青森県八戸市に今年11月に新しく〈八戸市美術館〉が開館するのを機に、県内5つの美術館が連携し、国内外に青森県の魅力を発進する青森県5館連携プロジェクトが昨秋、始動。ティザーサイトもオープンしています。
アート県・圏「青森」を目指したこのプロジェクトでは、有識者によるアートフォーラムや、共通テーマで開催する企画を予定。5つの美術館が連携し、各美術館が持っている魅力を地域としての魅力に発展させ、さらに国内外に発信していくことで、地域の振興に貢献していく計画です(運営:青森アートミュージアム5館連携協議会)。
「AOMORI GOKAN」プロジェクト参加美術館
青森県立美術館 / 青森公立大学国際芸術センター青森 / 弘前れんが倉庫美術館 / 八戸市美術館 / 十和田市現代美術館
プロジェクトロゴ デザイン・アートディレクター:野間真吾
なお、八戸市美術館の設計は、2017年(平成29)に実施された、設計者選定プロポーザルにおいて、西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体[*](東京都)が最優秀案に選定されています(発表:同年3月2日八戸市発表 / 下の画は基本設計概要版より / タカバンスタジオ主宰:浅子佳英)。
この新しい美術館の館長らが出席して、「AOMORI GOKAN」プロジェクトのキックオフイベントが開催されます。
各美術館の館長が登壇予定のほか、「新しい時代のアートの未来を考える」をテーマに、アート、観光、地域創生の分野の専門家を交え、館長とのトークセッションを行います。セッションに先立つ基調講演は、前森美術館館長の南條史生氏(エヌ・アンド・エー 代表取締役)が登壇。
本イベントを通して、5つの美術館、アートセンターの創造的な連携により、社会の活力を高めるアートのチカラと、アート県「青森」の未来を考える機会とします。
なお、本イベントは当初、2020年に開催される予定だったもの。COVOD-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止の観点から、基調講演とトークセッションは録画での配信となります。
当日はYouTubeにて配信。聴講無料、申し込み不要。
開催日時:2021年2月27日(土)13:30-15:30
会場:オンライン(下記URL・YouTubeにて配信)
https://www.youtube.com/channel/UCBD-k_J0M_CWqE9rfD5rthg
スケジュール:
第1部
基調講演「新しい時代のアートの未来」
講師:南條史生(エヌ・アンド・エー 代表取締役)
第2部
青森アートミュージアム5館連携協議会の紹介
杉本康雄(青森県美術館 館長)
八桁幸男(国際芸術センター青森 公立大学法人青森公立大学 理事長)
鷲田めるろ(十和田市現代美術館 館長)
三上雅通(弘前れんが倉庫美術館 館長)
佐藤慎也(八戸市美術館 館長)
第3部
トークセッション「新世紀に生まれた美術館、“アートの力”を考える」
・青森県五館連携 杉本館長
・青森県五館連携 鷲田館長
・パネラー 南條史生
・パネラー 大川朝子(昭文社 ことりっぷ担当)
・モデレーター 木ノ下智恵子(大阪大学共創機構社学共創部門 准教授)
配信チャンネル(AOMORI GOKAN YouTube公式)
https://www.youtube.com/watch?v=HyYc6hJVddY
「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」ティザーサイト
http://aomorigokan.com/