東京・小平市の武蔵野美術大学 美術館・図書館にて、12月19日(土)まで所蔵品展が開催されています。
実用性が優先されがちなプロダクトデザインにおいて、既成の価値観とは異なる視点からデザインの意義を問い直すような作品を展示。ふたしかさがありながらも多くの可能性を秘めた領域を拓いていく、これまでにない個性的なプロダクトを紹介。また、同館が新たに収蔵した、倉俣史朗(1934-1991)の名作椅子として知られる〈How High the Moon〉の2019年復刻版や、プロダクト・デザイナーの小松 誠(1943- / 武蔵野美術大学名誉教授)がデザインした花器《TANGO vases》、小泉 誠(1960- / 同大学空間演出デザイン学科教授)がデザインした時計《kehai》のほか、スイス・NAEF(ネフ)社のおもちゃなど、同館のコレクションから約40点が出展されます。
なお、会場がある武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスは、建築家・芦原義信(1918-2003)が、全体のマスタープランほか主要な校舎の設計を手がけ、美術館(旧美術資料図書館)も同氏の設計。同館の増築計画として計画され、藤本壮介(1971-)が設計した建物と隣接し、名称もあわせて〈武蔵野美術大学美術館・図書館〉となっています(図書館への立ち入りは在校生以外不可)。(en)
会期:2020年11月16日(月)〜12月19日(土)
開館時間:10:00-18:00(土曜、祝日は17:00閉館)
休館日:日曜
入館料:無料、予約不要(一般の方は守衛室および美術館受付にて受付票の記入あり)
会場:武蔵野美術大学美術館 アトリウム2(東京都小平市小川町1-736 鷹の台キャンパス内)
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
※新型コロナウイルス感染症の今後の拡大状況によって、会期が変更となる場合があります