『TECTURE MAG』は2020年4月創刊の次世代型デザインメディア
“空間デザインの未来をつくる”ことを創業以来のミッションとして掲げる、tectureが発行する次世代型デザインメディア『TECTURE MAG』では、新しいスタンダードをつくろうとするプロジェクトを日々紹介しています。
取材による特集記事のほか、BUSINESS(ビジネス)・PRODUCT(プロダクト)・コンペ&イベント(COMPE&EVENT)・施設や店舗の開業や海外建築のニュースをとりあげるCULTURE(カルチャー)などのコンテンツ枠にて、編集部によるキュレーション記事のほか、建築設計者向けの建材・家具検索プラットフォーム「TECTURE」の機能と連携しているPROPJECT(プロジェクト)で構成されています。
記事はほぼ毎日更新され、2022年も話題のニュースや注目のプロジェクトなど数多くのニュースを掲載してきました。
本稿では、今年1年を振り返り、ページビュー(PV)の多かったものを中心にまとめてみました(年末年始の期間中も随時更新)。
2022年ニュース TOP3
年間PV第1位!
全長170km高さ500mの直線高層都市!?
サウジアラビアとNEOMが発表した全長170km高さ500mの直線型高層都市〈THE LINE〉
サウジアラビア王国のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の指揮のもと、同国で進行中のスマートシティ建設の大規模プロジェクト「NEOM」のプロジェクトを紹介した海外ニュースです。
まるでSF映画のような規模で都市を建設、しかも100%再生可能エネルギーで稼働するとのこと。SNS上でも繰り返しリツイートや本記事URLを引用しての投稿が多数みられた、大注目のプロジェクトです。
全長170km高さ500mの直線型高層都市!?サウジアラビアとNEOMが発表した垂直にも展開する未来都市〈THE LINE〉
年間PV第2位!
ルイ・ヴィトンと草間彌生が東京の街をジャック!
増上寺、渋谷ほか都内各所でコラボコンテンツを展開
現代アーティストの草間彌生氏とルイ・ヴィトンとのコラボレーションによる「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマ コレクション」に新アイテムが加わるを記念したプレ・ローンチイベント。11月29日から12月29日までの期間中、日によっては『TECTURE MAG』トップページを上回るPVを記録し、更新しました。
なお、2023年1月2日(月・振休)に、東京・原宿駅前に「ルイ・ヴィトン × 草間彌生」ポップアップストアもオープンを予定しています。
年間PV第3位!
〈チームラボボーダレス〉がお台場から虎ノ門・麻布台に移転
アマン、ジャヌが開業する新街区の地下に2023年オープン予定【記者発表会レポート】
東京の地下鉄神谷町駅と六本木1丁目の中間エリアにて、森ビルが進めている大型再開発「虎ノ門・麻布台プロジェクト」。世界的なラグジュアリーブランド・アマンのブランデッドレジデンス〈アマンレジデンス 東京〉と、同ブランド系列のホテル〈ジャヌ東京〉が開業するほか、ヘザウィック・スタジオや藤本壮介建築設計事務所など、国内外の著名な設計事務所が参画していることでも第注目のプロジェクトです。にぎわいを生み出すコンテンツの1つとして、お台場での営業を2022年8月末日で終了した〈チームラボボーダレス〉が、約8.1ヘクタールの敷地内の一角、地下空間に建設されます。
〈チームラボボーダレス〉がお台場から虎ノ門・麻布台に移転、アマン、ジャヌが開業する新街区の地下に2023年オープン予定【記者発表会レポート】
なお、チームラボは、2022年12月24日に同社として過去最大規模の没入型ミュージアム〈teamLab Massless Beijing(チームラボマスレス 北京)〉を開業しています。
そのほかよく読まれた2022年の特集 / 編集部による取材記事
特集記事
【対談】佐藤可士和×谷尻 誠
「ブランディングと建築、これからの建築とデザイン」#01〜#03
ブランディングの領域はどこにある!?
Dialogue: Kashiwa Sato × Makoto Tanijiri #01〜#03
クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏と、建築家であり起業家としての顔ももつ谷尻 誠氏の対談。
数々の企業ブランディングを手掛ける佐藤氏は、建築とブランディングの関係をどのように考えているのか? そして、ブランディングに関わる空間づくりを手掛ける谷尻氏は、ブランディングと事業の関係をどうみているのか?
ブランディングの本質と空間との関わりが、互いの実践を通して浮かび上がります。
特集・取材記事
ニュー・シモキタ出現! 下北線路街 全面開業
「下北線路街」が全面開業、ニューノーマル時代に即した「駅前開発」とは?
2020年4月に創刊して以降、『TECTURE MAG』編集部が注目して何度か新着情報を掲載してきた「下北線路街」に関するニュースを1つにまとめ、その全面開業を伝えました。現地での取材も順次で行っています。
「下北線路街」は、小田急電鉄が、地元住民との対話を重ねつつ、世田谷区とも連携して進めてきた大規模な開発プロジェクトです。
小田急電鉄の段階的な線路の地下敷設化に伴い、東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅の3駅間には東西に長い空地が生まれ、その旧線路跡地には、ホテル、温泉旅館、保育園、商業施設など、主要としては13もの施設が誕生しました。ツバメアーキテクツが手がけた新しい形態の商店街〈BONUS TRACK〉もその1つです。
特集
2025年大阪・関西万博 カウントダウン!
注目のパビリオンなど建築・デザインの最新情報まとめ
2025年日本国際博覧会(2025年大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサーに建築家の藤本壮介氏が就任し、各テーマ事業のプロデューサー8名もあわせて発表されたのが2020年7月。翌年には、迎賓館・大催事場・小催事場の各設計者が若手建築家を対象に公募され、同年11月に審査結果が発表されました。
2022年には、7月に藤本壮介がデザインして世界最大級の木造建築となる大屋根(リング)の最新イメージビジュアルと万博会場内配置図が公開されたほか、永山祐子氏がパナソニックのパビリオンを設計することが明らかに。
本稿は、これまで発信してきた「大阪・関西万博」のニュースをわかりやすく1つにとりまとめたものです(随時更新予定)。
そのほかよく読まれた2022年のニュース・キュレーション記事
2022年読まれたニュース
3Dプリンタで家を建てる時代へ!
「フジツボ モデル」開発プロジェクト概要
「フジツボ モデル」とは、“世界最先端の家で人類を豊かにする”ことを理念に掲げるスタートアップ企業・セレンディクス(兵庫県西宮市)が立ち上げた、一般消費者が買える3Dプリンタ住宅の開発プロジェクト。
3Dプリンタによる造形や教育で最先端をゆく、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター(代表:慶應義塾大学環境情報学部教授 田中浩也)が研究・設計に参画し、監修も担当しています。
個人向け3DP住宅「フジツボモデル」共同開発計画をセレンディクスが発表、田中浩也教授率いる慶應大 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター監修
このニュースの翌月末に発表された、セレンディクスによる3Dプリンタ住宅「Sphere(スフィア)」の発売へ向け、サンワカンパニー業務提携を開始したニュースも、『TECTURE MAG』ではPVの高い記事でした。
2022年読まれたニュース
大成建設が技術開発したプロジェクションマッピングによる墨出し
建設現場において、設計図面などをプロジェクションマッピングを利用して床面に投影し、原寸大図面から墨出しを行う技術「T-iDigital MARKING」を開発したというニュース。
2022年読まれたニュース
「棚田の美」とは? SNS上で議論を呼ぶ。
隈研吾建築都市設計事務所が設計・デザインを担当した〈界 由布院〉
星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」の新しい宿泊施設の開業ニュース。敷地に元からあったランドスケープを生かし、施設の主役として、日本の四季の移り変わりを感じとれる「棚田」を据えています。
2022年読まれたニュース
静岡の廃校がグランピングリゾートに
旧小学校のプール、体育館、家庭科室、校庭をフル活用
学校統合に伴い、2021年3月末に閉校した島田市立湯日小学校の再生事例。閉校前に島田市が実施した公募型プロポーザルによって、21の貸切テントと共同の大型テントなどを有するグランピング施設へと再生されました。
2022年読まれたニュース
大阪中之島美術館にHAY(ヘイ)の直営店2店舗目がオープン!
内装ディレクションは倉本仁氏が担当
HAY(ヘイ)は、デンマークでロルフ・ヘイ(Rolf Hay)氏が2002年に設立したインテリアプロダクトブランドです。東京・表参道〈GYRE〉にある直営店〈HAY TOKYO〉に続く待望の国内2号店〈HAY OSAKA〉が、大阪中之島美術館の1Fに昨春・2022年3月にオープンしました。
その後、在阪のテレビ番組などでも紹介されるなど、注目のショップです。
2022年読まれたニュース
隈研吾設計のあの建築がカプセルトイに!
フィギュアメーカーのケンエレファントから4種発売
角川武蔵野ミュージアム、高輪ゲートウェイ駅、浅草文化観光センター、サニーヒルズを緻密に再現したフィギュアコレクションです。
2022年読まれたニュース
海だけを感じる、1日1組限定のスモールホテル〈Nook The Peak〉
2022年3月に淡路島に開業した〈Nook The Peak〉は、1日1組限定のホテル。海しか見えない、海だけを感じるための宿です。施設名称の「Nook(ヌーク)」とは、人目につかないところ、辺鄙(へんぴ)の意味。
設計は一級建築士事務所LTS設計(わきもとえつこ+脇本尚憲)が担当しています。
海しか見えない、海だけを感じる、1日1組限定のスモールホテル。淡路島に〈Nook The Peak(ヌーク ザ ピーク)〉が開業
『TECTURE MAG』では今年も取材や特集記事を多彩に準備中です。
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