2020年12月から2021年5月にかけて、東京・天王洲にて開催された企画展「謳う建築」の関連イベント—建築倉庫 模型保管庫でのサテライト展と、YouTubeからのライブ配信イベントが、それぞれの日程で開催されます。
「謳う建築」展は、建築家が住まいと向き合い続け生み出した住宅を、文芸家が体験して作品をつくり上げるという「建築と言葉」のコラボレーションを試みた展覧会です。
会場となったWHAT MUSEUMに隣接する模型保管庫では、建築家や設計事務所から預かっている600点以上の建築模型を保管し、その一部を展示しています[*]。
同保管庫に、期間限定で「謳う建築」展に出展された模型の一部で構成される「謳う建築展サテライト」エリアが、2022年3月3日から4月3日までの期間限定で開設されます。会期中の水曜には、ガイドツアーも実施。
そのほか、2019年に開催した展覧会「構造展-構造家のデザインと思考-」にて展示された構造家インタビュー映像のダイジェスト版や、保管棚に置かれた建築模型なども見学できます。
*.模型保管庫は通常、WHAT MUSEUM展覧会会期中に、展覧会入館のオプションとして見学が可能
展示期間:2022年3月3日(木)~4月3日(日)
会場:建築倉庫 ARCHI-DEPOT|模型保管庫
所在地:東京都品川区東品川2丁目6-10 G号 WHAT MUSEUM(Google Map)
休館日:月曜、3月22日(火)※3月21日(月・祝)は開館
料金:一般800円、大学生以下500円、小学生以下 無料
入館方法:予約制(日時指定のオンラインチケットの購入要)
予約開始日(予定):2022年2月28日(月)
「謳う建築」展サテライト展示 予約専用ページ
https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/archidepot_tour_only
建築倉庫[模型保管庫]ウェブサイト
https://archi-depot.com/exhibition/backroom-visiting
「謳う建築」展に出展した建築家と詩人・総勢11名を再び迎え、ライブ配信イベントが開催されます。建築倉庫の公式YouTubeチャンネルからのライブ配信です。
イベントの見どころ(敬称は略)
・建築家の能作文徳と佐藤研吾が考える「建築と言葉」
設計作品と、それを元に文芸家に紡ぎ出された言葉との関係について
・谷川俊太郎、覚 和歌子ら9名の詩人が「謳う建築」展のために創作した詩を自身で朗読、リレー形式でつなぐ
・建築家と詩人、それぞれが「謳う建築」展でのコラボレーションについて振り返る
「建築と言葉」を巡るトークセッション
日時:2022年2月26日(土)17:00-18:30
登壇者:能作文徳(能作文徳建築設計事務所主宰)、佐藤研吾(一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所代表)
開催方法:オンライン(ライブ配信)
料金:無料
主催:WHAT MUSEUM
配信URL
https://youtu.be/wQetmnqyKbM
詳細
https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/kenchikutokotoba_talk
「建築と言葉」を巡る朗読リレー
日時:2022年2月27日(日)15:00-16:30
出演者:谷川俊太郎、小池昌代、四元康祐、覚 和歌子、高貝弘也、杉本真維子、カニエ・ナハ、岡本 啓、暁方ミセイ
開催方法:オンライン(ライブ配信)
料金:無料
主催:WHAT MUSEUM
配信URL
https://youtu.be/WfUpoybaG2o
詳細
https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/kenchikutokotoba_poem
注1.一部内容や時間が変更になる場合あり
注2.一部出演者は録画での参加
本イベント登壇者・出演者による「謳う建築」展でのコラボレーションの組み合わせ(建築物名の後ろの年:竣工年)
篠原一男〈谷川さんの住宅〉1974年 × 谷川俊太郎(詩人)
東 孝光〈塔の家〉1966年 × 暁方ミセイ(詩人)
田中敏溥〈玉川学園の家〉1998年 × 岡本 啓(詩人)
中村好文〈クリフハウス〉2003年、〈クリフハット〉2017年 × 小池昌代(詩人・作家)
伊藤 寛〈黒水晶の家〉2004年 × 覚和歌子(作詞家・詩人・音楽家)
高野保光〈縦露地の家〉2012年 × 高貝弘也(詩人)
堀部安嗣〈我孫子の家〉2011年 × 杉本真維子(詩人)
能作文徳〈西大井のあな〉2018年 × 長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)
篠原明理〈昭島の住宅〉2020年 × カニエ・ナハ(詩人)
三科尚也・明日香〈しのいえ〉2020年 × 四元康祐(詩人)
佐藤研吾〈シャンティニケタンの家〉2018年 × Nilanjan Bandyopadhyay(詩人)