ルイ・ヴィトンとアーティスト・草間彌生、2012年から続く両者のコラボレーションの数々をまとめた書籍『Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton』がこのほど発売されました。
ケースは斬新な円形で、ルージュ、ブルー、ジョーヌ、グリーンの4色展開。米国・ニューヨーク五番街に1964年にブックストアをオープンし、1974年に出版事業も開始した、Rizzoli International Publications Inc.(リッゾーリ インターナショナル パブリケーション、以下:リッゾーリ)が書籍の編集を手がけ、ルイ・ヴィトン ストアおよびルイ・ヴィトン公式ウェブサイトにて取り扱いを開始しています。
書籍の監修はフェルディナンド・ヴェルデリとイザベル・ヴェネロが務め、草間彌生自身が書き下ろした序文に始まり、ファッションやアートの分野で活躍する著名な専門家たちによる寄稿を収録しています。
その中でも、作家のジョー・アン・ファーニス[*]は、ルイ・ヴィトンと草間による今回のコラボレーションを深く掘り下げ、マーク・ジェイコブスは草間とのパートナーシップの発端について振り返っています。
また、草間彌生の作品をフィーチャーした展覧会を企画してきたキュレーターの吉竹美香[*2]、フィリップ・ララット・スミスが寄稿しているほか、著名なキュレーターでロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのアーティスティック・ディレクターを務めるハンス・ウルリッヒ・オブリストと、長年にわたって草間彌生に関わってきた建畠 晢との対話も展開されています。
さらに本書には、アルカ、キャサリン・ブラッドフォード、アンネ・イムホフ、ライアン・マクナマラ、ラウール・デ・ニエベス、ライアン・トレカルティン、ノラ・トゥラト、ジャコルビー・サッターホワイトなど、現代において最も著名なコンテンポラリーアーティストやミュージシャンたちによる考察も収録されています。
草間彌生の多大な影響力や、彼女の作品のシグネチャー・モチーフである水玉模様やミラーボールを通して、幻想的な世界を創造する並外れた才能と、遊び心溢れるモチーフと共に、芸術と宇宙に対する自らの哲学が映し出された草間彌生の表現方法について、それぞれが自らの考えを語っています。
草間彌生 × ルイ·ヴィトン:クリエイティング インフィニティ 英語版
カテゴリー:アート – インディビジュアルアーティスト – モノグラフ
フォーマット:ハードカバー
書籍本体サイズ:22.9 x 30.5 cm
総頁数:240ページ
言語:英語版
ISBN:978-0-8478-7383-8
価格(税込):44,000円
発行元:Rizzoli(リッゾーリ)
ルイ・ヴィトン 公式ウェブサイト
louisvuitton.com
ルイ・ヴィトン オンラインストア
『Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton』
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/products/yayoi-kusama-x-louis-vuitton-creating-infinity-nvprod4800001v/R09253
Rizzoli NY Website
https://www.rizzoliusa.com/book/9780847873838
[*1] ジョー・アン・ファーニス プロフィール
編集者、クリエイティブ・ディレクター兼ライター。
2004年から2011年まで『Arena Homme+』の編集長を務め、『I-D』、『The Face』、『AnOther Magazine』、『The New York Times』などに定期的に寄稿している。
[*2] 吉竹美香 プロフィール
ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で修士号と博士号を修得。日本戦後美術を専門とするインディペンデント・キュレーター。
※本稿 敬称略