉が注目されている。ほかにも、初期の〈焼津の陶芸小屋(XXXX house)〉や〈知立の寺子屋〉、〈ROOFLAG〉など、力強い幾何学が目立つ。
一方、野老は、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが有名だが、もともと建築を学び、英国のAAスクールを経て、ロゴやマーク、インテリアやファッションなど、さまざまなタイプのデザインを手がけてきた。とりわけ特徴的なのは、幾何学的なルールをもとに作成される緻密な紋様だろう。
今回の組み合わせは、かなり直感的に決めているが、2組に共通する幾何学がテーマになりうると考えた。
したがって、いったん「プレイグラウンド・オブ・ジオメトリー」といった仮タイトルをつくり、企画の打ち合わせをもうけた。オンラインではなく、対面によって行われたミーティングでは、即興的な演奏のかけあいが進行するかのように、次々と案が繰りだされ、変容しながら、最終形につながるヴィジョンが決まる。鏡を使うアイディアは当初からあったが、空間のヴォリュームを形成する入隅に鏡を設置したらどのような効果が生まれるか、というシミュレーションが行われ、一気に場が盛り上がった。その結果、虚と実、あるいは2次元と3次元をめぐる認識を宙吊りにするような空間が生まれるだろう。
建築史的には、最初に虚の空間や鏡の効果に注目したのはバロックの時代である。が、今回の試みは現代的なリミナル・スペースにも通じるはずだ。「鏡の国のおうちに住んでみたい?」(ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』)。おそらく、展示の写真だけを見ても、何が起きているかはわからない。その場に身を置いて、実際に動きまわり、体験するしかない異空間が立ちあがる。


参加作家プロフィール

原田真宏

建築家 マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所主宰
1973年静岡県生まれ。1997年芝浦工業大学大学院建設工学専攻修了。隈研吾建築都市設計事務所、文化庁芸術家海外派遣研修員制度を受け、ホセ・アントニオ & エリアス・トーレス アーキテクツ(バルセロナ)、磯崎新アトリエを経て、2004年に原田麻魚と共にMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOを設立。2016年より芝浦工業大学 建築学部建築学科教授。

原田真宏氏(左)/ 原田麻魚氏

原田麻魚

建築家 マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所代表取締役
1976年神奈川県生まれ。1998〜99年 象設計集団、1999年芝浦工業大学建築学科卒業。建築都市ワークショップ所属を経て、2004年に原田真宏と共にMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOを設立。東北大学、東京大学、東京理科大学、早稲田大学、名古屋工業大学で非常勤講師。

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO Website
https://www.fuji-studio.jp/

野老朝雄

野老朝雄(ところ あさお)氏 近影

Photography by Matthew Jordan Smith © 2025 All Rights Reserved

美術家
1969年東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭 慎に師事。2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいて定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計・制作も行なっている。主な作品に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなどがある。
現在、東京大学工学部・教養学部非常勤講師、國立臺灣師範大學(台湾台北)客座教授、上海美術学院(中国上海)客座教授、早稲田大学芸術学校非常勤講師。

TOKOLOCOM
https://tokolocom.com/

 

「OPEN FIELD」第4回企画展 開催概要

タイトル
企画:五十嵐太郎(建築史家、東北大学大学院工学研究科教授)
参加作家(敬称略):原田真宏+原田麻魚(建築家 / MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)、野老朝雄(美術家)
会期:2026年8月28日(金)〜9月12日(土)
会場:オカムラ ガーデンコートショールーム
所在地:東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート3F(Google Map
開場時間:10:00-17:00
休館日:日曜・祝日
入場料:無料(予約不要)
主催:オカムラ

関連イベント

トークイベント
日時:2026年9月4日(金)18:00-20:00
登壇:出展作家 2組

ワークショップ
対象:学生
日時:2026年9月2日(水)15:00-17:00
講師:オカムラ社員(予定)
参加方法:要予約(参加無料)

※参加申し込みなど詳細は「OPEN FILED」特設サイトを参照

オカムラ Webサイト「OPEN FILED」特設ページ
https://www.okamura.co.jp/corporate/special_site/event/openfield/

  • TOP
  • COMPETITION & EVENT
  • EXHIBITION
  • オカムラ OPEN FIELD 第4回企画展「虚実の鏡、あるいは異空間のOPTICAL CORNERS」MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO × 野老朝雄

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶