スパイラルにて現代アート展「gyroid resonance」7/20まで開催、下田悠太+那須佐和子によるインスタレーションをガーデンにて展開、7/19出展作家によるトークイベントあり - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
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スパイラルにて現代アート展「gyroid resonance」7/20まで開催、下田悠太+那須佐和子によるインスタレーションをガーデンにて展開、7/19出展作家によるトークイベントあり

スパイラルにて現代アート展「gyroid resonance」7/20まで開催

下田悠太+那須佐和子によるインスタレーションをガーデンにて展開、7/19出展作家によるトークイベントあり

東京・南青山のスパイラルガーデンにて、現代美術作家らによる展覧会「gyroid resonance」が7月12日より開催されています。会期は7月20日まで。

槇文彦建築として知られる〈スパイラル〉の吹き抜け空間には、構造エンジニアの下田悠太氏が設計した自由形状の膜テンセグリティパビリオンが設置され、内部空間およびガーデンの回廊にて、現代美術家の那須佐和子氏が絵画作品を展示。それぞれの活動領域を超えたコラボレーションが作品〈構造の詩学〉 として発表されている(「ART OSAKA 2025」に続く出展)。

下田悠太+那須佐和子〈構造の詩学〉

下田悠太、那須佐和子〈構造の詩学〉 Photo: tetu kimura

下田悠太氏プロフィール:建築構造エンジニア / 在野研究者。1996年兵庫県生まれ。2021年東京大学大学院修了後、佐藤淳構造設計事務所に勤務。折り紙や生物に着想を得て、幾何学と力学を融合した建築形態を研究・制作する。コムデギャルソンへの技術提供など異分野連携も展開する。2023年より在野研究団体「Biomatter Lab」共同運営。2025年より明治大学兼任講師、東京藝術大学非常勤講師。主な受賞に「Forbes 30 Under 30 2023」などがある
那須佐和子氏プロフィール:1996年東京都生まれ、2021年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2023年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画第一研究室修了、同学O氏記念賞奨学金認定。これまでの個展に「ライナスの布」(KEN NAKAHASHI / 東京 2025年)、「Vestige」(NISO / ロンドン 2024年)、「Sunny, Rainy,」(biscuit gallery / 東京 2023年)、「slipped moonlight」(銀座 蔦屋書店 / 東京 2022年)、「灯台へ」(myheirloom / 東京 2022年)などがある

下田悠太+那須佐和子〈構造の詩学〉

下田悠太、那須佐和子〈構造の詩学〉 Photo: tetu kimura
構造物(パビリオン)は下田悠太氏の設計による自由形状の膜テンセグリティ構造

下田悠太+那須佐和子〈構造の詩学〉

下田悠太、那須佐和子〈構造の詩学〉 Photo: tetu kimura

 

本展について:
「gyroid resonance」は、biscuit galleryとAWASE gallery が共同で企画制作する“終わりのない螺旋”のような展覧会です。gyroid という不思議な曲面が空間を2つの迷宮に分けるように、立体と平面、建築とアート、2つの視点がスパイラルガーデンで響き合い、観る人を包み込む新しいアート体験を生み出します。
本展では、那須佐和子と下田悠太による「構造の詩学」をART OSAKAに続き、スパイラルガーデンのアトリウムで展示しています。
また、ギャラリーゾーンでは、新進気鋭の若手作家を中心としたグループ展を開催しています。

出展作家(主催者発表順):
那須佐和子、下田悠太
上條陽斗
網代幸介、梅原義幸、太田桃香、花月啓祐、勝木杏吏、後藤夢乃、北沢夕芸、清川漠、杉田万智、鈴木貴子、長沢楓、古川みさき、山田美優

ディレクション
AWASE gallery 松井 陸、山田康平
biscuit gallery 小林真比古、厚地由佳子

 

スパイラルガーデン「gyroid resonance」

上條陽斗〈Active Textile-Pillar〉

スパイラルガーデン「gyroid resonance」

上條陽斗〈forming patterns〉

上條陽斗氏プロフィール:2000年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士後期課程在籍。動的なプロセスを伴う製造手法から生まれる形態に関心をもち、コンピューテーショナル・ファブリケーションの研究と並行して、立体的に変形するテキスタイルを用いた作品を展開している。
2024年度未踏IT人材発掘・育成事業に採択され、富士吉田を拠点にジャカード織機による制作を開始。これまでの個展に「forming patterns」(TIERS GALLERY、東京、2025年)。主なグループ展に「つながるかたち展03」(駒場博物館、東京、2023年)などがある

スパイラルガーデン「gyroid resonance」

会期中に限り、会場では出展作家の作品も販売。7月19日には、下田氏ほか出展作家が登壇するトークイベントが14時より開催されます(予約不要、入退場フリー)。

「gyroid resonance」開催概要

会期:2025年7月12日(土)〜7月20日(日)
開場時間:11:00–19:00
会場:スパイラルガーデン
所在地:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F(Google Map
入場料:無料
主催:gyroid resonance製作委員会

詳細 イベント案内ページ
https://www.spiral.co.jp/topics/gyroid-resonance

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