これまで【TECTURE MAG】に掲載してきた、まもなく会期が終了する展覧会の記事をピックアップしてまとめました。
今年は、7月から9月にかけて「東京2020(オリンピック・パラリンピック競技大会)」が開催されたため、東京のまちを文化の面から盛り上げる、東京都ほか主催のオフィシャルプログラムが目白押しでした。それらのほとんどが、パラリンピック競技大会の日程最終日である、2021年9月5日(日)に終了します。
なお、都内・首都圏の各イベント会場では会期中、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大防止のため、臨時休場など当初のスケジュールが変更されたり、入館・入場制限をかけている場合もあります。最新の開催状況は、各会場または主催元のWebサイトやSNSを確認してください。(en)
都内 9/5まで!「パビリオン・トウキョウ2021」
国立競技場を中心としたエリア・都内10カ所
「パビリオン・トウキョウ2021」
参加クリエイター:藤森照信、妹島和世、藤本壮介、石上純也、平田晃久、藤原徹平、会田 誠、草間彌生、真鍋大度+ライゾマティクス
会期:2021年7月1日(木)~9月5日(日)
会場:国立競技場を中心にした都内各所:上記 / ビクタースタジオ前、明治神宮外苑 いちょう並木入口、国際連合大学前、旧こどもの城前、渋谷区役所第2美竹分庁舎、代々木公園 パノラマ広場付近、kudan house庭園、浜離宮恩賜庭園 延遼館跡、高輪ゲートウェイ駅改札内
鑑賞可能時間:各パビリオンごとに異なる(藤森照信作品内部見学は予約要)
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会
企画:ワタリウム美術館
「パビリオン・トウキョウ2021」の周遊MAP
9組10のパビリオン完全制覇を目指せ!
『TECTURE MAG』では、パビリオンが都内のどこに展示されているのかがわかる「周遊MAP」を作成。
広域におよぶ展示会場をさらに効率よく回るための参考として、電動マイクロモビリティ[LUUP]のシェアリングサービスポートの場所もあわせて表示されます。
東京都現代美術館 9/5まで!漫画「もしも東京」展
それぞれが思う 「もしもの東京」をテーマにした新作漫画を展示作品として描き下ろし、漫画作品で「東京」を残すというアートプロジェクト
参加漫画家(50音順)浅野いにお、安倍夜郎、石黒正数、石塚真一、市川春子、岩本ナオ、太田垣康男、大童澄瞳、奥 浩哉、小畑友紀、黒田硫黄、咲坂伊緒、出水ぽすか、萩尾望都、昌原光一、松井優征、松本大洋、望月ミネタロウ、山下和美、吉田戦車
会期:2021年8月4日(水)~9月5日(日)
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナード
入場料:無料 ※講堂内のみArtSticker経由での予約要
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京・東京都現代美術館
企画・運営:漫画「もしも東京」展実行委員会
詳細:https://mag.tecture.jp/event/20210811-35933/
9/5最終日にオンライントーク開催!
現代アートチーム目[mé]による〈まさゆめ〉
巨大な「誰かの顔」が東京の空に突如として浮かび上がる、現代アートチーム目[mé]によるゲリラ的アートプロジェクト〈まさゆめ〉。7月16日(金)と8月13日(金)に東京都23区内に出現し、SNSなどで話題となりました。
開催日程最終日の9月5日(日)には、目[mé]のメンバー3人(荒神明香、南川憲二、増井宏文)がプロジェクトを振り返る「顔報告会」もオンラインで開催されます。
都内 9/5まで!「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」プログラム一覧
上記の「パビリオン・トウキョウ2021」、漫画「もしも東京」展、「まさゆめ」は、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京の主催による、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」の公選プログラムの1つです。
全13のプログラムの一覧を以下にまとめました(終了しているイベントあり)。
ザ・コンスタント・ガーデナーズ / 隅田川怒涛 / TOKYO SENTO Festival 2020 / 東京大壁画 / TOKYO REAL UNDERGROUND / DANCE TRUCK TOKYO / パビリオン・トウキョウ2021 / 放課後ダイバーシティ・ダンス / 漫画「もしも東京」展 / まさゆめ / 世界無形文化遺産フォーラム / 光の速さ-The Speed of Light- / Light and Sound Installation “Coded Field”
kudan houseにて9/5まで!グループ展示
「The Still Point – まわる世界の静止点」
東京・九段の旧山口萬吉邸をリノベーションした〈kudan house〉館内でのグループ展。
現在、前述の「パビリオン・トウキョウ」の参加作品の1つ、石上純也が設計したパビリオン〈木陰雲〉が前庭に展開し、作品と連動して期間限定でオープンしている予約制レストラン「maison owl PROLOGUE(メゾンアウル・プロローグ)」が同じ館内で開催中。
出展アーティスト(順不同):猪瀬直哉、上田尚宏、小瀬真由子、河原 温、黒田辰秋、塩月寿籃、菅木志雄、杉本博司、高橋尚愛、名和晃平、宮島達男、和田 的、Uri Aran、Oliver Beer、Daniel Buren、Lucio Fontana、Sam Francis、Detanico Lain、Lee Ufan(李禹煥)
会期:2021年8月6日(金)~9月5日(日)
会場:kudan house(クダンハウス)
詳細:https://mag.tecture.jp/event/20210809-35668/
東京都庭園美術館 9/5まで!「ルネ・ラリック」展
本館+新館ギャラリー1にて
「アール・デコの館」として名高い、旧朝香宮邸・東京都庭園美術館本館と、新館を使ってルネ・ラリック展。新館ギャラリー1の展示デザインを、建築家の中山英之氏氏が担当しています。
会期:2021年6月26日(土)~9月5日(日)
開館時間:10:00-18:00(入館は閉館30分前まで)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
※日時指定予約制
詳細:https://mag.tecture.jp/event/20210731-35053/
伊勢丹新宿店にて、フレンチ・ブラジルのミッドセンチュリー家具の展示販売
フランスのシャルロット・ぺリアン、ブラジルのジョゼ・ザニーネ・カルダス、オスカー・ニーマイヤーら、フレンチミッドセンチュリー、ブラジリアンミッドセンチュリーの家具が揃う、「Chalet Haute 〜シャルロット・ペリアンとジョゼ・ザニーネ・カルダス 偉⼤な建築家、デザイナーが⼿掛けた家具〜」は、伊勢丹新宿店にて9月5日(日)まで。
展示期間:2021年8月25日(水)~9月5日(日)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
詳細:https://mag.tecture.jp/event/20210819-36897/
千葉学氏ら建築家も参加「東京ビエンナーレ2020/2021」
AR三兄弟が開発したAR連動展示を見逃すな!
東京都千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがる広域を会場とする国際芸術祭。
会場に指定されたポイントで、スマートフォンをかざすと、画面上に作品が現れる〈進撃の巨人ARアート〉や〈Small Mountain in Tokyo〉、サイクリストで知られる建築家の千葉学氏とAR三兄弟がコラボレーションした〈ビルクライム〉など。
ほか、長谷川逸子、竹内昌義+中田理恵、津村耕佑、宮永愛子、椿 昇、畠山直哉、内藤 礼、山崎 亮ら、国内外からアーティストやクリエイター、建築家らが多数参加。
会期:7月10日(土)~9月5日(日)※すでに終了、または開催延期のイベントあり
会場:千代田区、中央区、文京区、台東区ほか
詳細:https://mag.tecture.jp/event/20210901-tokyo-biennale/