2022年9月28日初掲、10月1日会場写真追加
トーキョーバイク(tokyobike)とヴィトラ(Vitra)のコラボレーションイベントが、東京・清澄白河の〈TOKYOBIKE TOKYO〉にて、期間限定で開催される。店内に配されたヴィトラの「ジャン・プルーヴェコレクション」の新作プロダクトに実際に座ることができるほか、同コレクションに加わったばかりの新色からインスピレーションを得た、特別仕様のコンセプトバイクもお目見え。
トーキョーバイクと、スイスの家具メーカーの共催によるイベント「Le garage de Jean Prouvé(ル ガレージ ドゥ ジャン・プルーヴェ)」が、トーキョーバイクのフラッグシップショップ〈TOKYOBIKE TOKYO〉にて、9月30日より期間限定で開催されます。
会場となる〈TOKYOBIKE TOKYO〉は、東京・清澄白河の倉庫だった建物をリノベーションし、オーストラリアのプランツショップ・The Plant Society(プラントソサエティ)の海外1号店と、清澄白河で人気のコーヒーショップ・ARiSE COFFEE PATTANA(アライズコーヒー パッタナー)のコーヒースタンドを併設し、2021年7月にオープンした、トーキョーバイクの旗艦店です。
こちらのトーキョーバイクの旗艦店は、自転車だけでなく、植物やコーヒーなど、自分の暮らしを楽しむことをテーマに掲げています。
改修設計は、建築家の鈴野浩一氏と禿 真哉氏が率いる、トラフ建築設計事務所が担当しました。
『TECTURE MAG』内覧会レポート+鈴野浩一氏インタビュー
https://mag.tecture.jp/feature/20210708-tokyobike-tokyo-report/
両社のプレスリリースによれば、本イベントのタイトル「Le garage de Jean Prouvé」にある”Le garage”とは、自分だけの趣味を楽しむ秘密基地・ベースをイメージしたものとのこと。
鍛冶工からキャリアをスタートし、自分の手を動かしながら、プロダクトのデザインや建築作品も生み出した、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé / 1901–1984)の全製品の復刻・製造権を1999年に獲得し、2002年に「ジャン・プルーヴェコレクション」からプロダクトをリリースして以来、プルーヴェのデザインを継承してきたヴィトラ。一方、”東京を走るために作られた自転車”の開発と販売を手掛け、カスタマイズを楽しむものづくりへの想いをヴィトラと共有するトーキョーバイク。さらに、会場のスタイリングを担当する、インテリアスタイリストの川合将人氏。この3者のコラボレーションを通して、プルーヴェのプロダクトと、トーキョーバイクの自転車を、現代の私たちの暮らしに取り入れるインスピレーションが、空間全体で提案されます。
今回のコラボイベント「Le garage de Jean Prouvé」では、ヴィトラによる「ジャン・プルーヴェ コレクション」のプロダクトが、川合氏のスタイリングのもと、店内に配置されます。
プロダクトは、今月17日に発表されたばかりの、プルーヴェのスタンダードチェアの新色や、コレクションの新製品を含みます。単なる展示ではなく、これらに触れ、腰かけるなどして、体感として試すことができるのが特徴です。
本イベントでは、会場での写真撮影も可能となっており、ハッシュタグ「#vitratokyobike」を付けてインスタグラムに投稿するフォトコンテストへの参加も推奨されています(11月10日まで開催、プレゼントあり)。
イベントのコンセプトは、“Pedal with Prouvé”=「プルーヴェカラーと出かけよう」。これに基づいて、トーキョーバイクでは、本イベント限定カラーのコンセプトバイク〈Pedal with Prouvé〉が特別に製作されます(受注生産品)。
今回のイベント限定モデルのフレームカラーは2色展開。どちらも、プルーヴェが独自に開発した「アトリエ ジャン・プルーヴェ」のカラーパレットをもとになっている、ヴィトラの「プルーヴェコレクション」のカラーパレットからインスピレーションを得たカラーです。
1つは、中国・明王朝時代の青花磁器に見られるコバルトカラーに着想を得たブルーディナスティ(Bleu Dynastie)。もう1色は、”青い麦”の意で、実る前の小麦の色を表現した若草色・ブレヴェール(Blé Vert)。どちらも、ヴィトラから発表されたばかりの新色です。
コンセプトバイクは、数あるトーキョーバイクのラインナップの中でもスタンダードなモデルが採用されました。〈TOKYOBIKE BISOU〉と〈TOKYOBIKE 26〉の2つ。今回のイベント「Le garage de Jean Prouvé」の開催期間中、店内でモデルを展示するほか、注文を受け付けます。
また、店内には、ジャン・プルーヴェや、それぞれのブランドのことがわかるパネル展示のコーナーも設けられます。
受注販売受付期間:2022年9月30日(金)〜11月6日(日)
納品予定日:2023年1月末以降 ※受注状況によって異なるため、詳細は注文時に確認要
受注受付:TOKYOBIKE TOKYO店頭、トーキョーバイクオンラインストアにて
限定モデル 詳細
https://tokyobike.com/product/tokyobike-vitra/
会場のスタイリングは、インテリアスタイリストの川合将人氏が担当しています。
川合将人氏プロフィール
BUNDLESTUDIO Inc.代表、インテリアスタイリスト
雑誌や広告でのスタイリングに加え、モデルルームやオフィスの内装コーディネートのほか、家具や照明ブランドの展示イベントでは、会場構成やディレクションまでを務める。
2021年より、自らが代表を務めるBUNDLESTUDIO Inc.での活動を開始。建築家の進来廉の事務所 が 1970年代に設計した住宅を再生した BUNDLE GALLERYをオー プンし、撮影スタジオの運営に加え、家具や照明、アートなどの販売をスタートした。
https://bundlestudio.jp/
会期中の10月2日には、川合氏を会場に迎え、ヴィトラとトーキョーバイク側も出席した、トークイベントが開催されます。
それぞれの新製品と特別仕様のコンセプトモデルの説明があるほか、本イベントにおけるスタイリングのテーマや、カラーの取り入れ方について、川合氏に話を聞きます。今年6月に、フランス・ナンシーにある〈プルーヴェハウス〉を川合氏が訪問した際のエピソードなどが披露される予定です。
開催日時:2022年10月2日(日)18:30-19:30
会場:TOKYOBIKE TOKYO
定員:30名
参加費:無料(要申込)
参加方法:下記・Peatix案内ページにて受付
https://vitra-tokyobike.peatix.com
川合将人氏コメント:
「プルーヴェの家具は、インダストリアルな無骨さがありながらも、緻密に計算された美しい構造体から、知的でエレガントな雰囲気が感じられるのが魅力です。今回の展示では、そんな魅力を楽しみながら体感してもらえるように、秘密基地をテーマにしたガレージ空間を演出します。
自転車、アート、音楽などなど、好きなものに囲まれた自分だけの特別な場所。プルーヴェを知っている人はもちろん、プルーヴェのデザインにはじめて触れる人にも喜んでもらえるような、遊び心を感じられるスタイリングを披露したいと思います。」
期間:2022年9月30日(金)〜11月6日(日)
会場:TOKYOBIKE TOKYO
所在地:東京都江東区三好3丁目7-2(Google Map)
営業時間:平日 11:00-18:00 / 土日祝 10:00-18:00
休業日:月・火曜、10月10日(臨時休業)
イベント案内ページ
https://tokyobike.com/journal/event_tbt_vitra_prouve/
トーキョーバイク プレスリリース(2022年9月8日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000053935.html
2022年10月1日会場写真追加(ヴィトラ提供)
なお、同店舗から徒歩圏内にある東京都現代美術館では、ジャン・プルーヴェの大規模展「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」が、10月16日(日)まで開催されています。
「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」詳細
https://mag.tecture.jp/event/20220714-66813/