6月に行きたい!TECTURE MAG厳選:展覧会・イベントまとめ - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
6月に行きたい!TECTURE MAG厳選:展覧会・イベントまとめ

21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「ガウディ:未来をひらく窓」ほか

[展覧会・イベントまとめ]6月は「素材と要素」にフォーカスした展覧会・イベントに出かけよう!

新緑の青葉を抜ける風が心地よい、初夏を迎える6月。今月は、建築を形づくる「素材(マテリアル)」や「要素(エレメント)」にフォーカスした5つの展覧会を紹介します。巨匠ガウディが「窓」に託した光と風の設計、村野藤吾氏が森と響き合わせるために描いた図面やスケッチ、気鋭の建築家・山田紗子氏による空間の実験、ALTEMYやOffice Yuasaなど若手建築家たちが模型を通して試みる建築実践、そして「ガラス」という素材が持つ透明性と構造美の探求。建築の解像度を上げ、素材や要素、空間の成り立ちに目を向ける展覧会・イベントへ出かけてみませんか?

編集部おすすめ

YKK AP ©Pere Vivas-Triangle Books

©Pere Vivas-Triangle Books

巨匠アントニ・ガウディ氏の没後100年を前に、バルセロナの世界遺産「パラウ・グエル(グエル邸)」で開催された展覧会のコンセプトを引き継ぎつつ、彼の建築を「窓」から読み解くユニークなサテライト展。パラウ・グエル(グエル邸)などの名作に見られる、光と風を取り込み、室内と街を繋ぐ、ガウディ建築ならではの独特な窓の思想に迫ります。本展では、映像や資料展示に加え、模型を実際に動かしたりデザインしたりできる体験型の展示を通じ、巨匠の創造性を身体感覚で学ぶことができます。窓という身近な要素から、ガウディ氏の創造性や自然との向き合い方を見つめ直す展覧会です。

ガウディ:未来をひらく窓
会期:2026年5月16日(土)〜2026年7月12日(日)
会場: 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3


©︎八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

©︎八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

日本を代表する建築家・村野藤吾氏の晩年の名作であり、村野氏が設計した最後の公設美術館である「八ヶ岳美術館」。開館46年を迎える今春、同館の設計プロセスを紐解く建築展が、新緑が美しい原村の森の中で開催されています。本展では、設計前の貴重なイメージスケッチや実際の施工図面、建築模型などの資料を選りすぐり、村野が建築に込めた意図とその変遷を辿ります。さらに、当初の図面に描かれていたものの実現していなかった「カフェテラス」を、学生たちの手によって森の中に再現したインスタレーションも出現。建築という要素が自然環境という素材とどう響き合うのか、村野氏の造形思想や自然との向き合い方を読み解きます。

村野藤吾建築展「森との対話~八ヶ岳美術館の設計プラン」
会期
:2026年3月28日(土)〜2026年6月28日(日)
会場:八ヶ岳美術館


(左)Photo © Rumi Ando、Illustration © Kokoro Suzuki(右)© Yosuke Ohtake

(左)Photo ©Rumi Ando、Illustration ©Kokoro Suzuki(右)©Yosuke Ohtake

気鋭の建築家・山田紗子による個展。山田氏は、日々複雑さを増す現代の世界を「多声的(ポリフォニー)」と捉え、自然や生物、周辺環境が不協和音をも巻き込みながら共鳴する、生き生きとした建築・環境を模索してきました。本展では、ギャラリー空間そのものを一つの実験の場とし、山田氏が探求してきた多声的な環境観が展開されます。型を破り、他者や環境との応酬を促すようなドローイングや設計プロセスが重なり合う空間は、建築を構成する要素がどう結びつき、新たな環境を立ち上げるのかが提示されています。

山田紗子展 parallel tunes
会期
:2026年4月16日(木)〜2026年7月12日(日)
会場
:TOTOギャラリー・間


©︎寺田倉庫株式会社

©︎寺田倉庫株式会社

ALTEMYやOffice Yuasaをはじめ、国内外で活躍する新進気鋭の建築家8組が参加する、建築家たちの実践や思考を紹介する展覧会。タイトルの「波板と珊瑚礁」は、異なる時間軸やスケール、生成の速度が重なり合いながら共存する建築的な状態の比喩。言葉や図面では捉えきれない建築家それぞれの思索の軌跡が、本展のために制作された多様な模型群として物質化されています。目の前の現実を少し遠くに置き、建築家たちがそれぞれの方法で世界を捉える実践に触れられます。

波板と珊瑚礁 ‐ 建築を遠くに投げる八の実践
会期:2026年4月21日(火)〜2026年9月13日(日)
会場:WHAT MUSEUM


©︎TEAM TECTURE MAG

©︎TEAM TECTURE MAG

1930〜80年代の海外デザインや日本未上陸プロダクトをセレクトする清澄白河の「gallery topso」による企画展。本展では、インテリアにおいて透明性と構造美をあわせ持つ「ガラス」という素材を主役にした家具にフォーカスします。建築やインテリアに広く用いられる素材であるガラスが、空間の内部で「家具」という自立したエレメントになったとき、どのような光の陰影やディテールを生み出すのか。ヴィンテージ家具を含め、ポストモダン期を含むさまざまな時代の作品が展示され、素材の使い方や構造表現の変遷を辿りながら、ガラスの持つ魅力と構造美の探求に迫ります。

ガラスの家具展
会期:2026年5月16日(土)〜2026年7月5日(日)
会場:gallery topso(ギャラリートプソ)


6月開催の注目イベント


このほかにも、『TECTURE MAG』ではさまざまなイベント情報を紹介中です(随時更新)。お見逃しなく!

参照元:gallery stoopプレスリリース、gallery stoop公式ページYKK APニュースリリース八ヶ岳美術館公式ページ

トップ画像:gallery stoopプレスリリース、YKK AP ニュースリリースより

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