世界各地にラグジュアリーリゾートとホテルを展開するバンヤンツリー・グループが、京都市に出店する〈バンヤンツリー・東山 京都〉の概要が発表されました。
総合不動産デベロッパーのサムティ(大阪市淀川区)との共同出資により、本件プロジェクトを進める、ウェルス・マネジメントグループ(東京都港区)が3月31日に発信したプレスリリースによると、2022年3月末に着工し、2024年春の開業を予定しているとのこと。
バンヤンツリーのインターナショナルブランドの国内開業はこれが初となります。
立地は、京都市内を一望できる東山の高台。近隣には清水寺や高台寺など、京都でも有数の寺社仏閣があり、観光の利便性も高いエリアとして知られています。
〈バンヤンツリー・東山 京都〉は天然温泉の源泉を有し、祇園・東山地区におけるインターナショナルブランドホテルとしては初めて、温泉付きの客室を完備し、バンヤンツリー・スパも用意されるなど、ラグジュアリーなアーバンリゾートとして計画されています。
さらには、京都市内のホテルでは唯一という能舞台も建設される予定です。
〈バンヤンツリー・東山 京都〉のデザイン監修を担当するのは、建築家の隈 研吾氏が率いる隈研吾建築都市設計事務所。加えて、アジア、オーストラリア、中東に拠点を構え、世界各地でラグジュアリーホテルをはじめさまざまなプロジェクトを手掛けている、DWP Internationalがインテリアデザインを担当します。
グローバルな設計活動を展開する両社により、バンヤンツリーブランドの唯一無二の世界観だけでなく、京都の歴史や文化などが、館内各所で空間デザインとして表現される計画です。
所在地:京都府京都市東山区清閑寺霊山町7番
建築規模:地下1階、地上4階
延床面積:約7,120m²
敷地面積:約5,850m²
客室数:52室
デザインアーキテクト:隈研吾建築都市設計事務所
設計:東洋設計事務所、入江三宅設計事務所
インテリアデザイン:dwp / https://dwp.com/
客室デザイン:橋本夕紀夫デザインスタジオ
施工:清水建設
着工:2022年3月末
開業(予定):2024年春
問合せ先:ウェルス・マネジメント
バンヤンツリー・グループ / Banyan Tree Groupについて
スチュワードシップとウェルビーイングを主軸としつつ、今とこれからの世界を旅する人々に格別な体験を提供する、マルチブランド・ホスピタリティ・グループとして世界を牽引している、独立グループ。ホテル、リゾート、スパ、ギャラリー、ゴルフやレジデンスなど、10のグローバルブランドを展開している。
数々の受賞歴を誇る「Banyan Tree」をはじめ、「Angsana」「Cassia」「Dhawa」「Laguna」に続き、新たなブランドとして、「Homm」 「Garrya」「Folio」、バンヤンツリーブランドから派生した「Banyan Tree Escape」と「Banyan Tree Veya」を予定している。グループは、1994年にサステナビリティ(持続可能性)を主たるコンセプトとして設立され、すべてのステークホルダーとホテルが所在する土地、商品とブランドに長期的な価値を創造することをミッションに掲げる。2008年に設立されたバンヤンツリー・マネジメント・アカデミー(BTMA)は、23カ国で8,200名の人員を擁し、人材開発やマネジメント・エクセレンスを推進し、グループの目標達成をサポートする。
創業以来、グループでは、2,920にもおよぶ産業賞と栄誉を獲得。近年では、TRAVEL+LEISURE誌の「世界のホテルブランド・トップ 25」に選出されている。
また、バンヤンツリー・グローバル・ファウンデーション(BTGF)を通じて行われる、環境保護と地域開発への取り組みは、国連の「持続可能な開発目標」に沿った活動であり、高く評価されている。
ローカライズ(地域化)された成長戦略を実行することで、グループの世界的な事業展開は拡大を続けており、2021年12月時点で、15カ国に55軒のホテルを運営しているほか、45軒のホテルとリゾートが設計段階、または建設中。
2017年には、アクティブ・エイジングとウェルネスに向けたプロジェクトを推進するため、Vanke社(中国)との合弁会社も設立している。バンヤンツリー・ホテルズ&リゾーツ
https://www.banyantree.com/