CULTURE

日本女子大学が「建築デザイン学部(仮称)」を2024年春開設予定

大学院「建築デザイン研究科(仮称)」の設置構想も後日に発表

CULTURE2021.11.26

2021年11月26日初掲、12月5日〈百二十年館〉内外観画像計3点追加、2023年2月16日続報 同大学院「建築デザイン研究科(仮称)」設置構想を追記

日本女子大学(東京都文京区)は、現在の家政学部住居学科を独立させ、2024年4月に「建築デザイン学部(仮称)」を目白キャンパスに新設する構想を発表しました。

同大学は、日本初の女子高等教育機関として1901(明治34)年に開校、今年で120周年を迎えます。私立の女子大学では唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境と伝統を有する女子総合大学の名門校です。

母体となる家政学部住居学科は、1948年(昭和23)に生活芸術科として設立されました。その後、1962年に住居学科として独立、現在までに5,390名の卒業生を世に送り出しています。
1956年には建築士の資格取得が可能なカリキュラムを導入。数多くの女性建築家を輩出してきました。代表的な卒業生としては、同大学の現学長を務める篠原聡子氏(1981年卒、1983年大学院修了)をはじめ、妹島和世氏(1979卒、1981年大学院修了)、東 利恵氏(1982年卒)、赤松佳珠子氏(1990年卒)氏、貝島桃代氏(1991年卒)らの名が挙げられます。

なかでも妹島氏は、キャリアとしては初めて、キャンパス全体のデザインを母校にて担当。今年3月にII期工事を終えた「目白の森のキャンパス」がグランドオープンしています。

日本女子大学 百二十年館

日本女子大学 目白キャンパス II期工事で完成した〈百二十年館〉の外観
基本設計:妹島和世建築設計事務所・佐々木睦朗構造計画研究所
実施設計・工事監理:妹島和世建築設計事務所・清水建設設計共同企業体
実施設計監修:佐々木睦朗構造計画研究所

〈百二十年館〉施設概要
日本女子大学創立百二十周年記念事業の一環として、2021年2月に竣工。1階・地下1階に、大中小の合計23の教室とJWUラーニング・コモンズかえでがあり、2・3階には、教育学科を除く人間社会学部の研究室がある。地下のパティオは、学生の憩いの場であり、また学生の発表の場としてのイベントスペースにもなる。(日本女子大学Webサイト「目白キャンパス施設紹介」ページより)

「目白の森のキャンパス」グランドオープン(2021年3月26日発表)
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/vision120/news/20210326.html

日本女子大学 百二十年館

〈百二十年館〉中庭の景観

日本女子大学 百二十年館

〈百二十年館〉内観 ラーニング・コモンズ(かえで)

「建築デザイン学部(仮称)」構想を発表した日本女子大学によれば、建築学部は全国的には10以下の大学にしか設置されておらず、昨今の学修領域は、建築学のみにとどまらず、デザインや意匠、歴史、建造物の保存再生など、多岐の領域にわたっており、建築学部学科を志す受験生は近年、増加しているとのこと。
新設される「建築デザイン学部(仮称)」では、建築デザインと居住環境デザインの2つを学修領域とする予定です(2021年11月発表時点)。

日本女子大学 百二十年館

〈百二十年館〉 提供:日本女子大学

日本女子大学「建築デザイン学部(仮称)」

日本女子大学 目白キャンパス 百二十年館(画像提供:日本女子大学)

日本女子大学 篠原聡子学長からのメッセージ
このたび、日本女子大学において、国際文化学部(仮称)に続き、建築デザイン学部(仮称)を構想することになりました。母体となる家政学部住居学科は、世界的な建築家である妹島和世氏、星野リゾートをはじめとする多くの建築を手がけている東利恵氏、設計事務所アトリエ・ワンを共宰し、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の教授である貝島桃代氏、株式会社シーラカンスアンドアソシエイツを共宰し、法政大学教授で日本学術会議の連携会員を務める赤松佳珠子氏など、著名な建築家をこれまでに多数、輩出してきました。2024年開設に向け、より広い視野を持ち、同時に生活世界への繊細な眼差しを持ったデザイナー、研究者、職業人の育成を目指した構想を進めてまいります。日本女子大学は、これからも国際社会の持続的発展に寄与できる女性の活躍を推進します。

日本女子大学における改称・改組は、2022年4月に予定している理学部二学科(「数物情報科学科」および「化学生命科学科」)の名称変更、2023年4月の「国際文化学部(仮称)」開設(構想中)に続く改革となります。
「建築デザイン学部(仮称)」構想が実現した場合、同大学の学部は、家政・文・人間社会・理・国際文化(仮称)と併せ、六学部体制となる見込み。定員は未定(2021年11月時点、2023年2月に発表あり・下記参照)。
詳細が決まり次第、大学のウェブサイトなどで順次発表される予定です。(en)

建築設計の授業の様子

家政学研究科 住居学専攻での授業の様子(提供:日本女子大学)

ティザーページ
https://www.jwu.ac.jp/unv/academics/architecture_and_design/index.html


大学院「建築デザイン研究科(仮称)」設置構想を発表

2023年2月16日続報・日本女子大学大学院「建築デザイン研究科(仮称)」設置構想を発表。
なお、同学の大学院としては、1996年の理学研究科設置以来の新研究科設立となります。

研究科名称:建築デザイン研究科(仮称)
専攻名称:建築デザイン専攻
授与する学位名称:修士(建築デザイン)
定員:20名
開設時期:2024年4月(予定)
開設場所:日本女子大学 目白キャンパス

日本女子大学プレスリリース(2023年2月16日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000073471.html


日本女子大学 公式Webサイト
https://www.jwu.ac.jp/unv/

日本女子大学 公式SNS
Facebook. @Official.JWU
Instagram. @japan_womens_university
Twitter. @JWU_official

 

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続報

CULTURE2023.06.23

東利恵、隈研吾、妹島和世の3氏が日本女子大学の特別招聘教員に就任

続報:開設予定の「建築デザイン学部(仮称)」&「建築デザイン研究科(仮称)」関連

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