建築情報学会(AIS)[*1]主催「建築情報学会WEEK2025」が3月20日から25日まで開催されています。
プログラムの内容は、「建築情報学会WEEK2025」開催期間中に建築情報学会YouTubeチャンネルにて公開されています(注.終了後は後は会員限定での公開を予定)。
「建築情報学会WEEK2025」の各種プログラムのうち、24日まで行われる年次学術交流大会「ラウンド・テーブル・セッション」の採択セッションの1つとして、今晩・23日(日)20:30より、「大阪・関西万博における建築家集団の先進的な挑戦と未来への展望」と題したトークセッションが開催され、同刻よりYouTubeにてライブ配信が行われます。
今年4月13日に開幕する大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の会場内に建設される8棟のトイレ(概要は2024年5月31日掲載ニュースを参照)のうち、3つのトイレを設計した建築家らが登壇、それぞれのプロジェクトにおける先進的な取り組みについて議論する予定です。
トイレ2 見上げ(部分) 設計:Studio mikke+Studio on_site+Yurica Design and Architecture|小林広美 + 大野 宏+竹村優里佳
建設中のトイレ4(撮影:大竹央祐) 設計:浜田晶則建築設計事務所 / AHA
トイレ7(完成前) 設計:HIGASHIYAMA STUDIO+farm+NOD|鈴木淳平、村部 塁、溝端友輔
日時:2025年3月23日(日)20:30-21:30 予定
テーマ:大阪関西万博における建築家集団の先進的な挑戦と未来への展望
概要(予定):2025年4月から大阪・関西万博が開催される。万博会場内では若手建築家を中心とした仮設トイレ・休憩所などが多数設置される。世界中から人が集まることに期待し、小規模建築でありながらも「新しい建築の設計施工の在り方」を模索した様々な建築が実現されている。
今回オーガナイザーを務めるND3M[*2]では、大阪・関西万博会場敷地内に建設される仮設トイレの外装材の大型3Dプリントの技術協力を行ってきた。そこにはエンジニアと建築家そして施工者との密な議論があった。
本イベントでは、その議論の一部や取り組みを紹介しつつ、そのほかの仮設トイレを先進技術を用いて手掛けている建築家・技術者も登壇し、リアルな体験をもとに議論を行う。
万博の先の未来の建築の在り方について模索することで、「建築情報学会WEEK2025」ラウンド・テーブル・セッションにおける「Informatics and Intentionality」というテーマのもと、建築の実務設計・施工におけるリアルな視点から論じる。
オーガナイザー:池本祥子、鷲見 良、田住 梓(3氏いずれもND3M)
パネリスト:
鈴木淳平(HIGASHIYAMA STUDIO)+村部 塁(farm)/ トイレ7設計担当 ※NOD 溝端友輔は欠席
浜田晶則(浜田晶則建築設計事務所 AHA: Aki Hamada Architects)/ トイレ4設計担当
大野 宏(Studio On_site)+小林広美(studio m!kke)+竹村優里佳(Yurica Design and Architecture)/ トイレ2設計担当
使用言語:日本語
建築情報学会(AIS)ウェブサイト
https://ais-j.org/
建築情報学会(AIS)X
https://x.com/AISinfo_J
*1.建築情報学会(AIS: Architectural Informatics Society):池田靖史氏(慶應義塾大学SFC研究所 建築情報学)と豊田啓介氏(noiz共同主宰)が立ち上げの中心となり、2017年11月にキックオフ、2020年11月30日に設立された学会。両氏の対談や関連する論考などを、LIXIL出版(旧INAX出版)が2020年3月30日まで更新していたウェブマガジン『10+1 website』に掲載してきたほか、2018年3月に建築情報学会として公式のYouTubeチャンネルを開設し、準備会議の様子なども公開している。
*2.ND3M:建築を軸として、コンピュテーションデザイン(Computational Design)・デジタル ファブリケーション(Digital Fabrication)を専門に活動するギルド集団、任意団体
公式X
https://x.com/nagoya_d3m