日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)が2021年11月に構想を発表し、2024年4月に同学目白キャンパスに新設予定(届出中)の「建築デザイン学部(仮称)」と、同じく2024年度に大学院に開設予定(構想中)の「建築デザイン研究科(仮称)」の続報です。
特別招聘教員として、建築家の東 利恵、隈 研吾、妹島和世の3氏の就任が発表されました(日本女子大学 2023年6月22日プレスリリース)。
同大学は、日本初の女子高等教育機関として1901(明治34)年の開校。これまでに、学長の篠原氏をはじめ、今回発表があった東と妹島の両氏のほか、赤松佳珠子氏(シーラカンスアンドアソシエイツ)、宮 晶子(miya akiko architecture atelier)、貝島桃代氏(アトリエ・ワン)といった国内外で活躍する建築家を輩出していることでも知られています。
新設される「建築デザイン学部(仮称)」(学部長予定:佐藤克志教授)は、1948年(昭和23)に生活芸術科として設立され、1962年に独立した家政学部住居学科が母体。「建築デザイン学部(仮称)」開設の目的は、住居学科の教育、すなわち「利用者や居住者の立場から考える」をよりどころとしつつ、居住・建築・都市といった人々の生活を包含する「環境」を理解しデザインする専門性の高い人材を育成すること。大学院の「建築デザイン研究科(仮称)」は、学部での学びをさらに深化させる教育機関となります。
各氏のコメント:
東 利恵氏
「頭の中で考えていた建築空間が出来上がりその中に身を置く時の感激は毎回忘れることのできない瞬間です。大変なこともありますが、それすら必要だったことと思える仕事です。この仕事の楽しさを大学で伝えていきたいです。」隈 研吾氏
「新しい建築デザイン学部を、新しい時代、新しい生活をリードする拠点として世界に向けて発信したいと思っています。」妹島和世氏
「建築をデザインすることは、私たちをとりまく自然や環境、社会や経済、そして文化や生活に深く関係し、その影響は多岐にわたります。小さいこと、大きなこと、いろいろな事について、学生の皆さんと一緒に考え、よりよい未来を考える手助けになればと思います。」
#日本女子大学 YouTube「建築デザイン学部 建築デザイン学科 紹介MOVIE」(2023/02/27)
篠原聡子氏(日本女子大学学長)コメント
「建築デザイン学部を開設するにあたり、3名の世界的な建築家を特別招聘教員としてお迎えすることといたしました。
東利恵氏は、本学の卒業生であり、星野リゾートをはじめとするさまざまなプロジェクトを世界で手掛けられております。長年、非常勤講師として本学学生の指導にもあたってこられました。
隈研吾氏の業績につきましては、すでに申し上げるまでもありませんが、地方都市でのコワーキングスペース〈KuMO〉の展開など、新たなライフスタイルの提案も行っておられます。また、多くの本学学生が隈研吾建築都市設計事務所でインターシップを経験させていただいております。
妹島和世氏も、本学卒業生で、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞の受賞者です。本学120周年記念事業であるキャンパス再整備のグランドデザインを手掛けていただき、大学院の設計スタジオも担当いただいておりました。
3名の特別招聘教員は、建築デザイン学部の学生に大きな刺激を与えてくれることと確信しております。」
詳細は決まり次第、同大学のウェブサイトなどで発表されます。
ティザーページ
https://www.jwu.ac.jp/unv/academics/architecture_and_design/index.html
日本女子大学 公式Webサイト
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