アイウェアブランドのジンズ(以下JINS)は、東京・新宿3丁目の交差点に面して旗艦店〈JINS新宿店〉をオープンすることを発表しました(ジンズホールディングス2025年9月30日プレスリリース)。
同社の発表によると、店舗面積は約1,000m²(286.09坪)で、海外を含むJINS全店の中で最大の店舗面積となります。1階から3階までの3フロアに、JINS最大の商品ラインナップと最先端のアイウエアサービスを揃え、視力測定から商品選び、即日加工、海外顧客のための免税対応まで「ここだけで完結できるワンストップ体験」を提供する計画です。
〈JINS新宿店〉の設計は、建築家の青木 淳(AS共同主宰)と中村竜治(中村竜治建築設計事務所代表)が担当。外装を共同で内装を、中村氏が手がけるとのこと。
ジンズと両者のこれまでの仕事は、青木氏はジンズの前橋本社の設計者であり、中村氏も国内で複数の店舗のデザインを手掛けています。
なお、中村氏は2004年に自身の事務所を設立するまで、青木氏の事務所(旧青木淳建築計画事務所、2020年よりASに改組)に在籍。2023年3月末には、青木氏が東京藝術大学教授を退官する前年秋に同学・上野キャンパスにて開催された「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」の展示空間にあわせた絶妙な作品を出展しており、両氏のコラボレーションが、ジンズ店舗の空間でも展開されることになります。
「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」(2023年)
東京藝術大学 青木淳退任記念展「雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編―」会場にてインタビュー
ジンズホールディングス代表取締役CEO 田中 仁氏コメント
新宿は、世界中の人々が行き交う国際都市であり、その中心に位置する新宿三丁目交差点は、特別な意味を持つ場所です。この地に世界最大の旗艦店を開くことは、JINSにとって大きな挑戦であり、新しい未来の象徴でもあります。JINS新宿店は「ぜんぶ、ここにある」というコンセプトのもと、豊富な商品ラインナップ、そしてテクノロジーを活用した快適でパーソナルなサービスを提供することで、国内外すべてのお客様に最適な体験をお届けします。私たちが創造するアイウエアの新しい価値すべてが集結するこの場所が、一人ひとりの毎日を豊かにする拠点になることを願っています。
所在地:東京都新宿区新宿3丁目1-20
店舗面積:945.752066m²(286.09坪)
店舗設計:AS、中村竜治建築設計事務所
オープン時期:2026年初夏(予定)