2021年10月23日初掲、11月21日大阪巡回情報追記
東京・表参道にある、荒川技研工業のギャラリースペース[TIERS GALLERY by arakawagrip]にて、「WIRE-FRAME展」が10月31日まで開催されます。
本展は、ワイヤー金具メーカーの荒川技研工業と、額縁メーカー・アルナとの共催。三星安澄氏(MITSUBOSHI DESIGN)のデザインのもと、2021年6月に両社が開発、発表したアルミフレーム〈DUO〉を使って、美術家の野老朝雄、建築家・デザイナーの長岡勉、美術家の四方謙一の3氏が、作品を発表、展示を行います。
〈DUO〉は、ピクチャーフレームから垂直に吊ることができるのが大きな特徴。額装した作品を壁面やピクチャーレールで展示する際に問題となる、斜めに「おじぎ」することがないように設計されており、理想的な形で、作品を展示・観賞することができます。
また〈DUO〉は、フレームの両面を使うことができます。シンプルなデザインの「フラット」面と、ラインの入った装飾のある「ライン」面を、作品の雰囲気にあわせて選べます。フレームカラーは、マットシルバーとマットブラックの2色展開です。
〈DUO〉製品詳細
https://aluna.co.jp/products/duo/
アルナ 概要
1967年(昭和42年)創業。本社は埼玉県川口市。
アルミ製の額を中心に油彩、デッサン、ポスターからユニフォーム、バット、レコードなどの特注額まで、生活を彩るさまざまな「額」を提案。国内外に自社工場・協力工場があり、1枚から大量生産までニーズにあわせた生産体制を敷く。2017年より、三星安澄氏をデザイン・ディレクターに迎え、プレミアムアルミ額シリーズ「ALUMIUM」を発表、国内外の賞を受賞している。
https://aluna.co.jp/
〈DUO〉を使うことを前提とした本展では、3氏それぞれの作品に加え、空間展示・プレゼンテーションも見どころとなります。
四方謙一 プロフィール
美術家。
1983年京都生まれ、2004年より野老朝雄氏に師事。2007年早稲田大学芸術学校建築設計科卒業。
幾何学や素材の特性で構成されるパターンに周囲の環境を取り込み、彫刻や写真などを制作している。
主な作品・展覧会に、2021年「Gravity-この地を見つめる-」奥能登国際芸術祭2020+、「Collectedsightdancingonthesite」中之条ビエンナーレ2021、2020年「Flowingtimereflectingontheriver」RAYARDMIYASHITAPARK、2019年「Collectingviewinthewell」第28回UBEビエンナーレ、2018年「GLOWINGGROWINGGROUND」大阪国際空港、などがある。
長岡 勉 プロフィール
建築家・デザイナー / POINT代表取締役。
1970年東京生まれ。慶應大学SFC政策メディア研究科修了。山下設計で活動後、POINTを設立。
建築・インテリアの設計業務のほかに、クリエイターのためのシェアオフィス〈co-lab〉の設立に参加するなどの活動を行う。2020年4月からVUILDのメンバーとしても活動。
現在、慶應義塾大学・武蔵野美術大学非常勤講師。主な受賞歴に、〈ジュッカイエ〉で東京建築士会住宅建築賞入賞、〈夢尋蔵〉でJCDデザインアワード2012金賞、〈アポロ〉でJCDデザインアワード2013金賞、〈夜咄Sahan〉でJCDデザインアワード2016金賞および長谷川演賞、〈知識の蜂の巣〉でJCDデザインアワード2018銀賞がある。
野老朝雄 プロフィール
美術家
1969年東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭 慎に師事。
2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインなどの境界領域で活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいて定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計/制作も行なっている。2016年より東京大学工学部非常勤講師、2017年より東京大学教養学部非常勤講師を務める。
なお、本展は、この時期恒例のデザインとアートの祭典「DESIGNART TOKYO 2021」にあわせて開催されます。
会期:2021年10月22日(金)〜10月31日(日)
開場時間:12:00-19:00
会場:TIERS GALLERY by arakawagrip
所在地:東京都渋谷区神宮前5-7-12(Google Map)
出展作家:野老朝雄(美術家)、長岡 勉(建築家・デザイナー)、四方謙一(美術家)
企画:三星安澄
AD&D:三星安澄
協賛:アイティーエル
主催:荒川技研工業、アルナ
荒川技研工業 会社概要
工学博士・荒川秀夫が「ないものを創る」を理念に会社を立ち上げ、1975年に世界に先駆けてワイヤー金具の調整機構「ARAKAWA GRIP」を開発。誰でも簡単に安全に展示物を吊るすことができ、世界中の美術館や店舗で使用されている。
2017年秋に建築家の田邊 曜(田邊曜建築設計事務所 / hklstudio)が設計をした本社・表参道ショールーム〈TIERS〉をオープン。併設のTIERS GALLERYをクリエイターの発表・交流の場として提供している。
https://www.arakawagrip.co.jp/
参加作家:野老朝雄(美術家)、長岡勉(建築家・デザイナー /POINT代表取締役)、四方謙一(美術家)
会期:2021年11月25日(木)~27日(土)※会期中無休
開場時間:11:00-19:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料
会場:Page Gallery / KAIRI EGUCHI DESIGN 1F
所在地:大阪府大阪市中央区瓦屋町2丁目14-8(Google Map)
企画:三星安澄
写真:阿部良寛
AD&D:三星安澄
主催:アルナ、荒川技研工業
協賛:アイティーエル
内容:ワークショップ
講師:野老朝雄
開催日時:
11月26日(金)16:00 / 17:00
11月27日(土)14:00 / 15:00
所要時間:各回45分程度
定員:若干名(当日会場にて申し込み)
詳細
https://www.arakawagrip.co.jp/news/news-3481/