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「100年ぶりに、家が変わる。」 建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅 MW Living Home が初公開

「100年ぶりに、家が変わる。」 建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅 MW Living Home が初公開

CULTURE

2026年9月10日、東京・豊洲のCITABRIA BAYPARKにて、株式会社MW(ムウ)による報道関係者向けブランド発表会「MW “Living Home” Launch」が開催されました。

「100年ぶりに、家が変わる。」というテーマのもと全体像が初公開された、建築・ソフトウェア・ロボティクスが一体となった世界初の住宅プロダクト「MW Living Home」。

日本国内の生成AI開発力の強化を目指す国家プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の採択企業であり、「建築」を事業の太い軸の1つに据えた同社のビジョンとプロダクトの全容を紐解いていきます。

建築・ソフトウェア・ロボティクスが一体となった世界初の住宅プロダクト「MW Living Home」
成田修造(なりたしゅうぞう)

Co-Founder & CEO  

 

1989年生、慶應義塾大学卒業。在学中にクラウドワークスの役員として参画。

2014年、取締役COOとなり東証マザーズ(現グロース)市場に上場。その後取締役副社長COOとして同社を経営。2022年末に取締役を退任。

2024年にMWを共同創業。

 

建築・ソフトウェア・ロボティクスが一体となった世界初の住宅プロダクト「MW Living Home」

松田仁樹(まつだよしき)

Co-Founder & Chief Architect

 

1990年生、東京大学建築学科・大学院卒業。

レム・コールハース率いるOMA New Yorkオフィス、日建設計での勤務を経て、2020年にYoshiki Matsuda Architect(YMA)を創業。

2024年にMWを共同創業。YMAでは大阪万博のイタリア館のデザインも手がける。

 

建築・ソフトウェア・ロボティクスが一体となった世界初の住宅プロダクト「MW Living Home」

浅谷学嗣(あさたにさとし)

Head of AI / Robotics

 

1990年生、大阪大学大学院卒業。

エクサウィザーズの創業時より参画しCTOに着任後、同社のロボット部門の責任者としてJAXAやデンソーとのロボット開発プロジェクトをリード。

2021年には東証マザーズ(現グロース)市場への上場も経験。

2025年に同社を退社し、MWに参画。

【レポート】「100年ぶりに、家が変わる。」建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅「MW Living Home」

イベント当日の風景

【レポート】「100年ぶりに、家が変わる。」建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅「MW Living Home」

MW Living Homeの説明をする成田氏

従来の「スマートホーム」からの脱却と3つの構成要素

これまでの住宅業界における「スマートホーム」は、家電がネットワークにつながり、スイッチやリモコンがスマートフォンに置き換わっただけの「デバイスの集合体」に過ぎなかった。MWが目指すのは、AI革命(フィジカルAIの進化)を背景に、住宅そのものを知能をもった空間へと進化させる「家を再発明する」挑戦である。

【レポート】「100年ぶりに、家が変わる。」建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅「MW Living Home」

MWの「Living Home」は、以下の3つの要素から構成されており、「生きた家」という名前が示す通り、人間のような特性を備えている。

  • 知覚(Perception)
    環境を感じ取り、空間や人を感知するセンサー群
  • 知性(Intelligence)
    状況を理解・判断し、学習し続けるAI「MW Intelligence(ムウインテリジェンス)」
  • 身体(Embodiment)
    設備や、家事などのタスクを実行する住宅ロボット「MW bot(ムウボット)」

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建築家・松田仁樹氏の参画と建築としてのフィロソフィー

本プロジェクトにおける建築従事者が最も注目すべき点は、MWの共同創業者兼チーフアーキテクトを務める松田仁樹氏の存在である。最新のテクノロジーを既存の住宅に「後付け」するのではなく、初期段階から建築意匠と一体化して空間をデザインできる点が、MWの強みの1つである。

また、以下の5つを「MW建築5つの原則」として掲げており、機能性だけでなく、時を経て価値を増す空間づくりを目指している。

  • Timeless
    時間とともに価値が深まる、プリミティブな素材と空間。経年を劣化ではなく、魅力として受け入れる設計。
  • Updatable
    生活や時間の変化に応じて、柔軟に更新される空間。固定されない構造によって、住まいは進化し続ける。
  • Fluid
    用途に縛られず、流れるように変化する空間構成。動きと連続性を前提とした、非固定的な建築。
  • Biophilic
    土地の歴史や生態系と調和する設計。自然との関係性の中で、人の感覚をひらく空間。
  • Integration
    空間に溶け込むテクノロジー。知覚・理解・行動を統合し、住まいを動的に変化させる知能。

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空間デザインに寄り添う住宅ロボット「MW bot」

発表会では、実際にトレーラーハウス内に構築された環境で、住宅ロボット「MW bot」の実機デモンストレーションが行われた。注目すべきは、このロボットが人型(ヒューマノイド)ではなく、天井走行型(ガントリー型)を採用している点である。

【レポート】「100年ぶりに、家が変わる。」建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅「MW Living Home」

【レポート】「100年ぶりに、家が変わる。」建築×AI×ロボティクスが一体となった次世代住宅「MW Living Home」

洗濯をたたむMW botと説明をする浅谷氏

人型であるならば自由度は高いが、廊下や段差での転倒に対するリスクも高い。そしてヒューマノイドが住宅にいるのは想像以上に圧迫感があり、限られた敷地に建てられることの多い日本の住宅ではなおさらである。

対してアームを備えて天井を走行する「MW bot」は、床面積を占有しないため圧迫感は少なく、転倒などのリスクも低い点が特徴である。そして、家をでている間にベッドメイキングをする、入浴中に夕食の片付けをする(下記動画参照)など、主に住民のいない場所で稼働するよう設計されているため、よりその存在を感じることは少ない。

多様なラインナップと垂直統合型の強み

現在開発中のプロダクトラインナップの全体像も公開された。

都市型の「Urban Series」、海沿いの「Ocean Series」、自然豊かな「Mountain Series」として、東京都内、横浜、福岡、軽井沢、富津などでの展開が進められている。2026年5月に販売を開始したファーストモデル「MW目黒」は、販売初日に買付申込を受領し、1,000件を超える問い合わせを獲得するという異例の反響を呼んでいる。

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また、土地の仕入れから意匠設計、構造計算、施工管理、さらにはソフトウェア・AI開発、ロボット開発までを自社で一貫して行う「垂直統合型」の開発スタイルもMWの強みである。

今後は、今回のトレーラーハウスでのデモンストレーションを超えた、住宅でのデモンストレーションも予定されている。2028年には「MW bot」搭載住宅の販売を予定しており、年間数百棟規模の量産化や海外展開も視野に入れている。

共働き世代の増加による家事負担や、独居高齢者の介護といった日本の社会課題に対し、住宅そのものが解決策となる「Living Home」。「家事からの解放によって生まれる時間を、心の豊かさへと変える」というMWの理念は、今後の建築デザインとテクノロジーの融合における1つの明確な指針となるかもしれない。

MW Living Home 公式サイト
https://mwhome.design

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